第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

〔経営環境〕

当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の第7波で感染者数が急増したものの、社会経済活動の正常化が進み、緩やかに持ち直しました。旅行や外食等で持ち直しの動きがみられるなど、個人消費は緩やかに持ち直しました。また、設備投資、生産も持ち直しの動きがみられました。一方、新型コロナウイルスの感染拡大による供給制約やウクライナ情勢等を背景にした世界的な物価高騰などから企業収益は一部に弱さが残るものの、総じてみれば改善し、雇用情勢も持ち直しました。

こうした経済環境のもと、日経平均株価は、世界的な物価高騰に対する各国の金融政策の影響などから27,000円台から25,000円台まで下落したものの、米国の利上げペースの減速観測により米国株が堅調に推移したことや国内企業の好決算などから29,000円台まで回復しました。しかし、世界経済の後退懸念などから期末にかけて25,000円台まで落ち込みました。この間円相場は、米国との金利差などから、1ドル120~140円台まで円安が進みました。9月22日には一時1ドル145円台後半まで急落し、24年ぶりに円買いの為替介入が行われました。

地元経済におきましては、全国と同様に新型コロナウイルス感染症の影響が和らいだことなどから、個人消費や観光関連が緩やかに持ち直しました。また、設備投資が高水準で推移するなど、全体として緩やかに持ち直しました。ただし、物価高騰や海外情勢の影響など先行き不透明感があります。

 

〔財政状態〕

当第2四半期連結会計期間末における財政状態につきましては、総資産は現金預け金の減少等により、前連結会計年度末比1兆1,728億円減少12兆9,964億円となり、純資産は前連結会計年度末比241億円減少6,473億円となりました。

主要勘定の残高につきましては、預金は個人預金の増加等により、前連結会計年度末比95億円増加9兆9,333億円、譲渡性預金は公共預金の増加等により、前連結会計年度末比924億円増加3,316億円となりました。

貸出金は公共向けの増加等により、前連結会計年度末比5,388億円増加8兆3,384億円となりました。

有価証券は国債及び外国証券の減少等により、前連結会計年度末比968億円減少2兆2,554億円となりました。

 

〔経営成績〕

当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、経常収益は、国債等債券売却益の増加によるその他業務収益の増加等により、前年同期比232億56百万円増加1,108億59百万円となりました。

一方、経常費用は、国債等債券売却損の増加によるその他業務費用の増加等により、前年同期比156億48百万円増加859億86百万円となりました。

この結果、経常利益は前年同期比76億7百万円増加248億73百万円となりました。また、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比56億62百万円増加171億95百万円となりました。

 

セグメント情報ごとの業績を示すと次のとおりであります。

a.銀行業

経常収益は前年同期比245億98百万円増加925億69百万円となり、セグメント利益は前年同期比94億39百万円増加266億円となりました。

b.リース業

経常収益は前年同期比1億96百万円増加196億46百万円となり、セグメント利益は前年同期比1億47百万円増加10億64百万円となりました。

c.その他

経常収益は前年同期比5億31百万円減少57億41百万円となり、セグメント利益は前年同期比6億円減少し 12億82百万円となりました。

 

国内・国際業務部門別収支

当第2四半期連結累計期間の資金運用収支は前年同期比50億91百万円増加して496億42百万円、信託報酬は前年同期比35百万円増加して72百万円、役務取引等収支は前年同期比11億4百万円増加して85億1百万円、特定取引収支は前年同期比3億27百万円増加して4億80百万円、その他業務収支は前年同期比56億44百万円減少して△27億26百万円となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第2四半期連結累計期間

40,923

3,627

44,550

当第2四半期連結累計期間

45,808

3,834

49,642

 うち資金運用収益

前第2四半期連結累計期間

41,810

6,935

6

48,739

当第2四半期連結累計期間

46,305

9,785

7

56,083

 うち資金調達費用

前第2四半期連結累計期間

887

3,308

6

4,189

当第2四半期連結累計期間

497

5,951

7

6,441

信託報酬

前第2四半期連結累計期間

36

36

当第2四半期連結累計期間

72

72

役務取引等収支

前第2四半期連結累計期間

7,432

△35

7,396

当第2四半期連結累計期間

8,525

△23

8,501

 うち役務取引等
 収益

前第2四半期連結累計期間

11,593

51

11,645

当第2四半期連結累計期間

12,571

54

12,625

 うち役務取引等
 費用

前第2四半期連結累計期間

4,161

87

4,248

当第2四半期連結累計期間

4,046

77

4,123

特定取引収支

前第2四半期連結累計期間

2

150

153

当第2四半期連結累計期間

14

466

480

 うち特定取引収益

前第2四半期連結累計期間

2

150

153

当第2四半期連結累計期間

14

466

480

 うち特定取引費用

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

その他業務収支

前第2四半期連結累計期間

3,582

△663

2,918

当第2四半期連結累計期間

4,758

△7,484

△2,726

 うちその他業務
 収益

前第2四半期連結累計期間

21,018

2,444

23,462

当第2四半期連結累計期間

25,196

9,613

34,810

 うちその他業務
 費用

前第2四半期連結累計期間

17,436

3,107

20,544

当第2四半期連結累計期間

20,438

17,098

37,536

 

(注) 1.「国内業務部門」は当社及び連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前第2四半期連結累計期間0百万円、当第2四半期連結累計期間0百万円)を控除して表示しております。

3.相殺消去額は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息額であります。

 

 

国内・国際業務部門別役務取引の状況

役務取引等収益は、前年同期比9億80百万円増加して126億25百万円となりました。

役務取引等費用は、前年同期比1億24百万円減少して41億23百万円となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第2四半期連結累計期間

11,593

51

11,645

当第2四半期連結累計期間

12,571

54

12,625

 うち預金・貸出業務

前第2四半期連結累計期間

3,662

0

3,662

当第2四半期連結累計期間

4,931

0

4,931

 うち為替業務

前第2四半期連結累計期間

3,496

46

3,542

当第2四半期連結累計期間

3,012

49

3,062

 うち信託関連業務

前第2四半期連結累計期間

49

49

当第2四半期連結累計期間

74

74

 うち証券関連業務

前第2四半期連結累計期間

1,550

1,550

当第2四半期連結累計期間

1,224

1,224

 うち代理業務

前第2四半期連結累計期間

241

241

当第2四半期連結累計期間

227

227

 うち保護預り・
 貸金庫業務

前第2四半期連結累計期間

78

78

当第2四半期連結累計期間

76

76

 うち保証業務

前第2四半期連結累計期間

298

3

302

当第2四半期連結累計期間

228

1

229

役務取引等費用

前第2四半期連結累計期間

4,161

87

4,248

当第2四半期連結累計期間

4,046

77

4,123

 うち為替業務

前第2四半期連結累計期間

783

77

860

当第2四半期連結累計期間

511

68

580

 

(注) 「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。

ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

 

 

国内・国際業務部門特定取引の状況

特定取引収益は、前年同期比3億27百万円増加して4億80百万円となりました。

特定取引費用は、前期及び当期ともに該当ありません。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

特定取引収益

前第2四半期連結累計期間

2

150

153

当第2四半期連結累計期間

14

466

480

 うち商品有価証券
 収益

前第2四半期連結累計期間

2

150

153

当第2四半期連結累計期間

14

466

480

 うち特定取引
 有価証券収益

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 うち特定金融
 派生商品収益

前第2四半期連結累計期間

0

0

当第2四半期連結累計期間

0

0

 うちその他の
 特定取引収益

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

特定取引費用

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 うち商品有価証券
 費用

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 うち特定取引
 有価証券費用

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 うち特定金融
 派生商品費用

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 うちその他の
 特定取引費用

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

 

(注) 1.「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。

2.内訳科目はそれぞれの収益と費用を相殺し、収益が上回った場合には収益欄に、費用が上回った場合には費用欄に、上回った純額を計上しております。

 

 

国内・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第2四半期連結会計期間

9,509,101

14,624

9,523,725

当第2四半期連結会計期間

9,881,513

51,873

9,933,387

 うち流動性預金

前第2四半期連結会計期間

6,496,925

6,496,925

当第2四半期連結会計期間

6,940,014

6,940,014

 うち定期性預金

前第2四半期連結会計期間

2,935,597

2,935,597

当第2四半期連結会計期間

2,867,196

2,867,196

 うちその他

前第2四半期連結会計期間

76,577

14,624

91,201

当第2四半期連結会計期間

74,303

51,873

126,176

譲渡性預金

前第2四半期連結会計期間

355,793

355,793

当第2四半期連結会計期間

331,623

331,623

総合計

前第2四半期連結会計期間

9,864,894

14,624

9,879,519

当第2四半期連結会計期間

10,213,137

51,873

10,265,010

 

(注) 1.「国内業務部門」は連結子会社の円建取引、「国際業務部門」は連結子会社の外貨建取引であります。

ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

3.定期性預金=定期預金+定期積金

 

 

国内・国際業務部門別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

7,705,724

100.00

8,338,423

100.00

 製造業

418,910

5.44

421,348

5.05

 農業、林業

89,430

1.16

93,247

1.12

 漁業

15,838

0.20

16,991

0.21

 鉱業、採石業、砂利採取業

5,963

0.08

4,040

0.05

 建設業

179,229

2.32

181,108

2.17

 電気・ガス・熱供給・水道業

205,572

2.67

215,334

2.58

 情報通信業

47,925

0.62

42,729

0.51

 運輸業、郵便業

171,676

2.23

167,065

2.00

 卸売業、小売業

645,575

8.38

650,319

7.80

 金融業、保険業

269,887

3.50

321,534

3.86

 不動産業、物品賃貸業

989,320

12.84

1,018,056

12.21

 各種サービス業

809,033

10.50

832,126

9.98

 政府・地方公共団体

1,465,537

19.02

1,863,078

22.34

 その他

2,391,823

31.04

2,511,441

30.12

特別国際金融取引勘定分

 政府等

 金融機関

 その他

合計

7,705,724

8,338,423

 

(注) 「国内」とは、連結子会社であります。

 

 

「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

○ 連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は、株式会社肥後銀行及び株式会社鹿児島銀行の2行であります。

  ① 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表)

資産

科目

前連結会計年度

2022年3月31日

当第2四半期連結会計期間

2022年9月30日

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

銀行勘定貸

9,035

100.0

11,719

100.0

合計

9,035

100.0

11,719

100.0

 

 

負債

科目

前連結会計年度

2022年3月31日

当第2四半期連結会計期間

2022年9月30日

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

9,035

100.0

11,719

100.0

合計

9,035

100.0

11,719

100.0

 

(注)共同信託他社管理財産については、前連結会計年度及び当第2四半期連結会計期間の取扱残高はありません。

 

  ② 元本補填契約のある信託の運用/受入状況(末残)

科目

前連結会計年度

2022年3月31日

当第2四半期連結会計期間

2022年9月30日

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

金銭信託

(百万円)

貸付信託

(百万円)

合計

(百万円)

銀行勘定貸

9,035

9,035

11,719

11,719

資産計

9,035

9,035

11,719

11,719

元本

9,035

9,035

11,719

11,719

負債計

9,035

9,035

11,719

11,719

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。

営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少等により1兆8,079億58百万円のマイナスとなりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却による収入等により664億95百万円のプラスとなりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により26億7百万円のマイナスとなりました。

以上の結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は、1兆8,659億40百万円となりました。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定、経営方針・経営戦略等若しくは指標等

当第2四半期連結累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定、経営方針・経営戦略等若しくは指標等について重要な変更等はありません。

 

(4) 主要な設備

当第2四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。

 

 

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

自己資本比率は、銀行法第52条の25の規定に基づき、銀行持株会社が銀行持株会社及びその子会社の保有する資産等に照らしそれらの自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(2006年金融庁告示第20号)に定められた算式に基づき、連結ベースについて算出しております。

なお、当社は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては基礎的手法を、それぞれ採用しております。

 

連結(単体)自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%)

 

2021年9月30日

2022年9月30日

九州フィナンシャルグループ
(連結)

 

九州フィナンシャルグループ
(連結)

 

肥後銀行

(単体)

鹿児島銀行

(単体)

肥後銀行

(単体)

鹿児島銀行

(単体)

1.連結(単体)自己資本比率(2/3)

11.08

10.24

10.70

10.78

10.07

10.51

2.連結(単体)における自己資本の額

6,322

2,913

2,986

6,402

3,019

3,005

3.リスク・アセットの額

57,029

28,443

27,898

59,367

29,959

28,586

4.連結(単体)総所要自己資本額

2,281

1,137

1,115

2,374

1,198

1,143

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、株式会社肥後銀行及び株式会社鹿児島銀行の中間貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに中間貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2 危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3 要管理債権

要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4 正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

株式会社肥後銀行(単体)の資産の査定の額

債権の区分

2021年9月30日

2022年9月30日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

79

88

危険債権

374

389

要管理債権

191

169

正常債権

39,177

43,550

 

 

株式会社鹿児島銀行(単体)の資産の査定の額

債権の区分

2021年9月30日

2022年9月30日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

62

74

危険債権

353

425

要管理債権

490

326

正常債権

37,895

39,993

 

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。