第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、緩やかな回復基調が続いており、個人消費及び輸出に持ち直しの兆しがみられています。また、企業収益は改善に足踏みがみられますが、雇用状況は改善傾向にあります。石油製品の国内需要は、依然として需要減退の傾向がみられ、低調な状況が続いております。

 期初1バレル34ドル台であったドバイ原油は、12月にOPECと非OPEC加盟国が協調減産で合意したことを受けて、供給過剰解消への期待が高まり、当第3四半期連結会計期間末は53ドル台となりました。

 為替相場は、期初の112円台から100円台まで円高に推移しましたが、11月の米国大統領選挙以降、米国金利が上昇しドル高が進展した結果、当第3四半期連結会計期間末は116円台となりました。

 このような経営環境の下、「第5次(2013~2017年度)連結中期経営計画」の4年目にあたり、当社グループといたしましては、引き続き4つの基本方針と6つの施策に基づき、事業ごと・地域ごとの協業・共同・統合を推し進め、経営の効率化を図るとともに、企業収益力の強化と企業価値の向上にグループ一丸となって取り組みました。

 こうした経営活動の結果、当第3四半期連結累計期間の連結経営成績は、売上高は1兆6,256億円(前年同期比△1,059億円)、営業利益は566億円(前年同期は営業損失196億円)、経常利益は501億円(前年同期は経常損失270億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は234億円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失486億円)となりました。

 各セグメントの業績を示すと次のとおりであります。

 

[石油事業]

 石油事業につきましては、前年同期比での原油価格の下落及び製品市況の低迷により売上高は減少しました。一方で、当第3四半期連結会計期間末における原油価格の上昇によるたな卸資産の在庫評価の影響が売上原価を押し下げました。その結果、売上高は1兆4,934億円(前年同期比△2,246億円)、セグメント利益は231億円(前年同期はセグメント損失436億円)となりました。

[石油化学事業]

 石油化学事業につきましては、前連結会計年度末に実施した丸善石油化学㈱の子会社化の影響により、売上高は2,527億円(前年同期比+2,162億円)、セグメント利益は127億円(前年同期比+125億円)となりました。

[石油開発事業]

 石油開発事業につきましては、前年同期比で原油販売価格が下落したことにより、売上高は327億円(前年同期比△64億円)、セグメント利益は90億円(前年同期比△54億円)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題はありません。

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、3,314百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更があり、その内容は次のとおりであります。

 丸善石油化学㈱の連結子会社化に伴い、石油化学事業におきまして、高機能性新素材開発などの研究が追加されております。

 

(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析

財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の連結財政状態といたしましては、総資産は1兆5,726億円となり、前連結会計年度末比で1,630億円増加しております。これは、主に原油価格上昇による売上債権・たな卸資産の増加及び石油開発事業での設備投資による固定資産の増加等によるものです。純資産は2,377億円となり、自己資本比率は8.2となりました。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

 当第3四半期連結累計期間において、生産及び販売の実績に著しい変動がありました。これは、石油化学事業におきまして、丸善石油化学㈱の連結子会社化などに伴うものです。