第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に

記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間(以下、当第2四半期)におけるわが国経済は、輸出や国内生産に弱さが見られるものの、雇用・所得環境の改善傾向が続いており、緩やかに回復していると見られています。しかしながら海外では、米国・中国間の通商問題が両国のみならず他国の貿易にも影響を及ぼし始め、世界経済の減速が懸念されています。これまでの貿易の枠組みの中で事業を展開することが困難になりつつあり、米国をはじめとする各国の通商政策には引き続き注視が必要となっています。

 国内食品業界では消費者の節約志向が定着する中、物流・人件費等のコスト上昇を受けて最終製品の値上げが相次ぐなど、事業環境は厳しくなっています。

 こうした状況のもと、当社グループでは国内事業において、豚肉市況の低迷をうけて食肉加工品部門の売り上げが伸び悩んだものの、輸入バター、チーズに対する旺盛な需要により、乳原料・チーズ部門の売上は底堅く推移しました。また、アジアにおける乳製品市場の拡大を背景にアジア事業部門の販売は堅調に推移し、特にチーズ製造販売部門では当第2四半期において過去最高の販売数量、売上高となりました。

 以上の結果、当第2四半期の業績は、売上高は577億12百万円(前年同四半期連結累計期間(以下、「前年同四半期」)比2.5%減)、営業利益は16億7百万円(前年同四半期比8.7%増)、経常利益は12億52百万円(前年同四半期比10.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億87百万円(前年同四半期比20.5%増)となりました。

 

 部門別状況につきましては、以下のとおりです。

乳原料・チーズ部門

 国産バターの不足傾向が続く中、しばらく高値で推移していた国際バター価格が値を下げはじめたことや独立行政法人農畜産業振興機構(以下「ALIC」)による入札が定期的に行われ、ユーザーが輸入バターを使用しやすい状況となったことから輸入バターの需要が高まり、販売は堅調に推移しました。さらにTPP11や日欧EPAなどの貿易自由化の影響から輸入チーズの需要も旺盛でチーズの販売も堅調に推移しました。一方、2017年度に発生した国内の脱脂粉乳不足をうけてALICが実施した追加輸入の結果、脱脂粉乳の供給が増加する中、それまで旺盛であった国内のヨーグルト需要が一服したことなどにより足元の脱脂粉乳需要は縮小し、販売は伸び悩みました。

 この結果、当第2四半期の乳原料・チーズ部門の販売数量は、100,139トン(前年同四半期比3.9%減)売上は

426億75百万円(前年同四半期比2.6%減)となりました。

 

食肉加工品部門

 前年後半より国産豚の生産量が増加し、消費者の国産志向が強い生肉需要の一部が輸入品から国産に置き換わったことやハム・ソーセージなど豚肉加工製品の販売が伸び悩んでおり、輸入豚肉の販売は軟調に推移しました。当社では仕入・販売ルートの多様化や新規商品の取り扱いを開始するなど販売を強化しているものの、販売数量、売上高はともに前年同期比でマイナスとなりました。

 その結果、当第2四半期の食肉加工品部門の販売数量は、10,511トン(前年同四半期比7.5%減)、売上は

61億4百万円(前年同四半期比7.7%減)となりました。

 

アジア事業その他

 アジア事業の乳原料販売部門では、日本向け乳調製品に使用される脱脂粉乳の販売が日本の脱脂粉乳需要の減少により伸び悩んだものの、アジアの多くの国で食の欧米化が定着する中、乳製品需要は拡大を続け乳製品原料の販売は堅調に推移しました。なかでも、現地企業向け販売については、当社の「調達力」、「情報力」、「サービス力」を競争力に取引が拡大しております。

 その結果、販売数量は27,892トン(前年同四半期比5.5%増)、売上高は73億3百万円(前年同四半期比0.0%増)となりました。

 アジア事業のチーズ製造販売部門では、主要な販売国であるシンガポール、マレーシア、中国におけるチーズ需要の拡大を背景として販売は順調に推移しました。また、タイでも拡大する乳製品市場に対応し、営業担当を増員するなど営業力を強化したことから、現地代理店向けの販売のほか、現地フードサービス向けの直接販売も増加しました。

 その結果、同部門の販売数量は1,804トン(前年同四半期比39.9%増)、売上高は12億84百万円(前年同四半期比28.8%増)となり、販売数量、売上高ともに過去最高となりました。

 以上により、当第2四半期のアジア事業その他の合計売上高は89億32百万円(前年同四半期比2.2%増)となりました。

 

 当社グループは、食品事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載は省略しております。

 

(2)財政状態の分析

 ①資産、負債および純資産の状況

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ11億22百万円減少し、478億45百万円となりました。

 

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末と比べ9億20百万円減少し、

454億16百万円となりました。主な要因は、受取手形及び売掛金が減少したこと等によるものとなります。

 

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末と比べ2億1百万円減少し、

24億29百万円となりました。主な要因は、固定資産の減価償却の進行により有形固定資産、無形固定資産がそれぞれ減少したこと等によるものとなります。

 

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末と比べ13億72百万円増加し、

253億52百万円となりました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金が増加したこと等によるものとなります。

 

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末と比べ26億54百万円減少し、

79億2百万円となりました。主な要因は、社債、長期借入金がそれぞれ減少したこと等によるものとなります。

 

 (純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末と比べ1億59百万円増加し、

145億90百万円となりました。主な要因は、繰延ヘッジ損益が減少したものの、利益剰余金が増加したこと等によるものとなります。

 

 ②キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ

4億34百万円増加し、39億11百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、25億6百万円(前第2四半期連結累計期間に使用した資金は43億88百万円)

なりました。これは主に売上債権、たな卸資産がそれぞれ11億22百万円、50百万円減少し、資金が増加した

こと等によるものとなります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果得られた資金は、2億33百万円(前第2四半期連結累計期間に使用した資金は6百万円)となり

ました。これは主に定期預金の解約等により資金が増加したこと等によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、22億50百万円(前第2四半期連結累計期間に得られた資金は45億84百万円)

なりました。これは主に短期借入金の返済による支出が増加し、資金が減少したためであります。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当する事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。