当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更があった事項は、以下のとおりです。変更箇所は下線で示しており、変更箇所の前後について記載を一部省略しております。また、以下の見出し及び本文中に付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 2 事業等のリスク」の項目番号に対応したものです。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(前略)
(9) 大規模災害等の発生に伴うリスク
当社は、日本全国に営業網を有して生命保険業を営んでおります。このため、地震、噴火、津波、台風、洪水、大雪等の大規模災害、新型インフルエンザ等の感染症の大流行、テロリズム、国家間紛争等の人的災害、水道、電気、ガス、通信・金融サービス等に係る社会的インフラの重大な障害や混乱等が発生した場合には、以下のような事態が発生する可能性があります。
・当初の想定を超える保険金の支払い又は保険契約解約の発生
・保険営業機会の減少や保険ニーズの低下による収入保険料の減少
・大規模感染症の拡大に伴う外出自粛要請の発令等による経済活動の停滞と、金融市場におけるリスク回避志向の高まりによる保有株式等の価値の毀損
・役員・従業員・関係者の被災・罹患あるいは災害拡大防止に伴う出勤者の減少による業務の停止又は停滞など正常な業務運営体制の確保の困難、事業継続・復旧のための費用の発生
・当社グループの本社、支店その他の設備や施設の損壊による業務の停止又は停滞と、事業継続・復旧のための費用の発生
・非常時における社会的要請等を踏まえた特別の取扱いやサービスの設定及びその適用事例が当初想定を超えて発生することによる損失の発生
当社では、保険金支払に備えて保険業法上の基準に従って危険準備金を積み立てるほか、十分な資金流動性の確保に努めております。また、万一の際に、保険会社として保険金支払などの重要な業務を確実に実施できる体制を確保するための業務継続計画を策定し、平時から定期的に危機管理役員連絡会の開催や防災訓練等を実施し、役員・従業員の危機管理意識向上を図るとともに、災害への対応状況を確認しております。さらに、危機発生時には危機管理委員会を中心に適切かつ迅速な対応をとる体制としております。
しかし、そうした対応が奏功しない、あるいは想定以上の災害が発生し、前述の事象が発生、拡大、長期化する場合には、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(新型コロナウイルス感染症への対応について)
当社グループでは、新型コロナウイルス感染症対策として、政府・自治体からの要請等に従い感染防止に努めております。さらに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う保険金支払や資産運用への影響等についても分析しております。
本書提出日現在において、当社グループでは、「2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症に対する保険金支払の増加による事業、業績及び財政状態への影響を認識しており、今後の感染拡大状況によっては、役員・従業員の感染者の増大あるいは感染拡大防止に伴う出勤者の減少による業務の停滞など、正常な業務運営体制の確保が困難となる場合があるほか、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が国内外で長期間にわたり続いた場合は、国内及び海外経済への深刻な影響や、想定を超える保険金等の支払いが発生する可能性があり、当社グループの事業、業績及び財政状態に更に影響を及ぼす可能性があります。
(後略)
当第1四半期連結累計期間における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況等に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
また、基礎利益(生命保険会社の基礎的な期間損益の状況を表す指標)については2023年3月期において、経済的な実態の反映及び各社間の取扱いに一貫性を持たせる観点から、計算方法について一部改正(為替に係るヘッジコストを基礎利益の算定に含め、投資信託の解約益を基礎利益の算定から除外)がなされております。当社も、当第1四半期会計期間より当該改正を適用しており、遡及処理の内容を反映させた数値で前年同期及び前事業年度との比較・分析を行っております。文中の基礎利益上の運用収支等の利回り(利子利回り)、順ざや、基礎利益の前年同期比の算出においては、上記の改正を反映した数値を用いております。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
営業面においては、当第1四半期連結累計期間における新契約年換算保険料は、個人保険が49億円増加し166億円(前年同期比42.0%増)、第三分野が7億円増加し12億円(同157.8%増)となりました。保有契約年換算保険料については、個人保険が857億円減少し3兆4,532億円(前連結会計年度末比2.4%減)(受再している簡易生命保険契約(保険)を含む)、第三分野が96億円減少し6,174億円(同1.5%減)(受再している簡易生命保険契約を含む)といずれも減少となりました。
資産運用面においては、円金利資産と円金利負債のマッチングを図るALMの観点から公社債を中心に運用しておりますが、資産運用の多様化を進めてきた結果、収益追求資産の占率は17.0%となりました。平均予定利率が前年同期並みの1.68%となった一方、基礎利益上の運用収支等の利回り(利子利回り)は、外国債券からの利息や金銭の信託で保有する国内株式等からの配当が増加したことから、前年同期比0.04ポイント上昇の1.87%となり、順ざやは前年同期と比べ67億円増加し264億円となりました。
当第1四半期連結累計期間における経常利益は、新型コロナウイルス感染症に対する保険金支払の増加等に加え、保有契約の減少等及び新しいかんぽ営業体制の構築等に伴う事業費等の増加等により、前年同期と比べ786億円減少し134億円(前年同期比85.4%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常利益の減少が大きく、価格変動準備金を戻し入れたものの、有価証券の減損に伴う税負担等により法人税等合計が前年同期並みとなったことから、116億円と前年同期と比べ295億円の減益(同71.8%減)となりました。
当第1四半期連結会計期間末の総資産額は、保有契約の減少に伴い保険契約準備金が減少したことに対応し、有価証券が減少したこと等から、前連結会計年度末に比べ1兆6,722億円減少し、65兆5,025億円(前連結会計年度末比2.5%減)となりました。
資産の部合計は、前連結会計年度末に比べ1兆6,722億円減少し、65兆5,025億円(前連結会計年度末比2.5%減)となりました。主な資産構成は、有価証券52兆5,288億円(同1.7%減)、金銭の信託4兆6,190億円(同2.1%増)及び貸付金4兆2,230億円(同0.7%減)となっております。
負債の部合計は、前連結会計年度末に比べ1兆5,613億円減少し、63兆1,923億円(前連結会計年度末比2.4%減)となりました。その大部分を占める保険契約準備金は、保有契約の減少により57兆3,932億円(同1.4%減)となりました。
純資産の部合計は、前連結会計年度末に比べ1,109億円減少し、2兆3,101億円(前連結会計年度末比4.6%減)となりました。純資産の部のうち、その他有価証券評価差額金は、前連結会計年度末に比べ1,037億円減少し、7,700億円(同11.9%減)となりました。
なお、当第1四半期連結会計期間末における連結ソルベンシー・マージン比率(大災害や株価の大暴落など、通常の予測を超えて発生するリスクに対応できる「支払余力」を有しているかどうかを判断するための行政監督上の指標の一つ)は、1,021.0%と高い健全性を維持しております。
経常収益は、前年同期と比べ561億円減少し、1兆6,089億円(前年同期比3.4%減)となりました。経常収益の内訳は、保険料等収入5,769億円(同10.4%減)、資産運用収益2,558億円(同8.9%減)、その他経常収益7,761億円(同4.9%増)となっております。
保険料等収入は、保有契約の減少等により、前年同期に比べ670億円減少し、5,769億円(前年同期比10.4%減)となりました。
資産運用収益は、金銭の信託で保有する有価証券の減損等に伴う金銭の信託運用益の減少等により、前年同期に比べ250億円減少し、2,558億円(前年同期比8.9%減)となりました。
その他経常収益は、責任準備金戻入額の増加等により、前年同期に比べ359億円増加し、7,761億円(前年同期比4.9%増)となりました。
経常費用は、前年同期と比べ224億円増加し、1兆5,954億円(前年同期比1.4%増)となりました。経常費用の内訳は、保険金等支払金が1兆4,219億円(同1.1%減)、資産運用費用が427億円(同209.2%増)、事業費が1,106億円(同17.3%増)、その他経常費用が201億円(同25.7%減)等となっております。
保険金等支払金は、新型コロナウイルス感染症に対する保険金支払が増加した一方で、保有契約が減少したこと等から、前年同期に比べ158億円減少し、1兆4,219億円(前年同期比1.1%減)となりました。
資産運用費用は、有価証券売却損及び有価証券評価損の増加等により、前年同期に比べ289億円増加し、427億円(前年同期比209.2%増)となりました。
事業費は、新しいかんぽ営業体制の構築等に伴い、業務委託手数料が減少した一方で人件費が増加したこと等から、前年同期に比べ163億円増加し、1,106億円(前年同期比17.3%増)となりました。
その他経常費用は、減価償却費の減少等により、前年同期に比べ69億円減少し、201億円(前年同期比25.7%減)となりました。
経常利益は、新型コロナウイルス感染症に対する保険金支払の増加等に加え、保有契約の減少等及び新しいかんぽ営業体制の構築等に伴う事業費等の増加等により、前年同期に比べ786億円減少し、134億円(前年同期比85.4%減)となりました。
特別損益は、前年同期に繰り入れとなっていた価格変動準備金について、当第1四半期連結累計期間において戻し入れたこと等により、前年同期に比べ453億円増加し、264億円の利益となりました。
契約者配当準備金繰入額は、前年同期に比べ38億円減少し、115億円(前年同期比25.1%減)となりました。
経常利益に、特別損益を加減し、契約者配当準備金繰入額及び法人税等合計を差し引いた親会社株主に帰属する四半期純利益は、経常利益の減少が大きく、価格変動準備金を戻し入れたものの、有価証券の減損に伴う税負担等により法人税等合計が前年同期並みとなったことから、前年同期に比べ295億円減少し、116億円(前年同期比71.8%減)となりました。
なお、当社の当第1四半期累計期間における基礎利益は、622億円(前年同期比37.8%減)となりました。
当第1四半期連結累計期間開始日以降、本第1四半期報告書提出日までにおいて、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営戦略及び対処すべき課題」について重要な変更があった事項は、以下のとおりです。変更箇所は下線で示しており、変更箇所の前後について記載を一部省略しております。また、以下の見出し及び本文中に付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営戦略及び対処すべき課題」の項目番号に対応したものです。
なお、文中の将来に関する事項は、本第1四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(前略)
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 従業員数
当第1四半期連結累計期間において、第16期有価証券報告書「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営戦略及び対処すべき課題」に記載のとおり、2022年4月から新しいかんぽ営業体制に移行しており、2022年6月30日現在、提出会社の従業員数は20,029名(うち、内務職員の従業員数は8,524名、営業職員の従業員数は11,505名)となっております。
なお、従業員数は、就業人員数(他社から当社への出向者を含み、当社から他社への出向者を除く。)であり、臨時従業員数(無期転換制度に基づく無期雇用転換者(アソシエイト社員等)を含み、派遣社員を除く。)は除いております。
(個人保険及び個人年金保険は、当社が独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構から受再している簡易生命保険契約を含みません。)
(単位:千件、百万円)
(注) 個人年金保険の金額は、年金支払開始前契約の年金支払開始時における年金原資と年金支払開始後契約の責任準備金額を合計したものであります。
(単位:千件、百万円)
(注) 1.件数は、新契約件数に転換後契約件数を加えた数値であります。なお、転換後契約とは、既契約の転換によって成立した契約であります。
2.個人年金保険の金額は、年金支払開始時における年金原資であります。
(単位:百万円)
(注) 1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間等で除した金額)。
2.医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障がいを事由とするものは除きます。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含みます。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。
(単位:百万円)
(注) 1.年換算保険料とは、1回あたりの保険料について保険料の支払方法に応じた係数を乗じ、1年あたりの保険料に換算した金額であります(一時払契約等は、保険料を保険期間等で除した金額)。
2.医療保障・生前給付保障等には、医療保障給付(入院給付、手術給付等)、生前給付保障給付(特定疾病給付、介護給付等)、保険料払込免除給付(障がいを事由とするものは除きます。特定疾病罹患、介護等を事由とするものを含みます。)等に該当する部分の年換算保険料を計上しております。
3.新契約年換算保険料は、新契約に係る年換算保険料に、既契約の転換による転換前後の年換算保険料の純増加分を加えた数値であります。
(単位:千件、百万円)
(注) 計数は、独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構における公表基準によるものであります。
(単位:百万円)
(注) 当社が独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構から受再している簡易生命保険契約について、上記「(参考1) 当社の保険引受の状況 (3) 保有契約年換算保険料明細表」に記載しております個人保険及び個人年金保険の保有契約年換算保険料と同様の計算方法により、当社が算出した金額であります。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。