第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

以下の記載における将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当行が判断したものであります。

 

業績の状況

(金融経済環境)

当第1四半期累計期間の経済情勢を顧みますと、世界経済の緩やかな回復が続きました。海外では、米欧経済は、緩やかな回復が続き、中国経済は、一部指標に減速の兆しもみられましたが、底堅く推移しました。わが国経済は、緩やかな拡大に転じつつあります。

金融資本市場では、わが国の10年国債利回りは、量的・質的金融緩和政策の下、0.1%を下回る水準で推移しました。米国の10年国債利回りは、6月に政策金利の引き上げが実施されましたが、政権運営の不透明感、緩慢な物価上昇等から一時2.1%程度まで低下しました。

外国為替市場は、対ドルでは、北東アジアを中心とする地政学リスクの高まり等から4月に一時108円台まで円高が進み、その後は、概ね110円をやや上回る水準での推移となりました。対ユーロでは、欧州政治情勢を巡る先行き不透明感の後退、欧州金融緩和策縮小観測の高まりからユーロ高が進み、円安基調となり、6月末にかけて128円台まで円安が進みました。

日経平均株価は、4月は概ね18,000円台で推移していましたが、企業収益の改善や好調な海外株式の上昇等から、6月には20,000円台を回復しました。

 

(事業の成果)

損益の状況については、当第1四半期累計期間の業務粗利益は、前年同期比335億円増加3,871億円となりました。このうち、資金利益は、国債利息の減少を主因に、前年同期比40億円減少3,039億円となりました。役務取引等利益は、前年同期比23億円増加241億円となりました。また、その他業務利益は、外国為替売買損益の増加等により、前年同期比352億円増加591億円となりました。

経費は、前年同期比42億円減少2,629億円となりました。

以上により、金利が低位で推移するなど厳しい経営環境下にあるものの、業務純益は前年同期比377億円増加1,241億円、経常利益は前年同期比313億円増加1,242億円、四半期純利益は前年同期比214億円増加893億円となりました。

財産の状況については、当第1四半期会計期間末における総資産は前事業年度末比6,850億円増加210兆2,539億円となりました。主要勘定につきましては、有価証券は前事業年度末比3兆2,483億円減少135兆5,440億円、貸出金は前事業年度末比3,125億円減少3兆7,516億円となりました。貯金残高は安定的に推移し、前事業年度末比1兆3,925億円増加180兆8,272億円となりました。

株主資本が前事業年度末に比べ46億円減少、評価・換算差額等が前事業年度末に比べ514億円減少し、純資産は11兆7,239億円となりました。株主資本のうち、利益剰余金は2兆2,293億円となりました。

 

当行は、銀行業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

当第1四半期累計期間における主な項目は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前第1四半期
累計期間

当第1四半期
累計期間

増減

業務粗利益

353,628

387,191

33,562

 資金利益

308,004

303,961

△4,042

 役務取引等利益

21,771

24,128

2,356

 その他業務利益

23,853

59,100

35,247

  うち外国為替売買損益

21,656

59,464

37,808

  うち国債等債券損益

1,903

△691

△2,594

経費(除く臨時処理分)

△267,245

△262,979

4,266

 人件費

△31,341

△32,081

△739

 物件費

△216,038

△211,275

4,762

 税金

△19,865

△19,622

243

業務純益(一般貸倒引当金繰入前)

86,383

124,211

37,828

一般貸倒引当金繰入額

17

△19

△36

業務純益

86,400

124,192

37,791

臨時損益

6,575

105

△6,470

 うち株式等関係損益

△5

△5

 うち金銭の信託運用損益

7,606

3,340

△4,265

経常利益

92,975

124,297

31,321

特別損益

△138

△37

101

 固定資産処分損益

△138

△37

101

税引前四半期純利益

92,837

124,260

31,422

法人税、住民税及び事業税

△27,353

△35,318

△7,964

法人税等調整額

2,400

433

△1,966

法人税等合計

△24,953

△34,884

△9,931

四半期純利益

67,884

89,375

21,491

 

(注) 1.業務純益=業務粗利益-経費(除く臨時処理分)-一般貸倒引当金繰入額

2.臨時損益とは、損益計算書中「その他経常収益・費用」から一般貸倒引当金繰入額を除き、金銭の信託運用見合費用及び退職給付費用のうち臨時費用処理分等を加えたものであります。

3.「金銭の信託運用見合費用」とは、金銭の信託取得に係る資金調達費用であり、金銭の信託運用損益が臨時損益に計上されているため、業務費用から控除しているものであります。

4.国債等債券損益=国債等債券売却益+国債等債券償還益-国債等債券売却損-国債等債券償還損-国債等債券償却

5.株式等関係損益=株式等売却益-株式等売却損-株式等償却

6.金額が損失又は費用には△を付しております。

 

 

① 国内・国際別収支

当行は、銀行業のみを単一のセグメントとし、海外店や海外に本店を有する子会社(以下「海外子会社」)を有しておりませんが、円建の取引を「国内業務部門」、外貨建取引を「国際業務部門」に帰属させ(ただし、円建の対非居住者取引は「国際業務部門」に含む。)、各々の収益・費用を計上した結果、国内業務部門・国際業務部門別収支は次のとおりとなりました。

当第1四半期累計期間は、国内業務部門においては、資金運用収支は2,324億円、役務取引等収支は239億円、その他業務収支は18億円となりました。

国際業務部門においては、資金運用収支は714億円、役務取引等収支は1億円、その他業務収支は572億円となりました。

この結果、国内業務部門、国際業務部門の相殺消去後の合計は、資金運用収支は3,039億円、役務取引等収支は241億円、その他業務収支は591億円となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前第1四半期累計期間

268,615

39,388

308,004

当第1四半期累計期間

232,491

71,470

303,961

うち資金運用収益

前第1四半期累計期間

328,672

131,043

69,963

389,752

当第1四半期累計期間

282,586

176,635

77,287

381,934

うち資金調達費用

前第1四半期累計期間

60,056

91,655

69,963

81,748

当第1四半期累計期間

50,095

105,164

77,287

77,973

役務取引等収支

前第1四半期累計期間

21,586

185

21,771

当第1四半期累計期間

23,953

174

24,128

うち役務取引等収益

前第1四半期累計期間

29,757

193

29,950

当第1四半期累計期間

32,525

182

32,707

うち役務取引等費用

前第1四半期累計期間

8,171

8

8,179

当第1四半期累計期間

8,571

7

8,578

その他業務収支

前第1四半期累計期間

866

22,986

23,853

当第1四半期累計期間

1,827

57,273

59,100

うちその他業務収益

前第1四半期累計期間

866

24,404

25,270

当第1四半期累計期間

1,827

65,265

67,093

うちその他業務費用

前第1四半期累計期間

1,417

1,417

当第1四半期累計期間

0

7,992

7,992

 

(注) 1.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前第1四半期累計期間4,797百万円、当第1四半期累計期間
4,675百万円)を控除しております。

2.「国内業務部門」、「国際業務部門」間の内部取引は、「相殺消去額(△)」欄に表示しております。

 

 

② 国内・国際別役務取引の状況

当第1四半期累計期間の役務取引等収益は327億円、役務取引等費用は85億円となりました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前第1四半期累計期間

29,757

193

29,950

当第1四半期累計期間

32,525

182

32,707

うち預金・貸出業務

前第1四半期累計期間

8,710

8,710

当第1四半期累計期間

9,108

9,108

うち為替業務

前第1四半期累計期間

15,666

173

15,839

当第1四半期累計期間

15,918

158

16,077

うち代理業務

前第1四半期累計期間

744

744

当第1四半期累計期間

765

765

役務取引等費用

前第1四半期累計期間

8,171

8

8,179

当第1四半期累計期間

8,571

7

8,578

うち為替業務

前第1四半期累計期間

931

2

934

当第1四半期累計期間

1,000

2

1,002

 

(注) 1.「国内業務部門」は円建取引、「国際業務部門」は外貨建取引であります。

2.当行は、海外店及び海外子会社を有しておりません。

 

 

③ 国内・国際別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

相殺消去額(△)

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前第1四半期会計期間

179,429,083

179,429,083

当第1四半期会計期間

180,827,249

180,827,249

流動性預金

前第1四半期会計期間

65,297,809

65,297,809

当第1四半期会計期間

70,630,739

70,630,739

 うち振替貯金

前第1四半期会計期間

13,305,205

13,305,205

当第1四半期会計期間

13,570,373

13,570,373

 うち通常貯金等

前第1四半期会計期間

51,604,340

51,604,340

当第1四半期会計期間

56,668,464

56,668,464

 うち貯蓄貯金

前第1四半期会計期間

388,262

388,262

当第1四半期会計期間

391,901

391,901

定期性預金

前第1四半期会計期間

113,969,520

113,969,520

当第1四半期会計期間

110,060,784

110,060,784

 うち定期貯金

前第1四半期会計期間

11,085,527

11,085,527

当第1四半期会計期間

9,789,412

9,789,412

 うち定額貯金等

前第1四半期会計期間

102,883,113

102,883,113

当第1四半期会計期間

100,271,372

100,271,372

その他の預金

前第1四半期会計期間

161,753

161,753

当第1四半期会計期間

135,725

135,725

譲渡性預金

前第1四半期会計期間

当第1四半期会計期間

総合計

前第1四半期会計期間

179,429,083

179,429,083

当第1四半期会計期間

180,827,249

180,827,249

 

(注) 1.「国内業務部門」は円建取引、「国際業務部門」は外貨建取引であります。

2.当行は、海外店及び海外子会社を有しておりません。

3.「流動性預金」=振替貯金+通常貯金等+貯蓄貯金
「通常貯金等」=通常貯金+特別貯金(通常郵便貯金相当)

4.「定期性預金」=定期貯金+定額貯金等+特別貯金(教育積立郵便貯金相当)
「定額貯金等」=定額貯金+特別貯金(定額郵便貯金相当)

5.貯金は銀行法施行規則の負債科目「預金」に相当するものであります。「振替貯金」は「当座預金」、「通常貯金」は「普通預金」、「貯蓄貯金」は「貯蓄預金」、「定期貯金」は「定期預金」に相当するものであります。「定額貯金」は「その他の預金」に相当するものでありますが、「定期性預金」に含めております。

6.特別貯金は独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構からの預り金で、同機構が日本郵政公社から承継した郵便貯金に相当するものであります。

7.特別貯金(通常郵便貯金相当)は独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構からの預り金のうち、同機構が日本郵政公社から承継した定期郵便貯金、定額郵便貯金、積立郵便貯金、住宅積立郵便貯金、教育積立郵便貯金に相当する郵便貯金で満期となったものなどであります。

 

 

④ 国内・国際別貸出金残高の状況

○ 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前第1四半期会計期間

当第1四半期会計期間

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

2,488,848

100.00

3,751,606

100.00

農業、林業、漁業、鉱業

製造業

21,803

0.87

電気・ガス等、情報通信業、運輸業

82,882

3.33

78,943

2.10

卸売業、小売業

10,487

0.27

金融・保険業

1,531,233

61.52

1,291,159

34.41

建設業、不動産業

12,099

0.48

14,049

0.37

各種サービス業、物品賃貸業

26,063

1.04

19,990

0.53

国、地方公共団体

630,160

25.31

2,164,866

57.70

その他

184,606

7.41

172,109

4.58

国際及び特別国際金融取引勘定分

3,300

100.00

政府等

金融機関

その他

3,300

100.00

合計

2,492,148

3,751,606

 

  (注) 1.「国内」とは本邦居住者に対する貸出、「国際」とは非居住者に対する貸出であります。

  2.当行は、海外店及び海外子会社を有しておりません。

3.「金融・保険業」のうち独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構向け貸出金は前第1四半期会計期間末1,213,564百万円、当第1四半期会計期間末947,393百万円であります。

 

(参考)

 

金融再生法開示債権(末残)

 

 

(単位:億円)

 

前第1四半期会計期間

当第1四半期会計期間

 

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

危険債権

0

要管理債権

 合計(A)

0

 正常債権

25,719

38,315

 総計(B)

25,719

38,315

 不良債権比率(A)/(B)

0.00