第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」からの重要な変更は次のとおりであり、変更箇所は下線で示しております。なお、以下の見出し及び本文中に付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「事業等のリスク」の項目番号に対応したものです。

本項において、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は、明示がある場合又は文脈上明らかな場合を除き、当中間連結会計期間の末日現在において当行グループが判断したものであります。

 

(9) 業務範囲の拡大等に係るリスク

当行グループは、新たな収益機会を得るために新規子会社を保有しようとする等の場合、郵政民営化法、銀行法の規制により必要となる当局の認可等を適時に取得できない可能性があります。なお、2025年6月27日付で日本郵政株式会社は当行の株式の2分の1以上を処分した旨を総務大臣に届け出ております。この日より前においては、当行が新規業務を開始する際には当局の認可を要するものとされておりましたが、この日以後は、当該認可は不要となり、代わりに新規業務を開始する旨及び当該事業の内容を内閣総理大臣及び総務大臣に届け出ること、並びに他の金融機関等との間の適正な競争関係及び利用者への役務の適切な提供を阻害することのないよう特に配慮を行うことが必要となります。しかし、当行が上記の要件を充足できない場合又は当局等が当行と異なる解釈をする場合には、当行の新規業務の開始が妨げられ、当行グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 

また、規制上必要な手続に従って業務範囲を拡大した場合でも、当行グループが限定的な経験しか有していない業務分野に進出した場合、競争の激しい分野に進出した場合等において、業務範囲の拡大が功を奏しない、又は、当初想定した成果をもたらさない可能性があります。その結果、当行グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 日本郵政株式会社との関係に係るリスク

① 日本郵政株式会社の当行の事業運営に対する影響

日本郵政株式会社は、以下の諸点を通じ、当行の事業運営に影響を及ぼす可能性があります。

(a) 議決権の行使等を通じた影響

日本郵政株式会社は、2025年3月末日現在において、当行の発行済株式総数(自己株式を除く。)のうち約50%を保有しており、当行の役員の選解任、他社との合併等の組織再編、減資、定款の変更等、当行の株主総会決議の結果に重要な影響を及ぼす可能性があります。

なお、2025年3月の日本郵政株式会社による当行株式の売出し及び2025年6月の日本郵政株式会社による同社が保有する当行株式に係る株式処分信託に対する拠出により、日本郵政株式会社の当行に対する議決権比率は50%を下回りましたが、当行に適用される会計基準のいわゆる実質支配力基準により、日本郵政株式会社は引き続き当行の親会社であることに変更はありません

引き続き日本郵政株式会社は、当行株式の保有を通じ、当行の役員の選解任、他社との合併等の組織再編、減資、定款の変更等、当行の株主総会決議の結果に重要な影響を及ぼす可能性があります。

また、日本郵政株式会社は、後記「5 重要な契約等」に記載の日本郵政グループ協定その他の契約や、日本国政府による日本郵政株式会社株式の保有等により、当行について他の一般株主と異なる利害関係を有しており、一般株主の期待と異なる議決権の行使を行う可能性があります。更に、当行以外の日本郵政グループ各社が、直接又は子会社等を通じて当行と競合し又は競合する可能性のある事業を行うなど、当行の一般株主の利益とは異なる観点で行動する可能性があります。

 

 

② 日本郵政株式会社による当行株式の追加処分の可能性

日本郵政株式会社は、2025年3月の日本郵政株式会社による当行株式の売出し実施前の時点において、当行の発行済株式総数(自己株式を除く。)のうち約62%を保有しておりましたが、当該売出し及び2025年6月の日本郵政株式会社による同社が保有する当行株式に係る株式処分信託に対する拠出により、日本郵政株式会社の当行に対する議決権比率は50%を下回りました。なお、郵政民営化法は、日本郵政株式会社が保有する当行株式は、その全部を処分することを目指し、当行の経営状況及びユニバーサルサービスの提供への影響等を勘案しつつ、できる限り早期に処分するものとしており、日本郵政株式会社は当行株式について、保有割合が50%以下になった以降も株式処分について検討を進める旨を公表しております。今後の株式売却の時期・規模等は未確定ですが、将来、当行株式の追加的な売却が行われ、又はかかる売却により市場で流通する当行の株式数が増え需給が悪化するとの認識が市場で広まった場合には、当行株式の流動性・株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。

また、日本郵政グループ協定等は、日本郵政株式会社の当行株式の保有割合にかかわらず、後記「5 重要な契約等」に記載の要件が満たされ解除されない限り、原則として存続しますが、日本郵政株式会社が当行株式を更に売却し、当行又は株式会社かんぽ生命保険が日本郵政株式会社の連結子会社でなくなった場合、これらの協定等の多くは見直すこととされているため、当行にとって不利な条件に変更される等の場合には、当行グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

一方、日本郵政株式会社の当行株式の保有割合は、郵政民営化法による他の銀行には課せられていない規制(「第1 企業の概況 3 事業の内容(参考)」をご参照ください。)が緩和される要件の一つであるため、日本郵政株式会社による当行株式の追加処分が行われない場合、当該緩和が、期待通りに進まず、当行の経営の自由度の拡大が実現しない可能性があります。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当行の中間連結財務諸表と中間財務諸表の差は僅少であるため、経営成績及び財政状態の状況に関する分析・検討内容の一部については、当行単体のものを記載しております。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、明示がある場合又は文脈上明らかな場合を除き、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

また、当行グループは、銀行業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(1) 当行グループの財政状態及び経営成績の状況

① 経営環境 

当中間連結会計期間の経済情勢を顧みますと、世界経済は、米国の関税政策の影響が懸念される中、米国を中心に底堅く推移しました。米国経済は、関税引き上げによる物価上昇が限定的にとどまる中、個人消費を中心に堅調に推移しましたが、労働市場の急減速を受け、2025年9月、FRB(連邦準備制度理事会)は2024年12月以来となる利下げを実施しました。ユーロ圏経済は、ECB(欧州中央銀行)が2025年4月と6月に利下げを実施する中、底堅く推移しました。日本経済は、米国による関税引き上げの影響が見られたものの、賃金・物価が上昇する中、内需の持ち直しもあり緩やかに回復しました。日本銀行は、株価が最高値を更新する中、2025年9月にETF等の処分を決定しました。

金融資本市場では、米国の長期市場金利は、貿易相手国への一律の追加関税及び国別相互関税の発表やその後の発効時期変更等の政策の変動により上下に振れた後、財政懸念から上昇する局面もありましたが、労働市場の弱さや景気減速懸念から、低下基調に転じました。また、日本の長期市場金利は、2025年4月に米国の関税引き上げ表明を受け一時1.1%台まで急低下しましたが、物価高が続く中、同年9月には1.6%台後半まで上昇しました。

また、海外クレジットスプレッドは2025年4月に急拡大した後、同年9月にかけて縮小傾向で推移しました。

ドル円相場は、米国の関税政策への懸念等から、2025年4月上旬の150円程度から下旬には一時140円程度まで円高が進行しましたが、各国との関税交渉進展等もあり円安が進行し、同年8月にかけて150円程度になった後、概ね140円台後半で推移しました。

S&P500種指数は、2025年4月上旬に一時5,000を割り込みました。その後は堅調な米国景気やFRBによる利下げ観測を受け上昇基調が続き、同年9月下旬に史上最高値を更新しました。

日経平均株価は、米国株式と同様に、2025年4月上旬に一時31,000円台まで急落しましたが、その後好調な米国株式市場や日米関税交渉合意等から上昇基調が続き、同年9月下旬に史上最高値を更新しました。

当行グループを取り巻く経営環境については、日本銀行による金融政策転換を受け、国内長期金利は上昇傾向にあり、今後も上昇基調が継続した場合には、日本国債等の新規投資利回りの向上等による収益改善が見込まれます。また、インフレ鎮静化を受けた米欧中央銀行の金融政策転換を背景に、海外短期金利が低下し、外貨調達コストの減少傾向は継続しております。

しかしながら、現下の金融経済環境は引き続き不透明な状況にあることから、ダウンサイドリスクには注意が必要であると認識しており、当行グループとしては適切なリスク管理の下、安定的な収益の確保に努めてまいります。

 

② 経営成績の分析

当中間連結会計期間の連結粗利益は、前年同期比905億円増加6,189億円となりました。このうち、資金利益は、外債投資信託からの収益や国債利息・日銀預け金利息の増加等により、前年同期比1,144億円の増加となりました。役務取引等利益は、前年同期比53億円の増加となりました。その他業務利益は、外国為替売買損益の減少を主因に、前年同期比292億円の減少となりました。

経費は、前年同期比114億円増加4,757億円となりました。

連結業務純益は、前年同期比788億円増加1,430億円となりました。

臨時損益は、プライベートエクイティファンド等からの収益が増加した一方、株式のリスク調整オペレーションに伴う売却益の減少を主因に、前年同期比462億円減少2,110億円となりました。

経常利益は、前年同期比326億円増加3,540億円となりました。通期業績予想の経常利益6,800億円に対し、進捗率は52.0%となりました。

親会社株主に帰属する中間純利益は、2,403億円と前年同期比175億円の増益となりました。通期業績予想の親会社株主に帰属する当期純利益4,700億円に対する進捗率は51.1%となりました。

 

前中間連結会計期間
(百万円)(A)

当中間連結会計期間
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

連結粗利益

528,451

618,953

90,501

 資金利益

452,648

567,082

114,434

 役務取引等利益

78,706

84,011

5,305

 その他業務利益

△2,903

△32,141

△29,237

  うち外国為替売買損益

△3,859

△32,484

△28,625

  うち国債等債券損益

872

66

△806

経費(除く臨時処理分)

△464,327

△475,790

△11,462

人件費

△54,212

△53,786

426

物件費

△389,889

△404,466

△14,577

税金

△20,226

△17,537

2,688

連結業務純益(一般貸倒引当金繰入前)

64,123

143,162

79,039

一般貸倒引当金繰入額

0

△143

△143

連結業務純益

64,123

143,019

78,895

臨時損益

257,300

211,068

△46,231

うち株式等関係損益

△37,624

19,635

57,260

うち金銭の信託運用損益

286,628

174,427

△112,200

経常利益

321,423

354,088

32,664

特別損益

△291

△101

189

固定資産処分損益

△289

△39

250

減損損失

△1

△62

△60

税金等調整前中間純利益

321,132

353,986

32,854

法人税、住民税及び事業税

△94,412

△103,749

△9,337

法人税等調整額

472

1,806

1,334

法人税等合計

△93,940

△101,942

△8,002

中間純利益

227,192

252,043

24,851

非支配株主に帰属する中間純利益

△4,359

△11,646

△7,287

親会社株主に帰属する中間純利益

222,832

240,396

17,564

 

 

(注) 1.連結業務純益=連結粗利益-経費(除く臨時処理分)-一般貸倒引当金繰入額

2.臨時損益とは、連結損益計算書中「その他経常収益・費用」から一般貸倒引当金繰入額を除き、金銭の信託運用見合費用及び退職給付費用のうち臨時費用処理分等を加えたものであります。

3.「金銭の信託運用見合費用」とは、金銭の信託取得に係る資金調達費用であり、金銭の信託運用損益が臨時損益に計上されているため、業務費用から控除しているものであります。

4.国債等債券損益=国債等債券売却益+国債等債券償還益-国債等債券売却損-国債等債券償還損-国債等債券償却

5.株式等関係損益=株式等売却益-株式等売却損-株式等償却

6.金額が損失又は費用には△を付しております。

 

 

(a) 損益の概要(単体)

当中間会計期間の業務粗利益は、前年同期比832億円増加6,111億円となりました。このうち、資金利益は、外債投資信託からの収益や国債利息・日銀預け金利息の増加等により、前年同期比1,109億円の増加となりました。役務取引等利益は、前年同期比52億円の増加となりました。その他業務利益は、外国為替売買損益の減少を主因に、前年同期比328億円の減少となりました。

経費は、前年同期比111億円増加4,741億円となりました。

業務純益は、前年同期比719億円増加1,367億円となりました。

臨時損益は、プライベートエクイティファンド等からの収益が増加した一方、株式のリスク調整オペレーションに伴う売却益の減少を主因に、前年同期比482億円減少2,048億円となりました。

経常利益は、前年同期比237億円増加3,416億円となりました。

この結果、中間純利益は、2,402億円、前年同期比163億円の増益となりました。

 

前中間会計期間
(百万円)(A)

当中間会計期間
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

業務粗利益

527,840

611,108

83,268

 資金利益

452,646

563,556

110,910

 役務取引等利益

78,098

83,310

5,212

 その他業務利益

△2,904

△35,758

△32,854

  うち外国為替売買損益

△3,860

△36,102

△32,241

  うち国債等債券損益

872

66

△806

経費(除く臨時処理分)

△463,016

△474,197

△11,180

人件費

△53,457

△52,863

593

物件費

△389,426

△403,900

△14,474

税金

△20,133

△17,433

2,699

業務純益(一般貸倒引当金繰入前)

64,823

136,910

72,087

一般貸倒引当金繰入額

2

△140

△143

業務純益

64,826

136,770

71,944

臨時損益

253,086

204,881

△48,205

うち株式等関係損益

△37,908

19,401

57,309

うち金銭の信託運用損益

286,628

174,427

△112,200

経常利益

317,912

341,651

23,738

特別損益

△289

△101

187

固定資産処分損益

△287

△39

248

 減損損失

△1

△62

△60

税引前中間純利益

317,623

341,550

23,926

法人税、住民税及び事業税

△94,300

△103,171

△8,870

法人税等調整額

577

1,905

1,328

法人税等合計

△93,723

△101,265

△7,542

中間純利益

223,899

240,284

16,384

 

(注) 1.業務純益=業務粗利益-経費(除く臨時処理分)-一般貸倒引当金繰入額

2.臨時損益とは、損益計算書中「その他経常収益・費用」から一般貸倒引当金繰入額を除き、金銭の信託運用見合費用及び退職給付費用のうち臨時費用処理分等を加えたものであります。

3.「金銭の信託運用見合費用」とは、金銭の信託取得に係る資金調達費用であり、金銭の信託運用損益が臨時損益に計上されているため、業務費用から控除しているものであります。

4.国債等債券損益=国債等債券売却益+国債等債券償還益-国債等債券売却損-国債等債券償還損-国債等債券償却

5.株式等関係損益=株式等売却益-株式等売却損-株式等償却

6.金額が損失又は費用には△を付しております。

 

(b) 国内・国際別の資金利益等(単体)

当行は、銀行業の単一セグメントであり、海外店や海外に本店を有する連結子会社(以下「海外連結子会社」)を有しておりませんが、円建の取引を「国内業務部門」、外貨建取引を「国際業務部門」に帰属させ(ただし、円建の対非居住者取引は「国際業務部門」に含む。)、各々の収益・費用を計上した結果、国内業務部門・国際業務部門別の資金利益等は次のとおりとなりました。

当中間会計期間は、国内業務部門においては、資金利益は2,562億円、役務取引等利益は837億円、その他業務利益は3億円となりました。

国際業務部門においては、資金利益は3,072億円、役務取引等利益は△4億円、その他業務利益は△361億円となりました。

この結果、国内業務部門、国際業務部門の相殺消去後の合計は、資金利益は5,635億円、役務取引等利益は833億円、その他業務利益は△357億円となりました。

 

イ.国内業務部門

 

前中間会計期間
(百万円)(A)

当中間会計期間
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

資金利益

160,444

256,280

95,835

資金運用収益

206,570

458,734

252,164

うち国債利息

115,405

167,720

52,315

資金調達費用

46,125

202,454

156,328

役務取引等利益

78,570

83,791

5,221

役務取引等収益

92,420

97,868

5,448

役務取引等費用

13,850

14,077

227

その他業務利益

△284

375

659

その他業務収益

464

900

435

その他業務費用

749

524

△224

 

 

ロ.国際業務部門

 

前中間会計期間
(百万円)(A)

当中間会計期間
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

資金利益

292,201

307,276

15,074

資金運用収益

624,835

634,391

9,556

うち外国証券利息

619,851

631,537

11,685

資金調達費用

332,634

327,115

△5,518

役務取引等利益

△471

△480

△9

役務取引等収益

176

202

25

役務取引等費用

648

682

34

その他業務利益

△2,619

△36,133

△33,514

その他業務収益

2,261

0

△2,260

その他業務費用

4,881

36,134

31,253

 

 

 

ハ.合計

 

前中間会計期間
(百万円)(A)

当中間会計期間
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

資金利益

452,646

563,556

110,910

資金運用収益

821,189

1,024,475

203,286

資金調達費用

368,542

460,918

92,375

役務取引等利益

78,098

83,310

5,212

役務取引等収益

92,597

98,071

5,473

役務取引等費用

14,498

14,760

261

その他業務利益

△2,904

△35,758

△32,854

その他業務収益

2,726

900

△1,825

その他業務費用

5,630

36,659

31,028

 

(注) 1.資金調達費用は、金銭の信託運用見合費用(前中間会計期間9,372百万円、当中間会計期間11,944百万円)を控除しております。

2.「国内業務部門」「国際業務部門」間の内部取引による相殺消去額(資金貸借に係る利息)は下表のとおりであります

 

前中間会計期間
(百万円)

当中間会計期間
(百万円)

国内業務部門・資金運用収益

10,216

68,651

国際業務部門・資金調達費用

10,216

68,651

 

 

(c) 役務取引等利益の状況(単体)

当中間会計期間の役務取引等利益は、前年同期比52億円増加の833億円となりました。

 

前中間会計期間
(百万円)(A)

当中間会計期間
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

役務取引等利益

78,098

83,310

5,212

為替・決済関連手数料

44,972

50,169

5,197

ATM関連手数料

19,351

19,238

△113

投資信託関連手数料

6,483

6,476

△7

その他

7,291

7,426

134

 

 

(参考) 投資信託・ゆうちょファンドラップの取扱状況

 

前中間会計期間
(百万円)(A)

当中間会計期間
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

販売金額

293,675

265,538

△28,137

残高

2,893,420

3,247,431

354,011

 

 

 

③ 財政状態の分析

当中間連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末比6,631億円減少232兆9,384億円となりました。主要勘定については、有価証券は前連結会計年度末比7,126億円増加144兆3,006億円、貸出金は前連結会計年度末比1兆3,966億円増加4兆5,272億円となりました。貯金残高は、定額貯金の残高減少を主因に、前連結会計年度末比2兆220億円減少188兆4,396億円となりました。

株主資本は、親会社株主に帰属する中間純利益の計上の一方、配当金の支払い及び自己株式の取得により、前連結会計年度末比36億円減少しました。その他の包括利益累計額は、海外のクレジットスプレッドの縮小等に伴い、前連結会計年度末比2,331億円増加し、純資産は9兆3,122億円となりました。株主資本のうち、利益剰余金は2兆7,760億円となりました。

 

(a) 預金残高の状況(単体)

当中間会計期間末の貯金残高は前事業年度末比2兆213億円減少188兆4,437億円となりました。

○ 預金の種類別残高(末残・構成比)

種類

前事業年度

当中間会計期間

増減

金額(百万円)

(A)

構成比(%)

金額(百万円)

(B)

構成比(%)

金額(百万円)

(B)-(A)

預金合計

190,465,032

100.00

188,443,712

100.00

△2,021,319

流動性預金

125,998,730

66.15

125,492,905

66.59

△505,824

振替貯金

12,166,082

6.38

11,935,495

6.33

△230,587

通常貯金等

112,991,897

59.32

112,729,770

59.82

△262,126

貯蓄貯金

840,749

0.44

827,640

0.43

△13,109

定期性預金

64,323,902

33.77

62,816,413

33.33

△1,507,488

定期貯金

8,601,820

4.51

9,713,880

5.15

1,112,060

定額貯金

55,722,082

29.25

53,102,532

28.17

△2,619,549

その他の預金

142,399

0.07

134,393

0.07

△8,006

譲渡性預金

総合計

190,465,032

100.00

188,443,712

100.00

△2,021,319

 

(注) 1.通常貯金等=通常貯金+特別貯金(通常郵便貯金相当)

2.貯金は銀行法施行規則の負債科目「預金」に相当するものであります。「振替貯金」は「当座預金」、「通常貯金」は「普通預金」、「貯蓄貯金」は「貯蓄預金」、「定期貯金」は「定期預金」に相当するものであります。「定額貯金」は「その他の預金」に相当するものでありますが、「定期性預金」に含めております。

3.特別貯金(通常郵便貯金相当)は独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構(以下「郵政管理・支援機構」)からの預り金のうち、郵政管理・支援機構が日本郵政公社から承継した定期郵便貯金、定額郵便貯金、積立郵便貯金、住宅積立郵便貯金、教育積立郵便貯金に相当する郵便貯金で満期となったものなどであります。

 

 

 

 

(b) 資産運用の状況(末残・構成比)(単体)

当中間会計期間末の運用資産のうち、国債は40.5兆円、その他の証券は87.8兆円となりました。

種類

前事業年度

当中間会計期間

増減

金額(百万円)

(A)

構成比(%)

金額(百万円)

(B)

構成比(%)

金額(百万円)

(B)-(A)

預け金等

64,888,087

28.18

63,264,667

27.51

△1,623,419

コールローン

2,135,000

0.92

1,445,000

0.62

△690,000

買現先勘定

8,463,537

3.67

8,678,919

3.77

215,381

金銭の信託

5,721,973

2.48

5,729,516

2.49

7,542

うち国内株式

616,571

0.26

651,271

0.28

34,699

うち国内債券

1,130,995

0.49

1,117,032

0.48

△13,963

有価証券

143,565,339

62.35

144,267,133

62.74

701,793

国債

40,342,652

17.52

40,559,040

17.64

216,387

地方債

5,600,875

2.43

5,606,710

2.43

5,835

短期社債

678,731

0.29

817,521

0.35

138,789

社債

9,483,343

4.11

9,363,614

4.07

△119,728

株式

33,383

0.01

52,112

0.02

18,728

その他の証券

87,426,352

37.97

87,868,133

38.21

441,781

うち外国債券

27,823,728

12.08

27,999,508

12.17

175,780

うち投資信託

59,437,328

25.81

59,711,962

25.97

274,634

貸出金

3,130,595

1.35

4,527,267

1.96

1,396,672

その他

2,340,330

1.01

1,997,353

0.86

△342,976

合計

230,244,864

100.00

229,909,859

100.00

△335,005

 

(注) 「預け金等」は日銀預け金、買入金銭債権であります。

 

 

(c) 業種別貸出金残高の状況(末残・構成比)(単体)

業種別

前事業年度

当中間会計期間

増減

金額(百万円)

(A)

構成比(%)

金額(百万円)

(B)

構成比(%)

金額(百万円)

(B)-(A)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

3,114,595

100.00

4,516,267

100.00

1,401,672

農業、林業、漁業、鉱業

製造業

194,802

6.25

191,050

4.23

△3,751

電気・ガス等、情報通信業、運輸業

105,883

3.39

175,350

3.88

69,467

卸売業、小売業

50,253

1.61

50,239

1.11

△14

金融・保険業

407,428

13.08

235,760

5.22

△171,668

建設業、不動産業

124,659

4.00

124,840

2.76

181

各種サービス業、物品賃貸業

81,104

2.60

108,756

2.40

27,651

国、地方公共団体

2,085,290

66.95

3,568,063

79.00

1,482,772

その他

65,172

2.09

62,206

1.37

△2,966

国際及び特別国際金融取引勘定分

16,000

100.00

11,000

100.00

△5,000

政府等

その他

16,000

100.00

11,000

100.00

△5,000

合計

3,130,595

4,527,267

1,396,672

 

(注) 1.「国内」とは本邦居住者に対する貸出、「国際」とは非居住者に対する貸出であります。

2.当行は、海外店及び海外連結子会社を有しておりません。

3.「金融・保険業」のうち郵政管理・支援機構向け貸出金は、前事業年度末34,618百万円、当中間会計期間末19,312百万円であります。

 

④ キャッシュ・フロー

キャッシュ・フローの状況については、営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比10兆9,776億円減少△1兆5,123億円、投資活動によるキャッシュ・フローは前年同期比2兆1,035億円増加1,913億円、財務活動によるキャッシュ・フローは前年同期比720億円減少△2,592億円となりました。その結果、現金及び現金同等物の当中間連結会計期間末残高は、前連結会計年度末比1兆5,802億円減少63兆588億円となりました。

 

(2) 主要な設備

当中間連結会計期間において、新たに確定した主要な設備の計画は次のとおりであります。

2025年9月30日現在

会社名

店舗名

その他

所在地

区分

設備の内容

投資予定金額

(百万円)

資金調達

方法

着手

年月

完了予定

年月

総額

既支払額

当行

更改

ゆうちょ総合情報システム(2026年度)

10,292

4,128

自己資金

2024年

3月

2026年

5月

 

 

 

 (参考) ポートフォリオの状況

 

1.ポートフォリオの概要

 


 

当行は、ALM(資産・負債の総合管理)の枠組みとして7つのポートフォリオを設け、当行の内部規程に基づく管理会計により管理しております。上図は、その概要をイメージ図として重要性の観点から簡略化して記載しております。(なお、ALMとは、有価証券等の資産や貯金等の負債の金利・期間を把握し、将来の金利変動等を予測した上で、市場・信用・流動性等のリスクを管理しつつ、収益の確保を図る管理手法です。)

 

① 円金利ポートフォリオ(日本国債ポートフォリオを含む。)

主に円金利リスクを取得・管理するポートフォリオです。日本国債、政府保証債、短期運用資産等の運用サイドに加え、調達サイド(貯金等)も含めて、円金利リスクを管理します。

② 日本国債ポートフォリオ

円金利ポートフォリオの内、運用サイド(短期運用資産等を除く。)を特に日本国債ポートフォリオと呼びます。

③ クレジット・ポートフォリオ

主に信用リスクを取得・管理するポートフォリオで、対象資産には国内外の地方債、社債等が含まれます。

④ 外国国債ポートフォリオ

主に外貨金利リスク、為替変動リスクを取得・管理するポートフォリオで、対象資産には外国国債等が含まれます。

⑤ 株式ポートフォリオ

主に株価変動リスクを取得・管理するポートフォリオで、対象資産には株式及び株式関連デリバティブ等が含まれます。

⑥ オルタナティブ・ポートフォリオ

主にオルタナティブ資産に係るリスクを取得・管理するポートフォリオで、対象資産にはプライベートエクイティファンド、不動産ファンド等が含まれます。

⑦ 地域リレーションポートフォリオ

主に貸付に係る信用リスクを取得・管理するポートフォリオで、地方公共団体向け貸付(郵政管理・支援機構向け貸出金を含む。)、法人向け貸付、地域活性化ファンド等への投資を実施します。

 

ポートフォリオ間の内部資金取引には、市場金利等をベースにした仕切りレートを、トランスファー・プライス(以下「TP」)として設定しております。

  

 

≪ポートフォリオ別資産の概要、期末残高≫                          (単位:億円)

 

2025年3月31日

2025年9月30日

円金利リスク資産(注1)

1,126,674

1,122,894

 

短期資産

686,045

681,429

国債・政府保証債

440,629

441,464

リスク性資産(注2)

1,079,149

1,082,543

 

地方債

56,008

56,067

社債等

74,877

74,274

外国証券等

779,159

780,223

貸出金

26,619

25,208

株式(金銭の信託)等

8,810

9,519

戦略投資領域(注3)

133,672

137,249

 

(注) 1.円金利ポートフォリオから調達サイド(貯金等)を除いたものとなります。

2.クレジット・ポートフォリオ、外国国債ポートフォリオ、株式ポートフォリオ、オルタナティブ・ポートフォリオ、地域リレーションポートフォリオの合計となります。

3.戦略投資領域は、オルタナティブ資産(プライベートエクイティファンド、不動産ファンド(エクイティ)等)、不動産ファンド(デット)、ダイレクトレンディングファンド、インフラデットファンド等であります。

 

2.ポートフォリオ別平残・損益の概要 

                                    (単位:平残/兆円、損益/億円)

 

2024年度

中間会計期間

2025年度

中間会計期間

平残

損益

平残

損益

全体

222.2

3,174

219.4

3,413

 

円金利ポートフォリオ

114.7

△1,958

111.3

△338

 

 

顧客性調達・営業

△3,474

△2,356

 

 

運用等

1,516

2,018

 

リスク性資産

107.4

5,132

108.0

3,752

 

(注) ポートフォリオ別平残は、期首残高と期末残高の平均であります。

 

 

ポートフォリオ別損益は、以下により算出しており、各ポートフォリオの損益の合計は当行の経常利益に概ね一致します。

損益=資金収支等(資金運用に係る収益から資金調達に係る費用を除いたもの(売却損益等を含む))+役務取引等収支(役務取引等収益-役務取引等費用)-経費(損益計算書上の営業経費に相当)

 

資金収支等は、社外との実際の取引、社内の内部取引(TPを設定)を、各ポートフォリオに帰属させ、その収益・費用を計上しております。例えば、円金利ポートフォリオ(顧客性調達・営業)には、貯金で調達した資金を同期間の国債で運用した利鞘等を、リスク性資産には、国債レート(TP)の社内取引で調達した資金を同期間の社債等で運用した利鞘(信用スプレッド)等を、計上しております。

 

役務取引等に係る収益・費用は、大部分が為替・決済業務や投資信託販売手数料などサービス・商品販売に係る手数料とその費用であり、主に円金利ポートフォリオ(顧客性調達・営業)に計上しております。

 

経費は、以下により各ポートフォリオに帰属させていますが、そのほとんどは円金利ポートフォリオ(顧客性調達・営業)に計上しております。

① 各ポートフォリオに直接帰属させることが可能な経費

ア 特定のポートフォリオと関係の深い部署の経費は、当該ポートフォリオに賦課

イ 複数のポートフォリオと関係の深い部署の経費は、業務に従事する社員数等に応じて各ポートフォリオに配賦

② 各ポートフォリオに直接帰属させることができない経費

各ポートフォリオの業務に従事する社員数に応じて配賦

 

以上により算出したポートフォリオ別損益を概観しますと、当行全体の経費のほとんどが賦課されることから、円金利ポートフォリオの損益は赤字となっております。しかし、国内金利の上昇により、円金利ポートフォリオ(顧客性調達・営業)がALM部署から受け取るTP収益が増加したことから、損益は改善しており、今後も国内金利の上昇が継続する場合は、更なる回復が期待されます。一方、リスク性資産の収益は、引き続きポートフォリオ全体の収益確保に貢献しております。

 

 

(自己資本比率の状況)

 

(参考)

自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は、国内基準を適用の上、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては標準的計測手法、マーケット・リスク相当額の算出においては標準的方式を採用しております。

 

 連結自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%)

 

2025年9月30日

1.連結自己資本比率(2/3)

15.67

2.連結における自己資本の額

95,687

3.リスク・アセット等の額

610,263

4.連結総所要自己資本額

24,410

 

(注) 連結総所要自己資本額は、上記3.に記載しているリスク・アセット等の額に4%を乗じた額であります。

 

 単体自己資本比率(国内基準)

(単位:億円、%)

 

2025年9月30日

1.単体自己資本比率(2/3)

15.68

2.単体における自己資本の額

95,583

3.リスク・アセット等の額

609,234

4.単体総所要自己資本額

24,369

 

(注) 単体総所要自己資本額は、上記3.に記載しているリスク・アセット等の額に4%を乗じた額であります。

 

(資産の査定)

 

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、当行の中間貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに中間貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

(1) 破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

(2) 危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

(3) 要管理債権

要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

(4) 正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記(1)から(3)までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

 資産の査定の額

債権の区分

2024年9月30日

2025年9月30日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

0

危険債権

0

0

要管理債権

正常債権

43,404

47,008

 

 

3 【重要な契約等】

当中間連結会計期間において、重要な契約等の決定又は締結等はありません。