第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

(1) 事業等のリスク

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載された事業等のリスクについての重要な変更はありません。

なお、「新型コロナウイルス感染症に関するリスクについて」に記載した内容についても同様に重要な変更はありません。

 

(2) 継続企業の前提に関する重要事象等

当社グループは、前連結会計年度において新型コロナウイルス感染症に係る行動制限が緩和されたことに伴い売上高は回復傾向にありましたが、経費の削減や各種助成金の活用を行ったものの3期連続で営業損失の計上に至りました。当第1四半期連結累計期間においても営業損失を計上している状態であること等から、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。

しかしながら当社グループでは、当第1四半期連結累計期間におけるレストラン事業の売上高は2,537,019千円(前年同四半期比50.6%増)と回復傾向にあること、また、当第1四半期連結累計期間におけるEBITDA(営業損失に減価償却費を加算した額)は54,106千円(前年同四半期連結累計期間は△48,508千円)であることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

またこの状況を打開すべく当社グループは、コロナ渦におけるメニューの創意工夫による売上原価及び人件費のコントロール、新規セグメントであるエステートビルドアップ事業において不動産SPC等ファンド組成による資金調達及び新規出店の推進等の対策を講じると共に、価値があがった不動産売却による収益構造の改善を進めてまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に係る行動制限が緩和されたことに伴い、経済活動は持ち直しの動きがみられた一方で、原材料価格の高騰、円安の進行等による国内景気や企業収益、個人消費への影響が懸念され、先行きは依然として予断を許さない状況が続いております。外食業界におきましては、2022年7月以降急拡大した新型コロナウイルス第7波やシルバーウィークに上陸した2度にわたる台風の影響により、外食を控える傾向による来客数の落ち込みや原材料や水道光熱費の高騰等、引き続き厳しい状況が続いております。

このような状況の中、当社グループでは、従来の「レストラン事業」におけるバッドロケーション戦略での出店で培ったノウハウや知見をもとに、食をベースに総合的なエリア開発を行うことで活性化した不動産の流動化により新たな収益を見込む「エステートビルドアップ事業」を2つ目の成長戦略の柱とし、「食から始まる日本創再生」に取り組んでおります。レストラン事業においては、ニューノーマルのライフスタイルにおける新しい外食時間として、時間の概念にとらわれず楽しんで頂けるメニューの提案や空間づくりに取り組むことで、新たな付加価値創出を図っております。また行政・自治体からの出店要請は引き続き強いニーズがあると考えられ、出店エリアを厳選したうえで新規出店に伴う運営体制の構築に取り組んでおります。エステートビルドアップ事業においては淡路島北西海岸を舞台に展開する食を通じた地方創再生プロジェクト「Frogs FARM ATMOSPHERE」におきまして、飲食店、宿泊施設の展開等、地域の皆さまや賛同者との協業を推進しております。また同エリアにおきまして、2014年に閉校となった淡路市立尾崎小学校の跡地をリノベーション開発し、地域コミュニティの中心であった学校という場において、近隣住民や地元生産者と共に「雇用の創出、定住人口・交流人口の増加、地元交流」を目的に食を始めとした周辺環境と調和する施設構成により、住みたくなる街づくりを推進しております。また昨今の経営環境に対応するため、店舗運営子会社ごとの適切かつきめ細やかなオペレーションの実施により、人件費の見直しや家賃、広告宣伝費を中心とした経費の見直し等にも取り組み、収益性の改善に努めております。

当第1四半期連結累計期間における当社及び連結子会社の店舗の増減といたしましては、レストラン事業のバッドロケーションにおいて3店舗をクローズ、大学・その他において期間限定で1店舗をオープン、エステートビルドアップ事業において期間限定店舗を1店舗クローズし、当第1四半期連結会計期間末における当社グループの運営する店舗数は93店舗となっております。

 

① 財政状態

(資産)

現金及び預金の減少951,221千円及び販売用不動産の増加337,870千円等により、総資産は前連結会計年度末に比べ753,182千円減少し8,139,784千円となりました。

 

(負債)

未払法人税等の減少389,213千円及び長期借入金の減少146,301千円等により、負債は前連結会計年度末に比べ680,970千円減少し5,844,413千円となりました。

 

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して、72,211千円減少し2,295,371千円となりました。これは主に利益剰余金の減少72,752千円によるものであります。

 

② 経営成績

当第1四半期連結累計期間における当社グループの売上高は2,762,974千円(前年同四半期比9.2%増)、営業損失は32,400千円(前年同四半期は営業損失153,497千円)、経常損失27,378千円(前年同四半期は経常利益305,643千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失28,470千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益200,076千円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は以下のとおりであります。

 

(a) レストラン事業

店舗運営に関しましては、店舗運営子会社における各店舗の状況に合わせたきめ細かい店舗運営に取り組み、ビアガーデンやバーベキュー、こたつテラス等季節に応じた店舗運営、営業企画やイベントの立案、コロナ禍におけるソーシャルディスタンスを保った安心安全なテラスの活用や、中食需要の高まりから店舗外商品の販売強化を目的にECサイトの充実など、顧客満足度の向上と収益性を安定させる取り組みを実施しております。

この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は2,537,019千円(前年同四半期比50.6%増)となり、セグメント損失は64,275千円(前年同四半期はセグメント損失437,529千円)となりました。

 

i バッドロケーション

バッドロケーション戦略におきましては、大型・複合型物件の開発を進める一方で行政や大手デベロッパーとの連携により様々なソーシャルプロジェクトなどへ参画を行うことで、食をベースに複合的な店舗開発を推進しております。また引き続きバッドロケーション戦略の店舗の運営安定化を目的に不動産定期借家契約による退店リスクのある物件につきましては土地、建物、借地権取得など不動産保有を推進し店舗運営の安定化による収益性確保、不動産価値向上による財務体質の改善に努めております。2022年10月には茨城県土浦市「プレイアトレ土浦」において2フロアに展開しておりました店舗を集約し運営効率を図るべく「ハオツー 中華料理」、「スロージェットコーヒークッキー」、「タルトスピーカー」をクローズしております。

この結果、当第1四半期連結会計期間末におけるバッドロケーション戦略の店舗数は、関東地区21店舗、関西地区7店舗、その他地域2店舗の計30店舗となり、当第1四半期連結累計期間における売上高は777,747千円(前年同四半期比47.2%増)となりました。

 

ii 不動産デベロッパー

不動産デベロッパー戦略におきましては、好立地、特別な店舗家賃での誘致や初期投資の軽減など好条件での物件獲得を行うことができ、売上規模、収益性、話題性の高い物件を選定することで当社の個性を活かした店舗開発を推進しております。

この結果、当第1四半期連結会計期間末における不動産デベロッパー戦略の店舗数は、関東地区19店舗、関西地区13店舗、その他地域2店舗の計34店舗となり、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,167,213千円(前年同四半期比57.6%増)となりました。

 

iii 行政・公共機関

行政・公共機関戦略におきましては、新たな地方自治体との取り組みにおいて、その街ならではのオリジナルな業態の開発、地域活性化イベントの開催などを行い、地方創再生ネットワークの形成を推進しております。

この結果、当第1四半期連結会計期間末における行政・公共機関戦略の店舗数は、関西地区11店舗、その他地域1店舗の計12店舗となり、当第1四半期連結累計期間における売上高は418,757千円(前年同四半期比45.0%増)となりました。

 

iv 大学・その他

大学・その他戦略におきましては、学生のみならず近隣住民へのターゲット層の拡大及びコストコントロールによる収益性改善を進めております。また、顧客の消費動向の変化により拡大した中食需要の取り込みを目的とした通販サイト「CANDLE TABLE」の展開等、顧客満足度の向上と収益性を安定させる取り組みを行っております。2022年10月には新潟県魚沼郡湯沢町のかぐらスキー場において期間限定で「ぶなきっちん/スープステーション田代」をオープンしております。

この結果、当第1四半期連結会計期間末における大学・その他戦略の店舗数は、関東地区1店舗、関西地区3店舗、その他地域3店舗の計7店舗となり、当第1四半期連結累計期間における売上高64,363千円(前年同四半期比19.7%増)となりました。

 

v その他の事業

その他の事業は、企業、行政機関などに対して、地域ブランド振興、カフェやレストランの企画・開発等のコンサルティングを行っております。当第1四半期連結累計期間における売上高は62,551千円(前年同四半期比63.0%増)となりました。

 

(b) エステートビルドアップ事業

当社グループでは、兵庫県淡路島における食をベースとした地方創再生プロジェクト「Frogs FARM ATMOSPHERE」を筆頭に島根県出雲市における「WINDY FARM ATMOSPHERE」、石川県羽咋郡における「千里浜なぎさドライブウェイプロジェクト」等に取り組むことで、地方創再生ネットワークの形成を推進しております。兵庫県淡路市におきましては、一棟貸し宿泊施設として2022年8月に「KAMOME SLOW HOTEL Walled Villa」をオープン、2022年10月に「KAMOME SLOW HOTEL YUCCA」をオープンし、兵庫県洲本市におきましては、2022年8月に期間限定店舗である「オオハマ ビーチテラス」をクローズしております。この結果、当第1四半期連結会計期間末におけるエステートビルドアップ事業の店舗数は関西地区10店舗となり、当第1四半期連結累計期間における売上高は272,341千円(前年同四半期比69.1%減)となり、セグメント利益は31,874千円(前年同四半期比88.8%減)となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。