文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間末日現在において、当社が判断したものであります。
なお、当社は、前第3四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間において、当社は、リード開発品であるITK-1の第Ⅲ相臨床試験の推進、及び米国で研究開発中のがんペプチドワクチンGRN-1201の非臨床開発及び治験届(IND:Investigational New Drug)申請、その後において第Ⅰ相臨床試験の準備を行いました。
上記の2つの主要パイプラインの進捗状況は以下のとおりであります。
①ITK-1 (薬剤選択型前立腺がんペプチドワクチン)
平成25年6月以降、ライセンスアウト先の富士フイルム株式会社とともに、去勢抵抗性前立腺がん患者を対象とする第Ⅲ相臨床試験を実施しております。平成27年6月に行われた中間解析において、最終解析における主要評価項目達成の見込みが一定以上あることが示され、第三者機関である効果安全性評価委員会より治験計画書の変更なく治験を継続するよう勧告を受け、治験継続となりました。
②GRN-1201 (グローバル向けがんペプチドワクチン)
第Ⅲ相臨床試験まで進んでいるITK-1の知見を活かし、米国での研究開発・ライセンスアウトを目指すGRN-1201については、平成27年10月5日に米国食品医療品局(FDA:Food and Drug Administration)への治験届を申請し、同年11月に審査が完了したため米国で第Ⅰ相臨床試験を開始することとなりました。第一適応としてメラノーマ(悪性黒色腫)患者を対象とする試験の準備を進めております。
上記のとおり、がん免疫治療薬分野における研究開発を推進している中、新しい治療法を含めたさらなる研究開発活動の拡大・推進に邁進すべく、平成27年10月22日に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。
この結果、当第3四半期累計期間におきましては、売上高は613,113千円、営業損失は786,932千円、経常損失は791,992千円、四半期純損失は793,546千円となりました。
なお、当社は単一事業であり、セグメントは「医薬品開発事業」でありますので、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における総資産は前事業年度末より1,933,619千円増加し、3,161,085千円となりました。これは、現金及び預金が1,968,943千円増加したことが主な要因であります。
負債は前事業年度末より36,165千円増加し、239,503千円となりました。これは、買掛金が11,743千円増加したこと、前受金が11,947千円増加したことが主な要因であります。
純資産は前事業年度末より1,897,454千円増加し、2,921,581千円となりました。これは、資本金及び資本準備金がそれぞれ1,345,500千円増加したこと、四半期純損失793,546千円を計上したことが主な要因であります。
以上の結果、自己資本比率は前事業年度末の83.4%から92.4%となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、680,867千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。