第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、継続企業の前提に関する重要事象等については以下のとおりです。

 当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、日本政府から発出された緊急事態宣言及び各自治体からの外出自粛要請の影響を受け、2021年3月期の売上高は4,429百万円(前期比 45.9%減)、営業損失は2,176百万円(前期は営業利益78百万円)、経常損失は2,089百万円(同 経常利益41百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は2,316百万円(同 親会社株主に帰属する当期純利益2百万円)となり、2021年3月期連結会計年度末の純資産は△399百万円となるに至っております。

 一方で、2022年3月期は短期業績回復及び財務基盤強化に向けた取り組みを推進し、具体的には短期業績回復に向けては、全事業で収益性向上に注力し、とくにカジュアルウェディング事業では少人数挙式を中心としたプロダクト強化に努めてまいりました。また、経営合理化を決定し、役員報酬や幹部管理職給与の減額、全社的なコスト削減、従業員の20%にあたる最大100名の外部出向を進めてまいりました。なお、持分法適用関連会社の全株式も譲渡し、持分法による投資損失を解消させるとともに、関係会社株式売却益も計上しました。これらにより、収益が大幅に改善し、第3四半期連結会計期間(10-12月)は営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の段階利益の全てで黒字化を実現しました。加えて、財務基盤強化に向けては、2022年3月期にEVO FUNDを割当先とする新株予約権発行等により622百万円(新株予約権の発行及び行使による株式の発行による収入)の資金調達を行うとともに、株式会社フォーシス アンド カンパニー、アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社、株式会社TMSホールディングスとの間でそれぞれ資本業務提携し、本資本業務提携に基づく第三者割当による新株式発行により299百万円の資金調達を行いました。これらを主因に、2022年3月期第3四半期連結会計期間末の純資産は前連結会計年度末から647百万円改善し、248百万円となるに至っています。

 なお、新型コロナウイルスは収束時期が未だ不透明な状況であり、2022年3月期第4四半期以降も一定程度業績に影響を及ぼす可能性があることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる状況が生じていますが、引き続き、全事業の収益性の向上とグループCRM(顧客関係管理)の基盤構築を強力に推進することで、安定的な収益確保を実現し、かつ2022年3月期連結会計年度末の純資産の額も正の状態を維持できるものと考えており、当社では継続企業の前提に関する不確実性は認められないと判断しております。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績等の概況

 当社グループは、「よりよい人生をつくる。」という企業理念のもと、婚活、カジュアルウェディング、テック、ライフスタイル、法人・自治体向け領域において、お客様が求める独自サービスを創出し、提供しています。

 当第3四半期連結累計期間(以下、「当第3四半期」)は、新型コロナウイルスの感染再拡大と緊急事態宣言の影響を受けたものの、事業構造改革や経営合理化等により既存事業の収益性が引き続き向上し、増収利益改善となりました。なお、販売費及び一般管理費は広告販促費の抑制や地代家賃の削減、雇用調整助成金を活用した休業等で前年同期から906百万円の減少となりました。また、営業外損益は持分法適用関連会社の株式譲渡に伴い持分法による投資損失が解消し、特別損益は当第3四半期に受領した雇用調整助成金等181百万円及び前述の株式譲渡に伴う関係会社株式売却益88百万円を特別利益に計上し、休業に係る人件費等288百万円を特別損失に計上しました。

 この結果、当第3四半期の売上高は4,194百万円(前年同期比35.3%増)、営業損失は200百万円(前年同期は営業損失1,821百万円)、経常損失は253百万円(同 経常損失1,743百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は309百万円(同 親会社株主に帰属する四半期純損失1,653百万円)となりました。また、当社の重要な経営指標と位置付けるEBITDA(営業損益に償却費を加えて算出)は127百万円(前年同期は△1,504百万円)となりました。

 なお、10-12月(第3四半期連結会計期間)は営業利益が15百万円、経常利益が34百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が107百万円と段階利益の全てで黒字化となりました。

 

 当社グループの報告セグメントごとの概況は次のとおりです。

 なお、2022年3月期第1四半期より今後の戦略領域を明確化するため、「婚活事業」「カジュアルウェディング事業」「テック事業」「ライフスタイル事業」「法人・自治体向け事業」の5つを報告セグメントとし、前年同期の数値も変更後のセグメントに合わせて組み替えを行っています。

 

(婚活事業)

 主に付加価値の高い結婚相談所の運営と婚活パーティーの企画開発及び運営等を行っています。

 当第3四半期は、結婚相談所で徹底した効率化を推進しました。とくに、広告では緊急事態宣言下及び閑散期(主に10-12月)の広告展開を抑制し、営業体制では拠点の統廃合及び小規模化を実施しました。なお、ターゲット層を絞り込んだ広告展開で新規入会者数及び在籍会員数は一時的に減少したものの、効率化効果で利益は前年同期を上回る推移となりました。一方、婚活パーティーでは顧客動向に合わせて従来型の婚活パーティーを重点的に開催し、計画通りの推移となりました。

 これらにより、同事業の売上高は前年同期比1.2%減の1,978百万円、営業利益は同529.3%増の633百万円となりました。主な取り組み等は以下のとおりです。

 

 ①高付加価値型の結婚相談所(パートナーエージェント/パートナーエージェントONLINE)

 ・DX婚活サービスとなるパートナーエージェントONLINE展開本格化

 ・AI婚活マッチングシステムリニューアル、NTTレゾナント株式会社提供の「gooのAI」エンジン導入

 ・業界最大級(当社調べ)7万名超のマッチングプール確立(マッチングプラットフォーム「SCRUM」と接続)

 ②婚活パーティー(OTOCON、パートナーエージェントパーティー)

 ・SNS等を活用した集客力強化施策推進

 ・当社結婚相談所への送客は前年同期水準の289名

 ③その他

 ・アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社と婚活領域での協力関係構築に向けた業務提携契約締結

 ・株式会社TMSホールディングスと婚活顧客データ連携等の協力関係構築に向けた業務提携契約締結

 

 <同事業の主要指標>

 

2021年3月期

第3四半期

連結累計期間

2022年3月期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当第3四半期

連結累計期間

新規入会者数

4,730名

1,354名

1,329名

1,231名

3,914名

成婚退会者数

1,806名

642名

526名

620名

1,788名

成婚率

22.3%

24.2%

20.4%

24.6%

23.0%

在籍会員数(期末)

10,890名

10,432名

10,147名

9,758名

9,758名

パーティー開催数

3,611回

1,043回

1,216回

1,569回

3,828回

パーティー参加者数

44,138名

12,264名

13,840名

19,125名

45,229名

(注)1.成婚とは、当社のサービスを利用して知り合った会員同士が、結婚を視野に入れ交際を継続していくことをいい、当社が成婚の意向を双方の会員から確認した場合に、当該会員は成婚退会をすることになります。

2.成婚率とは、在籍会員中何名の会員が成婚退会しているか、その割合を示すものです。具体的には、成婚率は、毎年4月1日から翌年3月末までを計算期間とし、以下の計算式にて算出しています。

(計算式)「年間成婚退会者数」÷「年間平均在籍会員数」

なお、第3四半期連結累計期間は通期の計算式に準じるため、以下の計算式にて算出しています。

(計算式)「第3四半期累計期間成婚退会者数×4/3」÷「第3四半期累計期間平均在籍会員数」

3.成婚率は、小数点第二位を四捨五入しております。

 

(カジュアルウェディング事業)

 近年広がりを見せるカジュアルウェディング(カジュアルな挙式披露宴、少人数挙式、会費制パーティー、フォ

トウェディング、結婚式二次会)のプロデュース等を行っています。

 当第3四半期は、スマ婚シリーズ(主にカジュアルな挙式披露宴、少人数挙式、会費制パーティー)の施行が緩やかに回復し、LUMINOUS(フォトウェディング)の施行が四半期別で過去最大となりました。なお、スマ婚シリーズでは1月以降の成約拡大期を見据え、当第3四半期までは広告展開を抑制し、少人数挙式を中心としたプロダクト開発に注力しました。

 これらにより、同事業の売上高は前年同期比109.3%増の1,871百万円、営業損失はのれん償却費114百万円を計上し153百万円(前年同期は営業損失906百万円)となりました。主な取り組み等は以下のとおりです。

 

 ①カジュアルな挙式披露宴、少人数挙式、会費制パーティー(スマ婚シリーズ)

 ・11月より「スマ婚少人数挙式 ライトプラン」受注開始

 ・2月より挙式と写真撮影(挙式当日)をセットにした「新マイクロウェディング」受注開始

 ②フォトウェディング(LUMINOUS)

 ・6拠点目となるフォトウェディングスタジオを大阪にオープン、7月より施行本格化

 ・前撮り需要の獲得に向け「和装前撮り特別プラン」受注開始

 ③その他

 ・株式会社フォーシス アンド カンパニーと婚礼衣装の連携強化に向けた業務提携契約締結

 

 <同事業の主要指標>

 

2021年3月期

第3四半期

連結累計期間

2022年3月期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当第3四半期

連結累計期間

(成約件数)

 

 

 

 

 

スマ婚シリーズ

602件

160件

147件

207件

514件

2次会くん

637件

112件

80件

131件

323件

LUMINOUS

1,176件

1,352件

1,445件

1,360件

4,157件

(施行件数)

 

 

 

 

 

スマ婚シリーズ

372件

292件

153件

200件

645件

2次会くん

273件

72件

53件

104件

229件

LUMINOUS

924件

997件

1,264件

1,375件

3,636件

 

 

(テック事業)

 ITやテクノロジーを活用した婚活テックやウェディングテックサービスの企画開発及び提供等を行っています。

 当第3四半期は、コネクトシップ(婚活事業者間の相互会員紹介プラットフォーム)で利用会員数が継続的に増加し、期初の収益ポイントの見直しも相まって売上高が約2倍、営業利益が約5倍に伸長しました。また、オンライン婚活では前第4四半期に投入した婚活アプリの活性化に向け、婚活事業との連携強化を推進しました。

 なお、前第3四半期にエン婚活エージェント株式会社に対して同社婚活サービスの運営受託事業を譲渡したこと、婚活アプリが新規事業として先行投資フェーズであることから、同事業の売上高は前年同期比10.8%減の106百万円、営業利益は同83.6%減の7百万円となりました。主な取り組み等は以下のとおりです。

 

 ①婚活支援事業者間の相互会員紹介プラットフォーム(コネクトシップ)

 ・「Pairsエンゲージ」(株式会社Pairsエンゲージ運営)が加入、利用事業者数は13社へ

 ・期初に収益ポイントを見直し、新たに月額利用料を課金し、従来のお見合い成立料を引き下げ

 ・利用事業者拡大に向けた各種施策推進(新規加入希望者向けサービスの開発等)

 ②オンライン婚活(スマ婚デート、スマ婚縁結び)

 ・アプリ完結型の結婚相談所「スマ婚縁結び」の婚活事業との連携強化施策推進、

  2月に「パートナーエージェントApp(アプリ)」としてリニューアル実施

 

<同事業の主要指標>

 

2021年3月期

第3四半期

連結累計期間

2022年3月期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当第3四半期

連結累計期間

コネクトシップ

利用会員数(期末)

30,303名

30,020名

30,807名

30,947名

30,947名

コネクトシップ

お見合い成立件数

212,290件

79,494件

79,756件

78,752件

238,002件

コネクトシップ

利用事業者数

12社

13社

13社

13社

13社

 

(ライフスタイル事業)

 生活品質向上に資するサービス(保険・金融・不動産等)の提供等を推進しています。

 当第3四半期は、保険販売でグループ送客体制強化、顧客ニーズに合わせた提案強化、取扱商品拡充で新規保険契約証券数が伸長しました。なお、取扱商品は、生命保険に加えて、損害保険、少額短期保険の販売を開始しました。

 これらにより、同事業の売上高は前年同期比45.3%増の52百万円、営業利益は13百万円(前年同期は営業損失32百万円)となりました。主な取り組み等は以下のとおりです。

 

 ①保険販売

 ・大手保険代理店と連携した営業力強化施策(研修会等)推進

 ・オンラインを活用し提供エリアを拡大

 ・結婚式保険等(少額短期保険)の販売開始

 ②金融・不動産等販売

 ・新たに金融商品仲介業者と提携開始

 ・住宅メーカーや中古・リノベーション不動産を取り扱う企業との送客体制構築等

 

(法人・自治体向け事業)

 社員総会等の企業イベントのプロデュースや地方自治体向け婚活支援等を行っています。

 当第3四半期は、企業イベントのプロデュースで新商品投入や集客チャネル強化で施行が拡大しました。また、地方自治体向け婚活支援では、宮城県へAIを活用した婚活支援システム「parms」を導入するとともに、同県の婚活支援センターの運営を受託しました。加えて、地方自治体等が主催する婚活に係る各種イベントやセミナーの運営支援を行いました。なお、婚活支援システムの導入に係る収益の大部分は第4四半期に計上予定です。

 これらにより、同事業の売上高は前年同期比232.9%増の196百万円、営業利益は17百万円(前年同期は営業損失34百万円)となりました。主な取り組み等は以下のとおりです。

 

 ①企業イベントのプロデュース(イベモン)

 ・高品質な映像を活用したオンラインイベントソリューション、

 オンラインとオフライン融合型イベントソリューション提供開始

 ・忘年会・新年会パックをリニューアル、対面形式の会場を設けたオンラインイベントとして提供開始

 ・集客チャネル強化施策として、紹介代理店制度及び定期的なウェビナー集客開始

 ②地方自治体への婚活支援

 ・AIを活用した結婚支援システム「parms」を宮城県へ導入、自治体以外への導入提案実施

 ・結婚支援センター運営を宮城県より受託、運営開始

 ・イベント・セミナー24案件を受託、21案件開催

 

<同事業の主要指標>

 

2021年3月期

第3四半期

連結累計期間

2022年3月期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当第3四半期

連結累計期間

イベモン成約件数

122件

86件

76件

60件

222件

イベモン施行件数

41件

20件

80件

46件

146件

 

(2)財政状態の概況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ495百万円増加し、5,563百万円となりました。

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ753百万円増加し、2,233百万円となりました。主な要因は、現金及び預金870百万円の増加、売掛金87百万円の減少及び貯蔵品19百万円の減少によるものです。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ257百万円減少し、3,330百万円となりました。主な要因は、のれん114百万円の減少、敷金81百万円の減少及び信託口73百万円の減少によるものです。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ151百万円減少し、5,315百万円となりました。

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ373百万円減少し、2,091百万円となりました。主な要因は、1年内返済予定の長期借入金467百万円の減少、短期借入金160百万円の増加、債務保証損失引当金138百万円の減少及び未払消費税等72百万円の増加によるものです。

 固定負債は、前連結会計年度末に比べ221百万円増加し、3,224百万円となりました。主な要因は、長期借入金247百万円の増加及び社債20百万円の減少によるものです。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ647百万円増加し、248百万円となりました。主な要因は、資本金461百万円の増加、資本剰余金461百万円の増加、利益剰余金359百万円の減少及び自己株式85百万円の減少によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題についての重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金の財源は、営業活動で得られた資金を財源としております。また、当社の現金及び現金同等物残高は、現在足元で必要とされる資金水準を満たす流動性を保持していると考えています。なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響の長期化に向けては、引き続き短期業績回復や財務基盤強化に努めてまいります。

 

(7)従業員の状況

 当第3四半期連結累計期間において、連結会社または提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

(8)設備の状況

①主要な設備の状況

 当第3四半期連結累計期間において、主要な設備に重要な異動はありません。

 

②設備の新設、除却等の計画

 当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画していた設備の新設、除却について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当社は、2021年12月13日開催の取締役会において、株式会社フォーシス アンド カンパニー(以下「フォーシス アンド カンパニー」といいます。)、アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社(以下「アイ・ケイ・ケイホールディングス」といいます。)及び株式会社TMSホールディングス(以下「TMSホールディングス」といいます。)との間で、それぞれ資本業務提携を行う旨の契約を締結すること、また、この資本業務提携に基づく第三者割当による新株式を発行するため各社と募集株式引受契約書を締結いたしました。

 資本業務提携及び募集株式引受契約による新株の発行要領は以下のとおりです。

(1)資本業務提携の目的

当社は、「よりよい人生をつくる。」という企業理念を掲げ、お客様が求める独自のサービスを創出し、提供することで成長を続けてまいりました。また、近年では既存事業と相乗効果が高く、市場拡大が見込める領域への投資も行い、事業領域は婚活を起点に、カジュアルウェディング、テック、ライフスタイル、法人・自治体向けへと多岐に広がることとなりました。さらに、各領域では多様化する価値観にあわせて事業を深耕し、とくにカジュアルウェディング領域ではカジュアルな挙式披露宴や結婚式二次会のみならず、少人数挙式、会費制パーティー、フォトウェディング等のサービスラインアップを強化し、カジュアルウェディングの全顧客ニーズに対応できる体制を確立いたしました。この結果、当社の婚活やカジュアルウェディングサービスを利用し、ご成婚、あるいは結婚式をされるお客様は年間8,000組を超える状況となりました。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大により事業環境が一変したことから、2021年3月期以降は新型コロナウイルス感染症の拡大や収束に関わらず一定の収益を実現するための基盤構築に取り組んでまいりました。具体的には、収益性の向上及び財務基盤の強化等を目指し、経営面では事業構造改革や経営合理化、事業面では既存事業の利益率改善や既存資産を活用した収益機会の創出、財務面では金融機関からの新規借入や第三者割当による資金調達を実施してまいりました。

こうしたなか、事業面及び財務面の更なる強化に向けた施策の一環として、有力企業とのアライアンスを企図し、2021年9月下旬よりアライアンスパートナーの選定を開始してまいりました。そして、2021年10月上旬より婚礼衣装の企画・製造販売事業を手掛けるフォーシス アンド カンパニー及び婚礼事業を手掛けるアイ・ケイ・ケイホールディングスと、同年11月上旬よりTMSホールディングスとの間で協議を開始することとなりました。その結果、事業面ではフォーシス アンド カンパニーと協業することでカジュアルウェディング領域での競争力強化、アイ・ケイ・ケイホールディングスと協業することで婚活領域での新たな収益獲得、TMSホールディングスと協業することで婚活領域での会員様への成婚機会の提供拡大と収益拡大がそれぞれ期待できると判断するに至りました。

 また、フォーシス アンド カンパニー、アイ・ケイ・ケイホールディングス、TMSホールディングスと協業することで、強固な提携関係による収益拡大はもとより、経営基盤の安定化に向けた財務基盤の強化を実現することが可能となり、同時に調達する資金を当社が今後必要とする短期的な運転資金に充当することで2023年3月期以降の持続的な成長と企業価値向上に資するものであると判断し、本資本業務提携を決定いたしました。

(2)新株発行割当数及びその算定根拠

①払込期日:2021年12月29日

②発行新株式数:3,191,400株

③発行価額:1株につき94円

④資本調達の額:294,991,600円

⑤割当先

フォーシス アンド カンパニー      1,595,700株

アイ・ケイ・ケイホールディングス    1,063,800株

TMSホールディングス          531,900株

⑥算定根拠:発行決議日の直前取引日の取引所における当社普通株式の普通取引の終値

(3)割当先の事業内容等

Ⅰフォーシス アンド カンパニー

①名称 株式会社フォーシス アンド カンパニー

②所在地 東京都渋谷区神宮前六丁目25番14号

③代表者の役職・氏名 代表取締役会長 太田 清五郎

代表取締役社長 三輪 泰央

④事業内容 ・婚礼衣装の企画・製造販売事業 FOURSIS&CO.オフィシャルサイト

・婚礼会場紹介ポータルサイト「ブライズ ファースト」運営

・フォトウェディングサービス事業「フォトマリアージュ」

・婚礼写真・映像事業

・フラワー・デコレーション事業「フラワーデザイン表参道」

⑤資本金 50百万円

⑥設立年月日 1995年4月26日

⑦発行済株式数 1,000,000株

⑧決算期 8月期

⑨従業員数 542名(2021年9月時点)

 

Ⅱアイ・ケイ・ケイホールディングス

①名称 アイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社

②所在地 佐賀県伊万里市新天町722番地5

③代表者の役職・氏名 代表取締役会長兼社長CEO 金子 和斗志

④事業内容 持株会社、グループ企業の経営管理・監督、国内外の結婚式場、レストラン、介護施設及びそれに類する施設の企画、運営、経営、顧客の斡旋・紹介及びコンサルタント

⑤資本金 351百万円

⑥設立年月日 1995年11月1日

⑦発行済株式数 29,956,800株

⑧決算期 10月期

⑨従業員数 ホールディング単体:56名、グループ全体:948名

 

ⅢTMSホールディングス

①名称 株式会社TMSホールディングス

②所在地 大阪府大阪市中央区西心斎橋2丁目2番7号

③代表者の役職・氏名 代表取締役社長 吉末 育宏

④事業内容 グループ会社の経営管理、ならびにそれに付随する業務

(グループ会社:婚活イベント事業、直営結婚相談所事業、ブライダル事業、保険代店事業、連盟事業、プラットフォーム事業等)

⑤資本金 30百万円

⑥設立年月日 2021年7月1日 ※グループ会社の共同株式移転による持株会社を設立

⑦発行済株式数 1,000,000株

⑧決算期 6月期

⑨従業員数 グループ全体:128名(2021年7月時点)