第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載

した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当社は、平成29年11月30日開催の取締役会において、GMOスピード翻訳株式会社の株式の取得を行うことについて決議し、同日付でGMOクラウド株式会社との間で株式譲渡契約を締結いたしました。

 また、株式譲渡契約の詳細につきましては「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりとなります。

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間(平成29年3月1日~平成29年11月30日)につきましては、弊社の機械翻訳の開発において飛躍的なブレークスルーが発生し、産業翻訳の主要5分野(医学、化学、法務、金融、IT分野)の英日翻訳で精度95%(※)に到達いたしました。超高精度を実現した機械翻訳の開発をすべての分野に適用することを、経営上の最優先テーマとしてフォーカスすべく、今期の経営方針を大きく転換いたしました。

 弊社は、「我が国を言語的ハンディキャップの呪縛から解放する」というミッションのために生まれ、上場いたしました。そのミッションを達成することが弊社の存在意義のすべてであります。そして、ゴールが間近に迫った今こそ、一気に全力疾走すべきという判断のもと、開発先行投資の大幅増額を行っております。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は1,486,199千円(前年同期比5.8%増)と増収になりましたが、人件費や採用費の増加等により、営業利益は9,168千円(前年同期比94.4%減)、経常利益は8,832千円(前年同期比94.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は17,236千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益98,044千円)になりました。

※翻訳精度数値は、人目評価による当社比の指標です。精度95%とは、弊社が上場時に「ほぼ人間に匹敵する」精度として2025年までの到達目標として設定していた水準で、「プロの専門翻訳者以下、非専門翻訳者以上」として認識しております。

 

 セグメント別の業績は、以下のとおりであります。

 

 ①MT事業

 MT事業におきましては、機械翻訳の開発先行投資を大幅に増額したことにより、売上高は222,512千円(前年同期比11.8%増)、セグメント利益は9,960千円(前年同期比61.2%減)となりました。

 

 ②GLOZE事業

 GLOZE事業におきましては、自社開発の翻訳支援ツール「究極Z」を活用し、短納期、低価格、高品質の翻訳サービス提供を行ったことにより、売上高は307,335千円(前年同期比6.6%減)、セグメント利益は13,022千円(前年同期比65.7%減)となりました。

 

 ③クラウドソーシング事業

 クラウドソーシング事業におきましては、クラウド翻訳へのニーズの変化に対応すべく、新たなサービス形態への転換準備を急ピッチで進めたことにより、売上高は143,825千円、セグメント損失は67,466千円となりました。

 当セグメントは平成28年9月より加わった為、前年度第3四半期との比較は行っておりません。

 

 ④翻訳・通訳事業

 翻訳・通訳事業におきましては、売上は堅調に推移しておりますが、販管費が増加したことにより、売上高は669,481千円(前年同期比0.3%減)、セグメント利益は71,400千円(前年同期比35.3%減)となりました

 

 ⑤企業研修事業

 企業研修事業におきましては、新規顧客の開拓や顧客フォロー体制の強化など営業体制の強化に努めたことにより、売上高は190,724千円(前年同期比16.2%増)、セグメント利益は33,432千円(前年同期比51.2%増)となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,525,592千円となり、前連結会計年度末に比べ195,944千円増加いたしました。これは主に現金及び預金が153,288千円増加したことによるものであります。固定資産は1,602,216千円となり、前連結会計年度末に比べ81,736千円増加いたしました。これは主にソフトウェアが116,674千円増加したこと、開発用サーバ購入等による有形固定資産が24,044千円増加したこと、のれんが償却により50,867千円減少したことによります。

 この結果、総資産は3,127,808千円となり、前連結会計年度末に比べ277,681千円増加いたしました。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は559,892千円となり、前連結会計年度末に比べ103,674千円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が98,800千円増加したことによるものであります。固定負債は433,891千円となり、前連結会計年度末に比べ219,457千円増加いたしました。これは長期借入金が219,457千円増加したことによるものであります。

 この結果、負債は993,783千円となり、前連結会計年度末に比べ323,131千円増加いたしました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は2,134,024千円となり、前連結会計年度末に比べ45,450千円減少いたしました。これは主に配当により利益剰余金が44,764千円減少したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。