第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、輸出が引き続き弱含むなかで、製造業を中心に弱さが一段と増しているものの、設備投資、雇用・所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調が続いています。一方で、大国間の貿易摩擦の懸念、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響など、海外動向に対する警戒感により先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 

当社が属する情報サービス業界においては、引き続きクラウド、IoT(Internet of Things)、フィンテック(金融サービスのITイノベーション)、ビッグデータ、AI(人工知能)、RPA(ロボットによる業務自動化)などの技術革新の進展、金融や流通分野を中心とした制度対応に伴うシステム更新、「働き方改革」の実現を含む人手不足に対する自動化、省力化、生産性向上に向けたIT活用意識の高まりを背景としたDX(デジタルトランスフォーメーション)を中心に企業の投資需要が高く、市場は拡大傾向となりました。しかしながらパートナー企業を含む開発要員の不足及び高コスト化等でさらに厳しい収益環境が続いております。

 

このような環境のもと当社では、引き続き既存顧客とのパートナーシップの強化による領域の拡大及び顧客満足度の向上に努め、継続的な受注確保・拡大を図るとともに、新たなビジネスモデルの創出、新デジタル分野への取り組みに注力し、開発要員の採用強化及びパートナー企業との更なる連携強化に努めてまいりました。

また、引き続き不採算プロジェクト再発防止に向けたプロジェクト管理の強化に真摯に努めるとともに、今後の成長に向けた強固な土台作りを推進してまいりました。

 

この結果、当第3四半期累計期間の売上高は6,321,477千円(前年同四半期比113.9%)と同四半期累計期間では過去最高売上となりました。利益面については、第2四半期末に発生した大規模不採算プロジェクトが第3四半期末で収束したこと、それ以外のプロジェクトについては増収による利益の増加等堅調に推移したことにより、営業利益は391,116千円(前年同四半期比127.0%)、経常利益は406,067千円(前年同四半期比131.9%)、四半期純利益は270,182千円(前年同四半期比134.1%)となり、第3四半期累計期間において過去最高利益となりました。

 

当社事業のサービスライン別の業績を示すと、次のとおりであります。

事業のサービスライン

売上高(千円)

前年同期比(%)

システムインテグレーション・サービス

4,277,094

111.3

インフラソリューション・サービス

939,211

115.4

パッケージベースSI・サービス

1,105,172

123.5

合計

6,321,477

113.9

 

 

(システムインテグレーション・サービス)

引き続きネットバンクを中心とした銀行向け開発案件及び信託銀行向け開発案件の受注拡大、保険分野での新規案件参画による受注増加、流通分野における制度対応に伴う百貨店向け開発案件の受注拡大、公共分野における開発案件の受注増加等により、売上高は4,277,094千円(前年同四半期比111.3%)となりました。

 

内訳を業種別に示すと、次のとおりであります。

業種別

売上高(千円)

前年同期比(%)

金融

2,065,470

124.6

(うち銀行)

1,290,696

125.4

(うち保険・証券)

233,727

145.3

(うちクレジットカード)

541,047

115.7

産業・流通

1,590,351

97.0

公共

202,419

159.9

医療

418,851

100.2

合計

4,277,094

111.3

 

(インフラソリューション・サービス)

保険・証券分野及び公共・文教分野のネットワーク構築案件及び基盤構築案件の受注が堅調に推移したこと、中部・九州エリアの営業所新設による新規受注獲得、特別な需要であるWindows10更新関連ビジネスの受注が好調に推移したこと等により、売上高は939,211千円(前年同四半期比115.4%)となりました。

 

(パッケージベースSI・サービス)

当社におけるクラウドビジネスの中心であるSalesforceビジネス関連において、新規の大型開発案件の受注が増加したこと、会計パッケージ及び人事給与パッケージの導入支援・保守案件の受注が増加したこと等により、売上高は1,105,172千円(前年同四半期比123.5%)となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

(資産)

当第3四半期会計期間末における総資産は5,038,234千円となり、前事業年度末と比較して4,703千円の増加となりました。これは主に、現金及び預金が232,882千円増加、システム開発の進捗により仕掛品が315,894千円増加、未収還付法人税等が26,157千円増加、投資有価証券が28,875千円増加した一方で、売上債権が530,316千円減少、繰延税金資産が70,082千円減少したことによるものであります。

 

(負債)

当第3四半期会計期間末における負債合計は1,611,458千円となり、前事業年度末と比較して160,587千円の減少となりました。これは主に、買掛金が40,842千円増加、短期借入金が100,000千円増加、未払費用が28,695千円増加、預り金が60,734千円増加、受注損失引当金が13,500千円増加した一方、未払金が14,162千円減少、納税により未払法人税等及び未払消費税等が190,800千円減少、賞与、役員賞与の支給等により賞与引当金及び役員賞与引当金が186,929千円減少、株主優待引当金が10,087千円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期会計期間末における純資産合計は3,426,776千円となり、前事業年度末と比較して165,291千円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が144,480千円増加、その他有価証券評価差額金が18,420千円増加したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、22,641千円であります。

なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。