当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当中間連結会計期間(2024年3月1日~2024年8月31日)の当社グループにおきましては、「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」というミッションを実現するため、引き続き主力事業であるプレスリリース配信サービス「PR TIMES」の基盤強化、SaaS型ビジネス向けツールの「Jooto」及び「Tayori」の事業成長に向けた活動を中心に認知度向上並びに新たな顧客層の獲得を目指してまいりました。
「PR TIMES」の利用企業社数は101,286社(前年同期比16.0%増)に達し、国内上場企業のうち59.5%の企業にご利用いただいており、プレスリリース件数は2024年7月に過去最高となる月間35,357件を記録しております。また、配信先媒体数は10,848媒体、メディアユーザー数は27,929名、パートナーメディア数は260媒体となり、プレスリリースの月間サイト閲覧数は2023年8月に過去最高となる8,984万PVを記録しております。
タスク・プロジェクト管理ツール「Jooto」とカスタマーサポートツール「Tayori」は、有料利用数及び平均利用単価を重要指標として利用拡大及びサービス向上に取り組んでまいりました。その結果、「Jooto」の有料利用数は2,424社(前年同期比30.8%増)、1社あたりの平均利用単価は10,197円(前年同期比69.4%増)となり、「Tayori」の有料利用数は1,254アカウント(前年同期比24.9%増)、1アカウントあたりの平均利用単価は7,465円(前年同期比25.3%増)となりました。なお、「Jooto」は当中間連結会計期間において一部料金プランを変更したことにより、有料利用数及び1社あたりの平均利用単価が増加しております。
これらの結果、当中間連結会計期間の売上高は3,892,014千円(前年同期比18.5%増)、営業利益は958,487千円(前年同期比7.6%増)、経常利益は955,266千円(前年同期比7.3%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は634,925千円(前年同期比5.6%増)となりました。
なお、当社グループの報告セグメントにおける「プレスリリース配信事業」の比率が極めて高く、上記の事業全体に係る記載内容と概ね同一と考えられるため、セグメントごとの記載は省略しております。
(2) 財政状態の状況
(資産の部)
当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ544,467千円増加し、7,615,960千円となりました。
流動資産におきましては、当中間連結会計期間末残高は、5,785,106千円と前連結会計年度末に比べ384,740千円の増加となりました。これは、現金及び預金の増加270,842千円、受取手形、売掛金及び契約資産の増加91,424千円が主な要因となります。
固定資産におきましては、当中間連結会計期間末残高は、1,830,854千円と前連結会計年度末に比べ159,726千円の増加となりました。これは、有形固定資産の増加54,438千円、無形固定資産の増加40,642千円、投資その他の資産の増加64,645千円が要因となります。
(負債の部)
当中間連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べ125,992千円減少し、1,282,597千円となりました。
流動負債におきましては、当中間連結会計期間末残高は、1,280,193千円と前連結会計年度末に比べ125,771千円の減少となりました。これは、未払法人税等の減少114,755千円が主な要因となります。
固定負債におきましては、当中間連結会計期間末残高は、2,403千円と前連結会計年度末に比べ221千円の減少となりました。
(純資産の部)
当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ670,459千円増加し、6,333,363千円となりました。これは、親会社株主に帰属する中間純利益の計上による利益剰余金の増加634,925千円が主な要因となります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,807,635千円と前連結会計年度末に比べ270,842千円の増加となりました。当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は479,908千円(前年同期は620,042千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益955,266千円、法人税等の支払額431,435千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は208,354千円(前年同期は409,304千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出79,514千円、無形固定資産の取得による支出98,325千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は711千円(前年同期は35,155千円の支出)となりました。
(4) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。