文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結累計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2018年9月1日から2019年5月31日)のわが国の経済は、米中貿易摩擦の激化や、英国の欧州連合(EU)離脱問題、また、米国によるイラン産原油の全面禁油等、海外情勢への先行き不透明感が強まるなか、人手不足を背景とした物流コスト及び人件費の上昇や、原材料コストの高騰によるメーカーの値上げ等により、企業利益を圧迫する状況が続いております。個人消費では、皇位継承に伴う大型連休特需や、バブル期等往年のヒット商品を今風に作り直した商品が再ブレイクしたことによるリバイバル消費が起こる等、一部において消費マインド改善の兆しが見られたものの、社会保険料の負担増や年金、医療制度等の将来への懸念が強まり、可処分所得が貯蓄に回る保守的な消費性向が続いております。このような状況の下、当社グループは、お客様の日常から最も近いところから「本当にいいものや必要とされるものを見極める感性を磨き続け、良質な提案をスピーディーにお届けすること」を最重要使命とし、グループ全体でお客様、そして、地域社会の生活文化の質的な向上を「美・健康・ゆとりの側面」から応援し、顧客満足、社員満足を高めていくことで会社満足も高め、これら3つの満足によってグループ価値の更なる向上に努め、株主様、取引先様をはじめとするすべての関係者の皆様への利益還元と社会貢献の実現を目指しております。
具体的には、2019年4月、チャーリー阿南店(徳島県阿南市)において、コスメを中心としたドラッグ系商品、食品、酒類及びベビー用品の売場改装を実施し、商品の取扱いも更に充実させるリニューアルを実施いたしました。また、同年同月、徳島阿波おどり空港の国内線搭乗待合室に、コスメ、文房具や食品の他、徳島のお土産品等を販売する、チャーリー川内店<TOKUSHIMA AIRPORT>(徳島県板野郡)をオープンいたしました。そして、同年5月、チャーリー沖浜店(徳島県徳島市)においても内装、什器等の大規模リニューアルを実施し、正面入り口から奥までのメイン通路の幅を今までより広げ、その中央には商品提案用の陳列什器を使用したイベントスペースを設ける等、空間の広がりと開放感を感じさせる店舗となりました。
その結果、当第3四半期連結会計期間末におけるグループ店舗数は、32店舗(前述のチャーリー川内店<TOKUSHIMA AIRPORT>は、既存のチャーリー川内店(徳島県徳島市)の管理に含めていることから、店舗数集計から除いております)となりました。
また、営業外費用におきましては、合併等による実質的存続性の喪失に係る猶予期間の解除に伴う審査等に要した上場関連費用5百万円を計上しております。特別損失におきましては、当社の連結子会社であるACリアルエステイト株式会社(以下「ACリアルエステイト」という)の損害賠償請求訴訟の第1審判決に対する控訴の提起に伴い、控訴審に要する訴訟関連損失5百万円等を計上しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの経営成績につきましては、売上高は10,092百万円(前年同四半期比7.8%減)となり、営業利益は123百万円(同12.2%減)、経常利益は65百万円(同21.5%減)となりました。特別利益は無く(前年同四半期は277百万円)、特別損失は8百万円(前年同四半期比93.9%減)となり、法人税等を加えまして、親会社株主に帰属する四半期純利益は51百万円(同75.7%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
① 小売事業
小売事業につきましては、ヘルス&ビューティーケアユニットでは、化粧品部門において、インバウンド需要のあったスキンケアカテゴリーやメイクカテゴリーの他、サロン用ヘアケアのメガブランドのヒット商品人気が続いているヘアケアカテゴリー等の売上高が好調に推移いたしました。しかし、前述のチャーリー阿南店とチャーリー沖浜店のリニューアル前の売尽くしセールによって、当ユニットの既存店ベースの売上高が伸長した一方で、売上総利益額は押し上げるに至りませんでした。
ライフスタイルユニットでは、ヘルス&ビューティーケアユニットと同様に化粧品部門のヘアケアカテゴリーが好調だった他、新ブランドの投入や人気商品のリニューアル効果でメイクカテゴリーの売上高、売上総利益額が伸長いたしましたが、特にバッグのトレンドが当年は大型のものから小ぶりのバッグに推移したことでバッグ部門の客単価が下がったこと等により、当ユニットの売上高、売上総利益額を押し上げるには至りませんでした。
アスレユニットでは、ランニングシューズカテゴリーの販売が低調に推移したものの、デザイン性と品質の高さを兼ね備えた人気アウトドアブランドの半袖Tシャツを中心としたアパレルが好調に推移いたしました。また、この時季の学生の通学需要を背景にカジュアルデザインのバックパック類の販売が好調だったことに加え、外商においてプロチーム関連の大口納品や販売があったこと等で、当ユニットの売上高、売上総利益額が伸長いたしました。
アルコユニットでは、酒類部門において、アワーリカー沖浜店(徳島県徳島市)の品揃えを洋酒や付加価値の高い酒類等専門的な商品に変更し、一般的なビール、日本酒及び焼酎等をホームキーパーユニットのデコール沖浜店(徳島県徳島市)に移設したことで、これらカテゴリーの売上高、売上総利益額が剥落いたしました。しかし、高付加価値商品の品揃えを強化したスピリッツ、ブランデー及び甘味果実酒カテゴリー等の売上総利益率が大きく伸長し、また、ECサイトでは果実酒カテゴリーの売上高が伸長いたしましたが、アルコユニット単独では、前述の移設によるカテゴリーの売上高、売上総利益額の剥落分を補うまでには至りませんでした。
ホームキーパーユニットでは、デコール沖浜店において、広告宣伝によって、地震対応のためのブロック塀改修工事や室内内装工事等の大口工事の受注件数が増加したリフォーム部門等の売上高、売上総利益額が伸長いたしました。一方で、第2四半期連結会計期間にデコール川内店(徳島県徳島市)の一部をチャーリー川内店に改装したことにより、売場を縮小した雑貨やインテリア部門等の売上高、売上総利益額が剥落し、また、春先の気温の低下や天候不順で植物、野菜苗の販売が落ち込んだ園芸部門の販売が低迷したこと等により、当ユニットの売上高、売上総利益額を押し上げるに至りませんでした。
これらの結果、売上高は7,130百万円(前年同四半期比7.8%減)、セグメント利益は292百万円(同4.4%増)となりました。
② 卸売事業
卸売事業につきましては、ウィスキーカテゴリーにおいては、次のハイボールを担うスコッチウィスキーや、クラフトと名の付く走りであるバーボンウィスキー等、様々なウィスキーを提案し、品揃えの強化を図ったことで、大幅に伸長いたしました。また、オリジナル商品においては、マーケットインで開発した商品や、これまでにない新たなジャンルの商品等を市場に提案することで伸長しております。しかしながら、仕入価額が上昇基調となるなかで、販売価額にすべて転嫁することが困難な市況や、シャンパンカテゴリーの国内消費拡大の鈍化、価格競争の増加により、厳しい環境が続いたことで、当事業部の売上高、売上総利益額を押し上げるに至りませんでした。
これらの結果、売上高は2,956百万円(前年同四半期比8.0%減)、セグメント利益は185百万円(同18.6%減)となりました。
③ その他
当セグメントには不動産賃貸事業等の売上高が含まれております。当セグメントにつきましては、前第3四半期連結会計期間に譲渡いたしました神戸市中央区のビルにおける賃貸テナントの売上及び営業利益の剥落等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は223百万円(前年同四半期比11.1%減)、セグメント利益は63百万円(同0.0%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は11,618百万円(前期末比6.7%増)となり、前連結会計年度末に比べ725百万円増加いたしました。これは主に、たな卸資産370百万円、土地333百万円、建物及び構築物(純額)168百万円等の増加に対し、現金及び預金180百万円等の減少によるものであります。
負債合計は10,105百万円(同7.8%増)となり、前連結会計年度末に比べ727百万円増加いたしました。これは主に、短期借入金860百万円、買掛金81百万円等の増加に対し、長期借入金75百万円、その他流動負債66百万円、未払金32百万円等の減少によるものであります。
純資産合計は1,513百万円(同0.2%減)となり、前連結会計年度末に比べ2百万円減少いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益51百万円による利益剰余金の増加に対し、配当金の支払30百万円による利益剰余金の減少及びその他有価証券評価差額金23百万円の減少によるものであります。
以上の結果、自己資本比率は13.0%(同0.9ポイント減)となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(3)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更は、次のとおりであります。
重要な設備の新設
|
セグメント の名称 |
事業所名 (所在地) |
設備の内容 |
投資予定金額 (千円) |
資金調達 方法 |
着手及び完了予定年月 |
増床予定 面積 (㎡) |
||
|
総額 |
既支払額 |
着手 |
完了 |
|||||
|
その他 及び 全社 |
事業所及び テナント用ビル (神戸市中央区) |
事業所及び 不動産賃貸 |
588,657 |
10,000 |
自己資金 |
2019年3月 |
2019年7月 |
- |
|
合 計 |
588,657 |
10,000 |
- |
- |
- |
- |
||
(注)1.上記の金額には消費税等が含まれておりません。
2.着手及び完了年月の「着手」には、契約締結日、「完了」には、引渡日を記載しております。
また、主要な設備の計画のうち、完了したものは次のとおりであります。
重要な設備の新設
|
セグメント の名称 |
事業所名 (所在地) |
設備の内容 |
投資金額 (千円) |
資金調達 方法 |
着手及び完了年月 |
増床面積 (㎡) |
||
|
総額 |
既支払額 |
着手 |
完了 |
|||||
|
小売事業 |
ドラッグストア チャーリー川内店 (徳島県徳島市) |
店舗 |
102,239 |
102,239 |
自己資金 及び 借入金 |
2018年10月 |
2018年12月 |
- |
|
小売事業 |
アレックス コンフォート イコットニコット 岡山店 (岡山市北区) |
店舗 |
18,415 |
18,415 |
自己資金 |
2018年10月 |
2018年12月 |
363.80 |
|
その他 |
賃貸マンション (神戸市灘区) |
不動産賃貸 |
395,557 |
391,613 |
自己資金 及び 借入金 |
2019年2月 |
2019年3月 |
- |
|
その他 |
事業所 (神戸市灘区) |
事業所 |
61,189 |
60,079 |
自己資金 |
2019年3月 |
2019年5月 |
- |
|
合 計 |
577,402 |
572,347 |
- |
- |
- |
363.80 |
||
(注)1.上記の金額には消費税等が含まれておりません。
2.着手及び完了年月の「着手」には、建設、改装工事等の始期又は契約締結日、「完了」には、営業開始日又は引渡日を記載しております。
当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約等は次のとおりであります。
不動産売買契約
|
契約会社名 |
契約締結日 |
契約内容 |
契約金額 |
物件引渡日 |
|
アクサス 株式会社 |
2019年3月28日 |
土地及び 建物の譲受 |
570,000千円 |
2019年7月1日 |
(注)契約金額は、契約書上の譲受対価を記載しており、消費税及び取得に係る諸経費等が含まれておりません。