第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況に関する説明

 当社グループの事業領域である国内ゲーム市場は約1.9兆円の規模まで成長し、その中でもモバイルゲームは1.2兆円を超える規模を維持するなど、国内ゲーム市場において中心的な存在となっております(ファミ通ゲーム白書2024より)。

 当社グループは、売上成長構造を再構築・再強化することで企業としての成長性を向上するべく、ゲーム事業内の新領域や新規事業の拡大に力を入れております。

 以上の結果、当中間連結会計期間の売上高は3,939,651千円(前年同期比15.8%減)、営業利益は242,404千円(前年同期比21.6%減)、経常利益は192,784千円(前年同期比34.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は156,907千円(前年同期比43.2%減)となりました。

 

 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

 

①ゲーム事業セグメント

 当セグメントにはゲーム事業の「セカンダリー領域」「新領域」と、新規事業の「スポーツDX領域」が含まれます。当中間連結会計期間の「セカンダリー領域」においては、タイトル運営が好調に推移しました。新規事業の「スポーツDX領域」では、子会社の株式会社GAMEDAY Interactiveが2024年10月3日(木)に開幕した「りそなグループ B.LEAGUE 2024-25シーズン」に合わせてBリーグ公認ファンタジースポーツゲーム「B.LEAGUE#LIVE」の2024-25シーズン版をリリースし、4シーズン目として運営をいたしました。また、公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(本社:東京都千代田区、チェアマン:野々村 芳和、以下「Jリーグ」)とサポーティングカンパニー契約を締結し、「Jリーグ公式トレーディングカード × ファンタジースポーツゲーム」の開発・運営を担当することが決定いたしました。

 以上の結果、売上高は3,649,775千円(前年同期比17.8%減)、営業利益は206,108千円(前年同期比17.8%減)となりました。

 

②異業種事業セグメント

 当セグメントには新規事業の「BtoBソリューション(異業種)領域」が含まれます。当中間連結会計期間においては、オフショア開発における戦略的業務提携を行うことで、オフショア開発リソースを活用したソリューション提供が可能となりました。そして、物流業界が直面する「2024年問題」など業界に特化した「M&A支援コンサルティングサービス」の提供を開始しました。また、当社とのグループ内連携によってコンサルティング事業をエンタメ業界へと事業領域の拡張を行い、グループジョインによるシナジー効果が増しております。

 以上の結果、売上高は289,876千円(前年同期比21.7%増)、営業利益は36,296千円(前年同期比38.2%減)となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

 ①資産の部

 当中間連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べて148,736千円減少し、4,691,615千円となりました。これは主に、売掛金及び契約資産の減少(前連結会計年度末比254,573千円の減少)などがあったことによるものであります。

 

②負債の部

 当中間連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べて335,761千円減少し、2,987,269千円となりました。これは主に、長期借入金の減少(前連結会計年度末比240,850千円の減少)などがあったことによるものであります。

 

③純資産の部

 当中間連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べて187,025千円増加し、1,704,346千円となりました。これは主に、利益剰余金の増加(前連結会計年度末比154,933千円の増加)などがあったことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ56,252千円増加の2,445,703千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において営業活動により得られた資金は、411,931千円となりました(前年同期は63,097千円の収入)。主な収入要因は、売上債権の増減額254,573千円であり、主な支出要因は未払金の増減額26,279千円であります。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において投資活動により使用した資金は、100,329千円となりました(前年同期は94,616千円の支出)。収入要因はなく、主な支出要因は無形固定資産の取得による支出100,329千円であります。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当中間連結会計期間において財務活動により使用した資金は、255,350千円となりました(前年同期は707,702千円の収入)。主な収入要因は、長期借入れによる収入130,000千円であり、主な支出要因は長期借入金の返済による支出315,450千円であります。

 

(4)会計上の見積り及び見積りに用いた仮定

 当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更事項はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。