第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間(2021年2月1日~2021年10月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の感染拡大の影響から依然として厳しい状況にあります。国内ではCOVID-19のワクチン接種が普及し、収束に向けた期待感から大手企業を中心に企業心理の改善が見られるものの、個人消費は依然として停滞感の強い状況で推移いたしました。海外におきましても、COVID-19のワクチン接種の進展に伴い、活動制限が緩和されつつありますが、米中間における貿易摩擦の激化や中東情勢の混乱などをはじめとした不安定な政治動向だけでなく、原油価格の高騰や世界的な半導体不足など、国内経済への影響は不透明な状況のまま推移しております。

ゴルフ事業を取り巻く環境におきましては、COVID-19の感染拡大に伴い、大人数を集客するイベント企画やコンペ等の団体客の予約は減少しているものの、個人を中心とした少人数での利用は増加傾向となり、ゴルフ場利用者数の前年同月比は7月15.5%増、8月10.8%減、9月5.4%増と推移いたしました。(経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)。ゴルフは「3密」を避けやすいスポーツであるという面も注目され、国内外で若年ゴルファーが増加している傾向にあります。また、新しい生活様式に適応したプレースタイルも浸透し、ゴルフの楽しみ方も多様になり、時代に合わせた進化をしております。

トラベル事業を取り巻く環境におきましては、COVID-19感染拡大防止策の一環として、一部を除いて国境を跨ぐ往来が停止されており、観光目的の入国は引き続き認められない状況が続いております。訪日外客数は8月が25,900人(2019年同月比99.0%減)、9月が17,700人(2019年同月比97.0%減)となり、低水準で推移しております。また、出国日本人数も8月が66,051人(2019年同月比96.9%減)、9月が52,400人(2019年同月比97.0%減)と激減し、世界的に旅行需要が停滞している状態にあります(日本政府観光局「JNTO」)。一方、国内においては夏場の感染拡大を受けて継続されていた緊急事態宣言・まん延等防止措置が9月末に全国的に解除され、10月以降はwithコロナ(段階的な日常への回復)への転換が進み、旅行需要の緩やかな回復の兆しが見え始めました。

このような環境の下、当社グループは『1人予約ランド』を核にしたゴルフ事業の更なる拡大を推進し、トラベル事業の需要の停滞を凌駕し、その他事業を含めグループ全体において前年を上回る業績を確保する為、企業価値の向上に努めました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高3,446,618千円(前年同期比3.6%増)、営業利益170,031千円(前年同期比271.8%増)、経常利益159,540千円(前年同期比217.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益94,384千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失7,342千円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

 

 

(ゴルフ事業)

ゴルフ事業におきましては、『1人予約ランド』を中心とするASPサービスが引き続き好調を維持し、登録会員数も堅調に推移しました。2021年10月31日時点では81.9万人(前年同期比14.9%増)と増加を続けております。同サービスの業界でのシェアをさらに拡大するため、契約コース数の増加とプレー枠の確保に注力しました。

広告・プロモーションサービスにおいては、ポータルサイト『VALUE GOLF WEB』へのアクセス数が前年比110%超の水準で推移しており、『1人予約ランド』をはじめ、『月刊バリューゴルフ』『バリューゴルフレッスン』といった各サービスにおける集客効果が強化されております。『月刊バリューゴルフ』は掲載コース数が引き続き増加傾向にある他、『バリューゴルフレッスン』(ゴルフ場にて開催するオンコースレッスン)においては、開催会場の新規開拓や新規講師との契約数増加に努めました。

ECサービスにおいては、インターネット通販サイトの利便性向上のため全面リニューアルを行いました。サイトリニューアル効果もあり、インターネット通販は引き続き好調を維持しております。また、多くの会社が通常業務に戻したこともあり、実店舗においても緊急事態宣言下と比べ来客数が回復傾向となっております。一方、仕入れにおいては北米ルートからの商品で納期の遅れが続く等、COVID-19の影響は依然続いており、いかに商品を確保できるかが重要となっております。こうした事態に対し、当社グループではジーパーズオリジナルのプライベートブランド商品を拡充した他、従来以上に日本製品の取り扱いを増やすことで対応してまいりました。

バリューゴルフ大崎においては、試打・練習・インドアレッスン・コースレッスン・ショップとバリエーションに富んだゴルフ関連サービスを展開する複合ゴルフ施設としてゴルファーの認知が進み、会員数も堅調に推移しております。複合ゴルフ施設として相乗効果により収益性も向上しており、バリューゴルフ大崎をモデルとした多店舗展開の準備も進めております。

 

以上の結果、売上高2,908,964千円(前年同期比8.6%増)、営業利益437,648千円(前年同期比19.5%増)となりました。

 

(トラベル事業)

トラベル事業におきましては、COVID-19感染拡大防止により海外路線の休航が継続されており、インバウンドの取り込みができず厳しい状況が続いております。しかし国内においては人の移動制限も解除されたこともあり、国内旅行の需要が高まり旅行業界は徐々に回復傾向となりました。そのため、当社グループでも国内企画旅行に注力し、小規模国内ゴルフ旅行、国内パッケージツアーを企画、催行いたしました。また、旅行事業で培ったネットワークを活かした日本全国の特産品の販売も継続しております。さらに、COVID-19収束後の急激な需要回復を見越して、航空券販売の業務フローを大幅に見直すなど、先を見据えた準備を進めました。

 

以上の結果、売上高516,165千円(前年同期比16.4%減)、営業損失18,728千円(前年同期は営業損失84,833千円)となりました。

 

(その他の事業)

その他の事業セグメントにおきましては、広告メディア制作事業において、ブライダルメディア広告のクライアントである結婚式場等の収益が回復傾向となっております。しかし、式の規模を縮小するなどの影響からも、広告に投資できるまでの回復とはなっておらず、厳しい状況が続いております。一方、求人メディア広告と旅行媒体への記事出稿については企業の業績回復の影響などから予測よりも上向きました。また、利益確保のため、継続したリストラクチャリングを実施し筋肉質な経営体質を維持いたしました。

 

以上の結果、売上高25,596千円(前年同期比15.7%減)、営業利益4,670千円(前年同期比1,148.9%増)となりました。

 

 

② 財政状態の状況
(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して463,151千円増加し、2,540,122千円となりました。これは主に現金及び預金の増加202,096千円、商品の増加210,800千円及び旅行前払金の増加46,244千円によるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比較して379,112千円増加し、1,455,474千円となりました。これは主に買掛金の増加64,236千円、短期借入金の増加259,090千円及び旅行前受金の増加37,266千円によるものであります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して84,039千円増加し、1,084,647千円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益94,384千円の計上及び配当金の支払17,925千円による利益剰余金の増加76,460千円によるものであります。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

  会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。