第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当社グループは、経営方針を『情報通信サービスを中心にお客様のライフスタイルをもっと楽しく便利に!』と定め、その実現のために、一般顧客向けに、SIMカード、通信機器・コミュニケーションロボット及びコンテンツの中から最適なプランを企画・提案する「ONLYSERVICE」と総称する総合的な通信サービスを提供しております。

当社を取り巻く環境においては、独自サービス型SIM(注1)市場において、5Gサービスが今春より順次始まることや、IoT関連のデバイスの提供が本格化していくことが見込まれるなど更なるマーケットの拡大が期待されております。また、サービスロボット分野では、当社が取り扱っているコミュニケーションロボットの家庭・店舗・オフィスなど多彩な活用シーンが注目されており、今後の市場拡大が期待されております。

このような状況の中、当社グループでは、ショッピングモールや百貨店での顧客獲得活動やWEB販路等の強化により、「ONLYSERVICE」会員数を順調に伸ばすことができ、ストック収入においても大きく増加いたしました。また、当社は第2四半期連結会計期間末日において株式会社モバイル・プランニングの全株式を取得し、子会社化いたしました。株式会社モバイル・プランニングは、モバイルWi-Fiのレンタル事業を展開し、当社グループの従来ターゲットである長期利用者とは異なる短期利用者が主なターゲットであり、これにより当社グループとしてより幅広い顧客のニーズに応えることが可能となりました。株式会社モバイル・プランニングは、自社運用サイトの「NETAGE」、「九州WiFi」及び楽天市場、Yahoo!ショッピング等での顧客の獲得やMVNE(注2)事業を行っております。

その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は売上高5,710,771千円(前年同期比28.0%増)、営業利益891,661千円(同38.5%増)、経常利益887,079千円(同37.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益595,597千円(同35.8%増)となりました。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間より、従来、報告セグメントとして記載しておりました「契約加入取次事業」及び「天然水宅配事業」は量的な重要性が減少したため、「その他」に含めて記載しており、前年同期との比較は変更後の報告セグメントの区分に基づき記載しております。

(MVNO事業)

MVNO事業は、当社グループにおける主力事業であり、ルーターとSIMカードをパッケージ化した「ONLYMobile」、コミュニケーションロボットとSIMカードをパッケージ化した「ONLYROBO」の端末販売及び通信サービスの提供を行っております。また、それらの付帯サービスとして、インターネットオプションサービスやコンテンツ等の「ONLYOPTION」の提供を行っております。当社は、将来のストック収入増加や既に他社で開始されている通信料金と端末代金の分離プランの導入に備えるため、当第3四半期より「ONLYMobile」の料金体系を変更し、短期的な利益と長期的な利益のバランスの見直しを行いました。

「ONLYMobile」につきまして、WEB販路代理店との取引拡大、「ONLYMobileSpeedy nonstop100」などのヘビーユーザー向けプラン、代理店のオリジナルプランである「Only Customize Plan」の販売が好調に推移したことにより、大きく会員数を伸ばすことができました。また、国内も海外も利用できる「ONLYMobile+wоrld」の販売を開始しました。特徴として、利用エリアや建物の環境によって最適な通信キャリアの回線を自動で選択することができ、また、面倒な手続きがいらず、電源を入れるだけで日本を含めた世界135の国や地域で使用することができます。

「ONLYROBO」につきまして、シャープ社との協働によるタブレットと連動した当社オリジナルモデル版『ONLYROBO ロボホン プレミアム』の販売を本格的に開始しており、順調に会員数が増加しております。催事開催においては、イベントスケジュールから来店予約ができるWEBサイトを活用することで、交通アクセスが良い大都市での催事への効率的な集客ができるようになり、大都市を中心に効果的な開催機会を拡大させてきました。また、当社は9月に新宿高島屋、10月に大阪高島屋・ジェイアール名古屋タカシマヤの「ロボティクススタジオ」において「ONLYROBO ロボホン プレミアム」を中心に様々なコミュニケーションロボット・IoT商品の販売を開始しました。これにより、顧客体験が可能な空間を創出し、対面でのサポート対応を充実させてまいります。

人材の確保については、新卒採用の環境が厳しいなか、採用基準の見直しやインターンシップを強化した結果、即戦力となる優秀な人材を多数採用することができ、販売数の増加に繋げることができました。

保有会員へのサービス向上策としては、前連結会計年度より「つながるカスタマーセンター」を目標として掲げ、サービス品質の向上に努めてまいりました。また、カスタマーセンターの人員増強、RPAの導入による顧客管理業務の効率化、サポートサービスの内製化等、顧客満足度の向上に努めてまいりました。

以上のことから、当第3四半期連結会計期間末におけるONLYSERVICEの会員数は以下の通りとなりました。

 

 

2019年12月末

2018年12月末

前年同月比

ONLYSERVICE総会員数

113,400人

85,900人

32.0%増

 

ONLYMobile

83,600人

55,800人

50.0%増

 

ONLYROBO

8,000人

5,000人

58.7%増

 

ONLYOPTION(※)

58,000人

(21,700人)

53,300人

(25,000人)

8.9%増

(※)( )内の人数については、当社のONLYOPTIONのみを利用されている会員数となります。

 

その結果、売上高5,213,018千円(前年同期比33.1%増)、営業利益1,100,960千円(同52.3%増)となりました。

 

(その他)

その他については、主に天然水宅配事業とハウスベンダー事業を行っております。天然水宅配事業につきましては、営業活動を縮小しているため保有顧客数が減少しましたが、一方で顧客維持の管理コストや減価償却費が減少したため、営業利益は増加いたしました。また、ハウスベンダー事業につきましては、消費税増税後の落ち込みにより売上高・営業利益ともに減少いたしました。

その結果、売上高497,753千円(前年同期比8.7%減)、営業利益112,831千円(同3.1%減)となりました。

 

(注1)独自サービス型SIMとは、独立系MVNOがSIMカードを活用し、独自の料金プランで様々な通信サービスを顧客へ提供する形態であります。

(注2)大手キャリアより回線を借り受けて、MVNOに回線を卸す事業者のことであります。

 

(2財政状態の分析

① 資産

当第3四半期連結会計期間末の流動資産は6,521,966千円となり前連結会計年度末と比べ1,361,150千円増加いたしました。これは、主として割賦販売による割賦売掛金の増加829,937千円、受取手形及び売掛金の増加250,736千円、現金及び預金の増加350,082千円等によるものです。固定資産は697,537千円となり前連結会計年度末と比べ434,420千円増加いたしました。これは、主として株式会社モバイル・プランニングを連結子会社化したことに伴うのれんの増加357,323千円によるものです。

② 負債

当第3四半期連結会計期間末の流動負債は2,901,601千円となり前連結会計年度末と比べ1,022,862千円増加いたしました。これは、主として短期借入金の増加830,000千円、支払手形及び買掛金の増加78,760千円、1年内返済予定の長期借入金の増加60,000千円等によるものです。固定負債は255,696千円となり前連結会計年度末と比べ223,937千円増加いたしました。これは、主として長期借入金の増加226,333千円によるものです。

③ 純資産

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上(595,597千円)により、前連結会計年度末と比べ548,771千円増の4,062,206千円となりました。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。