第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生はありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり、今後の経過並びに状況を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染者数が減少し、経済・社会活動は回復に向かいました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の再拡大や、ウクライナ情勢の長期化に伴う原材料価格の高騰など、依然として先行き不透明な状況が継続しております。

このような状況の中、当社グループは、契約回線数が前年同月比20.7%増加したことによるストック収入の増加や、ロボット事業における新規獲得件数増加により増収となりましたが、ロボット事業の人員増加等による販売コスト増、量販事業部立ち上げに伴う先行投資費用が発生したこと等が要因で減益となりました。また、一部代理店の信用状態悪化に伴い当社債権の回収見通しが不透明となったことから、現時点で認識される債権の全額に対して引当金計上を行いました。なお、当該代理店に対する当社の債権額は流動的であり、今後金額の増減に伴い引当金額は増減する見込みです。

その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は売上高3,075,838千円(前年同期比9.1%増)、営業利益196,331千円(同43.7%減)、経常利益196,978千円(同43.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益62,087千円(同73.1%減)となりました。

 

(モバイルWi-Fi事業)

モバイルWi-Fi事業は、「ONLYMobile」、「Only Customize Plan」(注1)、モバイルWi-Fiのレンタル事業(NETAGE)やMVNE(注2)事業を総称したサービスで、また、それらの付帯サービスとして、インターネットオプションサービスやコンテンツ等の「ONLYOPTION」の提供を行っております。

コミュニケーションセールスにおいて、大型優良店舗を中心に稼働したことで販売コスト増となりましたが、新規獲得件数は前年同期と同水準で推移しております。一方、代理店に関しては、大口代理店の販売縮小に伴い新規獲得件数は減少しているものの、代理店社数は立ち上げ支援策を拡充したことにより新規に活動を開始した代理店を含め増加傾向にあります。また、MVNEとして提供した外国人労働者、留学生対象のプリペイドSIMの販売数が拡大したことでモバイルWi-Fi契約回線数は前年同月比19.1%増となり、ストック収入の増加に寄与しました。モバイルWi-Fiのレンタル事業において、法人大口案件はなくなりましたが、新人研修等の需要増に伴い、法人は引き続き堅調に推移し、個人も旅行需要の回復に伴い堅調に推移しました。

その結果、売上高2,376,254千円(前年同期比5.1%増)、営業利益526,458千円(同1.5%増)となりました。

(ロボット事業)

ロボット事業は、コミュニケーションロボットとSIMカードをパッケージ化した「ONLYROBO」を販売し、その付帯サービスとして「安心保障サービス」や「ロボホンPrime」等の「ONLYOPTION」の提供を行っております。

ロボット事業におきまして、中期経営計画“Connecting to the Future(未来へ繋ぐ)”で掲げたロボット事業の基幹事業化に向け、引き続き新入社員を中心に人材を多く配置し、また新たに量販事業部を立ち上げ家電量販の株式会社エディオンにおいて、当社の取り扱うコミュニケーションロボットの販売が開始しました。

新規獲得件数については、WEB予約の広告強化に伴う予約来店数の増加や、人材を増強しPOP UP ストアを拡大したことで前年同期に比べ大きく増加しました。一方で、人員強化、広告費用等の販促費増加及び大型優良店舗での稼働強化により販売コストが大幅に増加し、また、エディオンへの人材支援や販促支援等もあり、新規獲得件数の増加による増収分を吸収できず、大きく減益となりました。

その結果、売上高616,165千円(前年同期比48.0%増)、営業損失239,564千円(前年同期は営業損失90,153千円)となりました。

 

以上のことから、当第1四半期連結会計年度末における契約回線数及びその他サービス利用者数は以下の通りとなりました。

 

 

2022年6月末

2021年6月末

前年同月比

契約回線数(回線)

218,100

180,700

20.7%増

 

モバイルWi-Fi

200,100

168,000

19.1%増

 

コミュニケーションロボット

17,900

12,700

41.4%増

その他サービス利用者数(人)(※)

81,000

78,000

3.9%増

(※)その他サービス利用者数はONLYOPTION、天然水宅配、スマートホームサービスの合計になります。なお通信サービスと同時にお申込されている顧客については契約回線数と重複でのカウントになっております。

 

(その他)

その他については、主に天然水宅配事業を行っており、ハウスベンダー事業は撤退いたしました。天然水宅配事業につきましては、営業活動を縮小しているため保有顧客数が減少し、売上高、営業利益とも減少いたしました。

その結果、売上高83,418千円(前年同期比40.8%減)、営業利益21,729千円(同18.4%減)となりました。

 

(注1)「Only Customize Plan」とは、当社傘下代理店が企画したサービスや価格を反映し、代理店のオリジナル

ブランドのサービスとして顧客に回線提供を行うプランであります。

(注2)MVNEとは、大手キャリアより回線を借り受けて、MVNOに回線を卸す事業者のことであります。

 

(2)財政状態の分析

① 資産

当第1四半期連結会計期間末の流動資産は9,069,975千円となり前連結会計年度末と比べ279,051千円減少いたしました。これは、主として受取手形及び売掛金の増加48,025千円、法人税納付による現金及び預金の減少194,316千円、割賦売掛金の減少81,305千円、貸倒引当金の増加19,962千円等によるものです。固定資産は712,210千円となり前連結会計年度末と比べ1,463千円減少いたしました。これは、主として有形固定資産の増加6,185千円、減価償却等による無形固定資産の減少16,119千円等によるものです。

 

② 負債

当第1四半期連結会計期間末の流動負債は3,488,615千円となり前連結会計年度末と比べ273,953千円減少いたしました。これは、主として未払法人税等の減少211,079千円、返済による短期借入金の減少100,000千円等によるものです。固定負債は129,384千円となり前連結会計年度末と比べ15,120千円減少いたしました。

 

③ 純資産

当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上62,087千円、配当金の支払い53,529千円等により、前連結会計年度末と比べ8,558千円増の6,164,186千円となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。