第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について変更があった事項は以下のとおりです。

 

業績等について

3「財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」に記載の通り、当第3四半期連結累計期間においても営業損失及び経常損失を計上しており、減損損失を計上した結果、871,793千円の親会社株主に帰属する四半期純損失となっております。業績等に係るリスクへの対応については、当社の強みである運営力を活かしたゲームタイトルの運営強化、収益性のある他社タイトル運営移管によりリスクを抑えた収益基盤拡大等により、引き続き売上高拡大を図ってまいります。さらに、運営体制の効率化及び費用の抜本的見直しを行い各タイトルで着実な利益を確保できる体制を構築することで現況の改善に努めてまいります。

 また、資金の安定化を目的としたリファイナンス(借換)を平成30年12月28日付で実施し、資金繰りの安定化に努めております。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 平成29年10月31日付けで当社と株式会社アエリアの両社で締結した合弁契約を解消しております。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、前連結会計年度末より連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期との比較分析は行っておりません。また、当社グループはエンターテインメントサービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。

 

(1)業績の状況

当社グループが展開しているエンターテイメントサービス事業の市場環境に関しましては、その主たるサービス提供媒体となるスマートフォン端末の普及に伴い、市場規模が拡大しております。平成29年度のスマートフォン出荷台数が前年比8.7%増の3,199万台と平成24年を抜いて過去最高の出荷実績となる(株式会社MM総研調べ、平成30年2月現在)など、今後も、スマートフォンの出荷台数増加及び高性能化に伴い、スマートフォンユーザーの拡大はさらに進展していくものと予想されます。また、平成29年度におけるモバイルコンテンツ市場は2兆1,109億円(対前年比113%)、中でもスマートフォン市場は2兆590億円(対前年比114%)と年々成長を続けており、スマートフォン市場の内、ゲームが1兆3,727億円(対前年比115%)と非常に大きな割合を占めております(一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調べ、平成30年7月現在)。一方で、当該市場には多くのスマートフォンゲームが投入され、企業間における競争が激化しており、より高品質のゲームを投入するための開発費やゲームの認知度向上させるための広告費が増加する傾向にあります。

このような事業環境の中、当社グループではオタク市場にフォーカスした総合エンターテインメント企業として、各グループ会社が保有するコンテンツを軸に、当社の得意とするモバイル周辺の技術及び位置情報とエンターテインメント性を融合させた各種サービスの提供に注力して参りました。平成30年8月20日には、アニメやゲーム関連の出版物及び各種グッズの企画・制作・販売等を手掛ける株式会社一二三書房をグループに加えるなど、今後の更なるクロスメディア展開を拡大させるための体制強化を行っており、当社グループとしての収益基盤の礎を構築しております。なお、当第3四半期連結会計期間より、当社グループの連結財務諸表に同社の損益計算書を反映しております。

当第3四半期連結累計期間におきましては、新規サービスとして、平成30年8月に美少女×ロボシミュレーションRPG『魔法軍團WarLocksZ』、位置情報ゲーム『温泉むすめ ゆのはなこれくしょん』、同年10月に本格3DサイバーパンクRPG『BALDR  ACE』、同年11月に講談社との共同プロジェクト『マップラス+カノジョ』の配信を開始いたしました。

また、既存サービスにつきましても売上高は堅調に推移しております。中でも、期中に運営移管を受けた海賊ファンタジーRPG『アイオライトリンク』において1周年記念イベント施策を行った結果、配信開始以来月間最高売上高を記録いたしました。さらに、AppStore、Google Play向け本格ナビゲーションアプリ『MAPLUS+声優ナビ』において、「フレームアームズ・ガール」、「けものフレンズ」、「怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~」、「ハッカドール」とコラボレーションしたキャラチェンジセット追加によるサービスラインアップ強化に努めると共に、音楽ゲームアプリ『SHOW BY ROCK!!』において声優・アイドルの活動を両立するハイブリッドユニット「i☆Ris」とのコラボレーション企画など、成長に向けた施策が功を奏し売上高増加に貢献しております。

平成30年2月に子会社化した株式会社ティームエンタテインメントにおきましては、オリジナルの女性向けドラマCDやシチュエーションCDを中心とした新規レーベル「MintLip(ミントリップ)」を立ち上げ、第1弾としてリリースした『今、隣のキミに恋をする。』、『オネェCD ~CHU~』、『A's×Darling(アズダーリン)』が何れも人気を博しており、将来的にクロスメディア展開の中核となる作品を生み出すべく、邁進しております。

平成30年8月に子会社化した株式会社一二三書房におきましては、第6回ネット小説大賞受賞作『ガベージブレイブ-異世界に召喚され捨てられた勇者の復讐物語-』や大人気シリーズの最新刊『転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~4』などの新刊書籍販売や人気IPの男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』のライセンスアウトを受けて発売したグッズの販売などが好調であり、当社グループの売上高に大きく貢献しております。

以上の通り、既存サービスの拡大や新規サービスの展開、子会社の売上高反映により当社グループの売上高は堅調に推移したものの、新規タイトルの開発遅延に伴う開発費増加及び広告費用増加、並びに収益が計画を下回ったことに伴うソフトウェア等の減損損失計上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,374,881千円、営業損失は408,516千円、経常損失は432,110千円、親会社株主に帰属する四半期純損失は871,793千円となりました。

 

(2)財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は1,851,710千円となり、前連結会計年度末に比べ634,032千円の増加となりました。これは主に減損損失の計上により無形固定資産が減少したものの、現金及び預金、売掛金の増加によるものであります。

負債合計は1,156,497千円となり、前連結会計年度末に比べ754,063千円の増加となりました。これは主に短期借入金の増加によるものであります。また、純資産合計は695,213千円となり、前連結会計年度末に比べ120,030千円の減少となりました。これは、EVO FUNDによる新株予約権の行使により資本金及び資本準備金が増加したものの、当第3四半期連結累計期間が親会社株主に帰属する四半期純損失となり利益剰余金が減少したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動 

該当事項はありません。