当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
1 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く環境におきましては、2019年におけるモバイルコンテンツ市場は2兆3,378億円(対前年比105%)、中でもスマートフォン市場は2兆3,097億円(対前年比106%)と年々成長を続けております。スマートフォン市場の内、ゲーム市場が1兆4,011億円(対前年比99%)、電子書籍市場が3,285億円(対前年比122%)、動画・エンターテイメント市場が2,512億円(対前年比124%)、音楽コンテンツ市場も1,403億円(対前年比112%)とゲーム市場は若干の減少に転じたものの、その他電子書籍市場、動画・エンターテイメント市場、音楽コンテンツ市場は拡大傾向にあります(一般社団法人モバイル・コンテンツ・フォーラム調べ、2020年7月現在)。一方で、当該ゲーム市場には多くのスマートフォンゲームが投入され、競争が激化しており、より高品質のゲームを投入するために開発費が増加する傾向にあります。また、電子書籍市場においても、インターネット上の小説等をコンテンツ化するビジネスモデルに多くの競合他社が参入しており、その作品確保の競争が激化しています。さらに、動画・エンターテインメント市場及び音楽コンテンツ市場においても、消費者ニーズの多様化に伴う構造変化に晒されています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大についても依然として予断を許さない状況であり、先行きの不透明感は払拭できていない状況が続いております。
このような事業環境の中、当社グループは総合エンターテインメント企業として、エンタメIPの創出・取得とそれらのクロスメディア展開を加速させ、事業の多角化と収益力向上に注力して参りました。
当第1四半期累計期間のIP事業におきましては、AppStore、Google Play向け本格ナビゲーションアプリ 『MAPLUS+キャラdeナビ』において、アニメ「ゆるキャン△SEASON2」から「大垣千明&犬山あおい」のキャラチェンジセットを追加するなど、コロナ禍においても厳選した人気IPとのコラボレーションを進め、着実に収益を積み上げております。また、当社保有のレトロゲームタイトル「対決‼ブラスナンバーズ」がNintendo Switch Onlineで配信されライセンスアウトによる収益の獲得も進んでおります。さらに、オリジナルドラマCD女性向けCDレーベル「MintLip(ミントリップ)」より『DIG-ROCK(ディグロック)』シリーズが引き続き人気を博し、CD販売に加えグッズ販売が好調を維持しております。グッズにおいては、オンラインくじサービスの『くじコレ』が好調で、新たに女性顧客向けサービスとして『まるくじ』の販売を開始し、当社グループの収益に貢献いたしました。
出版事業におきましては、『レベル1の最強賢者~呪いで最下級魔法しか使えないけど、神の勘違いで無限の魔力を手に入れ最強に~』など人気ライトノベルシリーズの続編の刊行や、人気シリーズ『姉が剣聖で妹が賢者で』のコミカライズ、新たに立ち上げたコミックレーベル「マンガBANGコミックス」より、『異世界の戦士として国に招かれたけど、断って兵士から始める事にした2』など着実に作品数を増やし、電子書籍販売においても作品数が増加したことに伴い、前期に引き続き大きく躍進しております。
BtoB事業におきましては、他社のゲームサービスのローカライズ及び運営受託、音楽制作受託、法人向け各種コンテンツ制作受託など堅調に推移いたしました。
以上の通り、IP事業におけるドラマCDやグッズ販売、BtoB事業における受託案件が好調に推移し、また、出版事業における作品数拡大により電子書籍売上が大きく伸長したことでストックビジネスが加速し利益率が上がった結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は611,289千円(前年同四半期4.0%増)、営業利益は25,708千円(前年同四半期は2,359千円の営業損失)、経常利益は23,763千円(前年同四半期は6,436千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は23,595千円(前年同四半期は20,433千円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
なお、当社グループはエンターテインメントサービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
②財政状態の状況
当第1四半期連結会計期間末における資産合計は1,643,267千円となり、前連結会計年度末に比べ46,448千円の減少となりました。これは主に現金及び預金が増加したものの、売掛金が減少したことによるものであります。
負債合計は860,738千円となり、前連結会計年度末に比べ70,044千円の減少となりました。これは主に買掛金が増加した一方、未払金や借入金が減少したことによるものであります。また、純資産合計は782,528千円となり、前連結会計年度末に比べ23,595千円の増加となりました。これは主に当第1四半期連結累計期間が四半期純利益となり利益剰余金が増加したことによるものであります。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。