当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、依然として新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という)の影響を受けた厳しい経済環境が続いております。感染症拡大の防止策を講じたことで、懸念されていた「第2波」というような爆発的な感染はなく、新規感染者は世界各国と比較し低水準に抑えられております。政府による各種政策を背景に、社会経済活動のレベルが少しずつ引き上げられ、経済の改善が期待されております。世界経済においては、一部改善が見られるものの、感染症拡大の収束時期の見通しは立っておらず、さらなる経済の下振れや金融資本市場への影響に留意が必要な状況となっております。
首都圏のマンション市場においては、2020年上期(1月~6月)の供給戸数は3,484戸と前年同期比5.6%増加し、戸当たり価格は3,172万円と前年同期比4.1%上昇いたしました(株式会社不動産経済研究所調べ)。
当社グループの属する、資産運用型マンション市場では、感染症の拡大防止策により、東京への人口流入や給与所得の悪化による賃料の伸び悩み、入居率の低下等が懸念されておりましたが、現状では大幅な変化はなく、マンションの資産性は維持できていると考えております。また、居住用賃貸マーケットへの影響が少なかったことや日本の感染者数が世界各国と比較すると低水準に抑えられてること等から、東京の不動産市場が中長期的な投資先として安全性があるとの認識が高まっております。
このような事業環境の中、当社グループは、「23区・駅近・高機能マンション」をコンセプトに、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」の開発・分譲を行ってまいりました。分譲後も賃貸管理及び建物管理を行うことにより、長期間にわたりマンションの資産性及び収益性を向上させ、安定収入が見込めるマンションとして、ブランド価値の向上に努めております。たな卸資産の保有量を注視しつつ、開発用地の仕入や翌期以降に分譲予定となる物件の仕入を進めてまいりました。また、当第1四半期連結会計期間に株式会社デュアルタップグロウスを新規設立し、営業支援事業を開始いたしました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間は、売上高9億29百万円(前年同期比1.1%減)、営業損失66百万円(前年同期は営業損失32百万円)、経常損失75百万円(前年同期は経常損失46百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失56百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失36百万円)となりました。
なお、当社グループの主力事業である不動産販売事業における収益物件の販売は、顧客への物件引渡しをもって売上が計上されます。そのため、物件の竣工や引渡しのタイミングにより四半期ごとの業績に偏重が生じる傾向があります。
セグメントの業績は次のとおりであります。なお、当第1四半期連結会計期間より「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に記載のとおり、報告セグメント「営業支援事業」を新たに追加しております。そのため、「営業支援事業」については前期比較を行っておりません。
(不動産販売事業)
不動産販売事業においては、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」に加え、中古マンションを取り扱ってまいりました。個人投資家だけでなく、私募REITへ販売する等、販売チャネル及び顧客層の拡大に努めてまいりました。
以上の結果、売上高6億14百万円(前年同期比37.1%増)、セグメント損失87百万円(前年同期はセグメント損失59百万円)となりました。
(不動産管理事業)
不動産管理事業は、賃貸管理事業及び建物管理事業より構成されております。賃貸管理においては、募集賃料の見直し及び空室率の低減に注力し、管理物件の資産性向上を図ってまいりました。建物管理においては、当社が分譲した物件以外の新規契約獲得を推進してまいりました。
以上の結果、売上高2億94百万円(前年同期比11.4%減)、セグメント利益33百万円(同3.2%減)となりました。
(海外不動産事業)
海外不動産事業においては、海外の富裕層等への「XEBEC(ジーベック)」の分譲や企業の海外進出支援に関して、感染症対策による渡航制限等により営業活動が一部制限されておりました。マレーシア国内では、住宅や商業施設等の建物管理事業の推進により新規管理物件が増加いたしました。
以上の結果、売上高18百万円(前年同期比88.6%減)、セグメント損失12百万円(前年同期はセグメント損失9百万円)となりました。
(営業支援事業)
営業支援事業においては、当第1四半期連結会計期間に株式会社デュアルタップグロウスを設立し、事業を開始いたしました。法人向けのマーケティング・営業に特化して、クライアントが抱える課題解決の支援を行っております。具体的には、営業戦略策定、人材育成、ITツール導入支援、アポイント獲得、営業代行など、営業活動に関する上流のコンサルティングから、現場レベルのBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)まで総合的な支援を行ってまいります。
以上の結果、売上高1百万円、セグメント損失0百万円となりました。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末から21億69百万円増加し63億71百万円となりました。総資産の増加の主な要因は、開発用地の仕入れや建築費の支払いにより仕掛販売用不動産が18億89百万円増加、前期より契約済みの物件が竣工し引渡しを受けたことで、販売用不動産が7億28百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末から22億63百万円増加し44億6百万円となりました。負債の増加の主な要因は、開発用地の仕入れ等に伴い、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金含む)が16億75百万円増加、竣工物件の仕入等に伴い、短期借入金が8億3百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末から94百万円減少し19億64百万円となりました。純資産の減少の主な要因は、配当金の支払いにより利益剰余金が37百万円減少、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が56百万円減少したことによるものであります。
以上の結果、自己資本比率は30.7%となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
なお、当第1四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。