第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、依然として新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という)の影響を受けた厳しい経済環境が続いております。政府による各種政策を背景に、社会経済活動のレベルが少しずつ引き上げられ、個人消費の持ち直しが見られました。しかしながら、企業収益の改善には至っておらず、収益の減少幅を縮小する程度に留まりました。世界経済においては、一部改善が見られたものの、再びの爆発的な感染によりロックダウンや行動制限が発令され、感染症拡大の収束時期の見通しは立っておりません。今後のさらなる経済の下振れや金融資本市場への影響に留意が必要な状況となっております。

 首都圏のマンション市場においては、感染症の影響もあり2020年(1月~12月)の年間供給戸数が2万7,228戸と前年同期比12.8%減少しました。一方で、東京都区部の㎡単価は125.1万円と前年同期比11.4%上昇いたしました(株式会社不動産経済研究所調べ)。

 当社グループの属する、資産運用型マンション市場では、感染症の拡大防止策により、東京への人口流入や給与所得の悪化による賃料や入居率の低下等が懸念されておりましたが、現状では低下しておらず、マンションの資産性は維持できていると考えております。また、居住用賃貸マーケットへの影響が少なかったことや日本の感染者数が世界各国と比較すると低水準に抑えられてること等から、東京の不動産市場が中長期的な投資先として安全性があるとの認識が高まっております。

 このような事業環境の中、当社グループは、「23区・駅近・高機能マンション」をコンセプトに、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」の開発・分譲を行ってまいりました。分譲後も賃貸管理及び建物管理を行うことにより、長期間にわたりマンションの資産価値を向上させ、安定収入が見込めるマンションとして、ブランド価値の向上に努めております。住宅ローン減税適応マンションの面積要件が50㎡以上から40㎡以上に緩和されたことを受け、第1四半期に購入した開発用地では2人暮らし向けに2DK(40㎡以上)が中心のマンション開発を行っております。感染症の影響により経済環境は悪化しているものの、マンションの商品性は評価されており、効率よく資金調達を行えております。また、第1四半期連結会計期間に株式会社デュアルタップグロウスを新規設立し、営業支援事業を開始いたしました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間は、売上高21億42百万円(前年同期比23.3%減)、営業損失81百万円(前年同期は営業利益28百万円)、経常損失1億円(前年同期は経常利益1百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失79百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失4百万円)となりました。

 なお、当社グループの主力事業である不動産販売事業は、顧客への物件引渡しをもって売上が計上されます。そのため、物件の竣工や引渡しのタイミングにより四半期ごとの業績に偏重が生じる傾向があります。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。なお、第1四半期連結会計期間より「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に記載のとおり、報告セグメント「営業支援事業」を新たに追加しております。そのため、「営業支援事業」については前期比較を行っておりません。

 

(不動産販売事業)

 不動産販売事業においては、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」に加え、中古マンションを取り扱ってまいりました。個人投資家だけでなく、私募REITへ販売する等、販売チャネル及び顧客層の拡大に努めてまいりました。

 以上の結果、売上高14億97百万円(前年同期比23.2%減)、セグメント損失1億18百万円(前年同期はセグメント損失19百万円)となりました。

 

(不動産管理事業)

 不動産管理事業は、賃貸管理事業及び建物管理事業より構成されております。賃貸管理においては、募集賃料の見直し及び空室率の低減に注力し、管理物件の資産性向上を図ってまいりました。建物管理においては、当社が分譲した物件以外の新規契約獲得を推進してまいりました。

 以上の結果、売上高5億87百万円(前年同期比10.7%減)、セグメント利益59百万円(同22.4%減)となりました。

(海外不動産事業)

 海外不動産事業においては、マレーシア国内の建物管理事業では、住宅だけでなく商業施設等の管理推進を図り、管理戸数が1万戸を超えました。海外の富裕層等への「XEBEC(ジーベック)」の分譲や企業の海外進出支援に関しては、感染症対策による渡航制限等により営業活動が一部制限されておりました。

 以上の結果、売上高49百万円(前年同期比73.4%減)、セグメント損失21百万円(前年同期はセグメント損失31百万円)となりました。

 

(営業支援事業)

 営業支援事業においては、第1四半期連結会計期間に株式会社デュアルタップグロウスを設立し、事業を開始いたしました。法人向けに営業活動全体のコンサルティングを行っております。主に製造、技術等に経営資源を集中している企業に対して営業戦略の立案、営業人員の採用、ターゲット企業の選定から企業へのアプローチや営業代行等、コンサルティングから現場レベルのBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)まで総合的な支援を行っております。

 以上の結果、売上高7百万円、セグメント損失3百万円となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末から25億45百万円増加し67億47百万円となりました。総資産の増加の主な要因は、新規物件の土地仕入及び建築費の支払等により、仕掛販売用不動産が16億40百万円増加、販売用不動産が14億4百万円増加した一方で、「XEBEC(ジーベック)」の引渡しを受けたため前渡金が1億1百万円減少したことによるものであります。

 

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末から26億62百万円増加し48億5百万円となりました。負債の増加の主な要因は、新規物件の仕入資金のため、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む。)が20億82百万円増加、短期借入金が7億93百万円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末から1億17百万円減少し19億41百万円となりました。純資産の減少の主な要因は、期末配当金の支払いにより利益剰余金が37百万円減少したことによるものであります。

 以上の結果、自己資本比率は28.7%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6億28百万円減少し、9億13百万円となりました。

 

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動により支出した資金は33億93百万円(前年同期は2億13百万円の獲得)となりました。主な支出は、開発用土地の仕入及び販売用不動産の引渡しを受けたことによる、たな卸資産の増加額30億46百万円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動により支出した資金は26百万円(前年同期は10百万円の支出)となりました。主な支出は、投資有価証券の取得による支出10百万円、有形固定資産の取得による支出6百万円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動により獲得した資金は27億91百万円(前年同期は4百万円の支出)となりました。主な収入は、開発用地及び竣工物件取得のための長期借入れによる収入25億38百万円であり、主な支出は、販売用不動産の分譲に伴う、長期借入金の返済による支出4億67百万円であります。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 なお、当第2四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。

 

(5)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。