第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、依然として新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」とい

う)の影響を受けた厳しい経済環境が続いております。2度目の緊急事態宣言が発令されたことで、個人消費や企業収益の改善傾向に減退感がみられました。世界経済においては、感染症のワクチン接種が進んだ国では景気が回復傾向にあるものの、接種状況は国による偏りもあり、感染症拡大の収束時期の見通しは立っておりません。今後のさらなる経済の下振れや金融資本市場への影響に留意が必要な状況となっております。

 首都圏のマンション市場においては、感染症の影響を受けつつも2020年度(2020年4月~2021年3月)の供給戸数が2万9,032戸と前年度比1.7%増加しました。地区別では、東京都区部と埼玉県が減少し、千葉県と都下で大幅に増加する結果となりました(株式会社不動産経済研究所調べ)。

 当社グループの属する、資産運用型マンション市場では、感染症の拡大防止策により、東京への人口流入や給与

所得の悪化による新築賃料や入居率の若干の低下がみられますが、機関投資家のマンション購入意欲は高く、マン

ションの資産性は維持できていると考えております。また、居住用賃貸マーケットへの影響が少なかったことや日

本の感染者数が世界各国と比較すると低水準に抑えられていること等から、東京の不動産市場が中長期的な投資先

として安全性があるとの認識が高まっております。

 このような事業環境の中、当社グループは、「23区・駅近・高機能マンション」をコンセプトに、資産運用型マ

ンション「XEBEC(ジーベック)」の開発・分譲を行ってまいりました。分譲後も賃貸管理及び建物管理を行うこ

とにより、長期間にわたりマンションの資産価値を向上させ、安定収入が見込めるマンションとして、ブランド価

値の向上に努めております。住宅ローン減税適応マンションの面積要件が50㎡以上から40㎡以上に緩和されたこと

を受け、第1四半期に購入した開発用地では2人暮らし向けに2DK(40㎡以上)が中心のマンション開発を行って

おります。感染症の影響により経済環境は悪化しているものの、マンションの商品性は評価されており、効率よく

資金調達を行えております。また、第1四半期連結会計期間に株式会社デュアルタップグロウスを新規設立し、営

業支援事業を開始いたしました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間は、売上高26億99百万円(前年同期比53.7%減)、営業損失1億66百万円(前年同期は営業利益4億60百万円)、経常損失2億8百万円(前年同期は経常利益4億1百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億58百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益2億71百万円)となりました。

 なお、当社グループの主力事業である不動産販売事業における収益物件の販売は、顧客への物件引渡しをもって売上が計上されます。そのため、物件の竣工や引渡しのタイミングにより四半期ごとの業績に偏重が生じる傾向があります。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。なお、第1四半期連結会計期間より「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 セグメント情報等」に記載のとおり、報告セグメント「営業支援事業」を新たに追加しております。そのため、「営業支援事業」については前期比較を行っておりません。

 

(不動産販売事業)

 不動産販売事業においては、資産運用型マンション「XEBEC(ジーベック)」に加え、中古マンションを取り扱ってまいりました。個人投資家だけでなく、私募REITへ販売する等、販売チャネル及び顧客層の拡大に努めてまいりました。

 以上の結果、売上高17億19百万円(前年同期比63.1%減)、セグメント損失2億34百万円(前年同期はセグメント利益3億94百万円)となりました。

 

(不動産管理事業)

 不動産管理事業は、賃貸管理事業及び建物管理事業より構成されております。賃貸管理においては、募集賃料の見直し及び空室率の低減に注力し、管理物件の資産性向上を図ってまいりました。建物管理においては、当社が分譲した物件以外の新規契約獲得を推進してまいりました。

 以上の結果、売上高8億80百万円(前年同期比8.9%減)、セグメント利益97百万円(同7.4%減)となりました。

 

 

(海外不動産事業)

 海外不動産事業においては、マレーシア国内の建物管理事業では、住宅だけでなく商業施設等の管理推進を図

り、管理戸数が1万戸を超えました。海外の富裕層等への「XEBEC(ジーベック)」の分譲や企業の海外進出支援

に関しては、感染症対策による渡航制限等により営業活動が一部制限されておりました。

 以上の結果、売上高83百万円(前年同期比60.7%減)、セグメント損失24百万円(前年同期はセグメント損失42百万円)となりました。

 

(営業支援事業)

 営業支援事業においては、第1四半期連結会計期間に株式会社デュアルタップグロウスを新規設立し、法人向けに営業活動全体のコンサルティング事業を開始いたしました。主に製造、技術等に経営資源を集中している企業に対して、営業戦略の立案、営業人員の採用、ターゲット企業の選定から企業へのアプローチや営業代行等、コンサルティングから現場レベルのBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)まで総合的な支援を行っております。

 以上の結果、売上高15百万円、セグメント損失9百万円となりました。

 

(2)財政状態に関する説明

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末から48億59百万円増加し90億61百万円となりました。総資産の増加の主な要因は、仕入物件の竣工引渡しを受け、販売用不動産が38億86百万円増加、開発物件の土地代及び建築費の支払等により、仕掛販売用不動産が18億29百万円増加した一方で、現金及び預金が11億3百万円減少したことによるものであります。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末から50億54百万円増加し71億97百万円となりました。負債の増加の主な要因は、物件の仕入資金を金融機関から調達し、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む。)が44億57百万円増加、短期借入金が8億18百万円増加したことによるものであります。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末から1億95百万円減少し18億63百万円となりました。純資産の減少の主な要因は、期末配当金の支払いにより利益剰余金が37百万円減少、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が1億58百万円減少したことによるものであります。

 以上の結果、自己資本比率は20.5%となりました。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分

析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

なお、当第3四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについては、

「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要

な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。