当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症における行動制限の解除や5類への引き下げ等により社会経済活動の正常化が進められる一方で、不安定な国際情勢や物価高の長期化などから、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主力取引先である飲食業界におきましては、原材料価格・光熱費の高騰や人件費の上昇等から依然として厳しい状況が続いているものの、インバウンド需要の回復による客数の回復も見られるようになり全体として緩やかな回復傾向が見られました。
そのような状況下、当社グループは、国内の飲食店をはじめとするサービス業の成長をサポートすることを第一に、「夢をカタチに!和食を世界に!」という企業スローガンを掲げ、日本国内の和食文化を世界の様々な地域へ輸出する架け橋となれるよう努めてまいりました。また、経営サポート事業と飲食事業の連動によって、当社独自の「プラットフォーム」を形成し、両事業を併せ持つことによるシナジー効果で収益を創出するビジネスモデルを確立し、各事業で収益が発生する「名代 宇奈とと」のライセンス展開や、飲食事業で培ったノウハウや課題解決力を活かし、時代と共に変化する飲食店経営のニーズに対応した新サービスの提供を推進してまいりました。さらに、中期展望の実現に向けて、国内及び海外の管理体制強化に取り組んでまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,160,634千円(前年同四半期比19.8%増)、営業利益は144千円(前年同四半期比99.9%減)、経常利益は16,568千円(前年同四半期比90.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純損失は85,712千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益225,888千円)となりました。
セグメントごとの経営成績の状況は、次のとおりであります。
① 経営サポート事業
当第3四半期連結累計期間においては、退店希望顧客や空き物件の情報の入手と出店希望顧客のサポートが進み、契約数を伸ばすことができました。また、昨年から取り組んでいる外国人材紹介サポートの案件増加も売上高の増加に寄与いたしました。
その結果、当セグメントの売上高は1,982,923千円(前年同四半期比14.0%増)、営業利益は317,230千円(同27.8%増)となりました。
② 飲食事業
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが展開する「名代 宇奈とと」においては、国内及びインバウンド需要の回復から既存店の売上高が増加し、特に上野、浅草などのインバウンド店舗において売上高の増加が際立ちました。また、ベトナムおいて、昨年3号店、4号店がオープンし、2023年1月にはシンガポール1号店がオープンし、売上高の増加に寄与いたしました。
株式会社M.I.Tにおいても、外食需要の回復により既存店の売上高が増加いたしました。また、福岡におけるプロジェクトにより店舗が増加し、売上高の増加へ寄与いたしました。
一方で、国内及び海外の新店の開発にともない、初期開発費用及び運営費用が増加し、販売費及び一般管理費が増加しております。
その結果、当セグメントの売上高は、2,177,710千円(前年同四半期比25.6%増)、営業利益は46,548千円(前年同四半期比73.9%減)となりました。
当第3四半期連結会計期間の資産は前連結会計年度末より237,882千円減少して4,641,409千円となりました。これは主に、流動資産その他が50,001千円、建物及び構築物が320,193千円、差入保証金が120,782千円増加した一方で、現金及び預金が561,621千円、有形固定資産その他が136,806千円、のれんが40,560千円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間の負債は前連結会計年度末より145,161千円減少して2,830,886千円となりました。これは主に、流動負債その他が21,300千円、長期預り保証金が31,669千円増加した一方で、買掛金が16,632千円、1年内返済予定の長期借入金が43,077千円、未払法人税等が83,061千円、長期借入金が56,435千円減少したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間の純資産は前連結会計年度末より92,720千円減少して1,810,522千円となりました。これは主に、為替換算調整勘定が35,128千円増加した一方で、利益剰余金が150,502千円減少したことによるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。