第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、平成28年9月7日提出の有価証券届出書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、当社は、前第3四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における日本経済は、積極的な金融・財政政策の継続を背景に、雇用情勢に改善がみられるなど前連結会計年度に引き続き緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、個人消費が低迷していることに加え中国経済の成長減速や為替の円高傾向などにより、景気回復の足取りは鈍いものとなっております。英国の欧州連合からの離脱が各国経済に影響することも懸念されており、景気の先行きに不透明感がある状況が続きました。

 当社グループの事業につきましては、平成27年5月に譲渡した子会社の売上高がなくなったことに加え、工場において隔年で実施する大規模な定期修繕に伴い販売数量が減少したこと、国産ナフサ価格の影響を受ける販売価格の低下により前年同四半期連結累計期間に比べ減収となりましたが、昨年後半に引き続き原燃料価格が低い水準で安定的に推移し適正な利幅を確保することができたことや機能性材料の販売の伸長などにより、営業利益及び経常利益は原油価格急落の悪影響があった前年同四半期連結累計期間を大幅に上回りました。

 事業分野別には、基礎化学品は、定期修繕に伴う販売数量の減少がありましたが適切な価格政策等に努めた結果、利益面で前年同四半期連結累計期間の水準を上回り、売上高278億19百万円、売上総利益43億64百万円となりました。機能性材料は、アジア・米州を中心に需要が拡大し販売の伸長が見られたことにより販売数量、利益とも前年同四半期連結累計期間の水準を上回り、売上高221億15百万円、売上総利益61億62百万円となりました。電子材料は、定期修繕に伴う販売数量の減少がありましたが適切な価格政策等に努めた結果、利益面で前年同四半期連結累計期間の水準を上回り、売上高71億80百万円、売上総利益22億28百万円となりました。その他の分野につきましては、曄揚股份有限公司から製造技術等のライセンス供与の対価である技術料収入を受け取ったこと等により、利益面で前年同四半期連結累計期間を大幅に上回り、売上高15億98百万円、売上総利益11億40百万円となりました。

 これらの結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高587億14百万円、営業利益67億69百万円、経常利益67億35百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益45億6百万円となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ44億66百万円減少し813億64百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産合計は、387億20百万円(前連結会計年度末比50億23百万円減少)となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が増加しましたが、現金及び預金、たな卸資産等が減少したことによるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末における固定資産合計は、426億43百万円(前連結会計年度末比5億56百万円増加)となりました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ70億85百万円減少し579億60百万円となりました。主な要因は以下のとおりであります。

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債合計は、239億16百万円(前連結会計年度末比48億89百万円減少)となりました。これは主に、仕入債務、未払法人税等及び修繕引当金等の減少によるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末における固定負債合計は、340億43百万円(前連結会計年度末比21億96百万円減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済によるものであります。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ26億18百万円増加し234億4百万円となりました。これは主に、剰余金の配当による減少20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上45億6百万円によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は6億77百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 主要な設備

 前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。

会社名 事業所名

所在地

設備の内容

完了年月

黒金化成㈱ 美濃加茂工場

岐阜県美濃加茂市

新工場建設

平成28年8月