第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界経済の持ち直しを受けた輸出や鉱工業生産の回復、堅調な雇用・所得情勢を受けた個人消費の持ち直しの動きがみられる等引き続き緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、欧米の政治動向・金融政策や地政学的な緊張の高まり等が各国経済に影響することも懸念されており、景気の先行きは依然として不透明感を残しています。

 当社グループの事業につきましては、国内外の需要が順調に推移したことに加え、昨年に実施した大規模な定期修繕が当第2四半期連結累計期間にないこと等により、前年同四半期に比べ販売数量が増加し、また、収益性の高い機能性材料の伸長やアジアにおける基礎化学品の需給バランスの引き締まりに伴う海外市況の改善により利幅を確保できたこと等により、前年同四半期に比べ増収増益となりました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高455億14百万円(前年同四半期比15.8%増)、営業利益56億68百万円(前年同四半期比31.9%増)、経常利益58億34百万円(前年同四半期比35.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益40億61百万円(前年同四半期比40.8%増)となりました。

 

 事業分野別には、次のとおりであります。

 基礎化学品は、国内外の順調な需要や隔年実施の定期修繕要因、オキソアルコールの海外市況の改善等により、販売数量、利益とも前年同四半期を上回り、売上高213億83百万円(前年同四半期比17.3%増)、売上総利益33億28百万円(前年同四半期比30.0%増)となりました。

 機能性材料は、アジア・米州を中心に冷凍機油原料や化粧品原料の需要が拡大したことにより販売数量、利益とも前年同四半期を大幅に上回り、売上高185億38百万円(前年同四半期比23.9%増)、売上総利益60億63百万円(前年同四半期比54.8%増)となりました。

 電子材料は、半導体生産向けの堅調な需要や隔年実施の定期修繕要因により、販売数量、利益とも前年同四半期を上回り、売上高52億50百万円(前年同四半期比12.3%増)、売上総利益14億60百万円(前年同四半期比1.2%増)となりました。

 その他の分野につきましては、前年同四半期にあった曄揚股份有限公司へのライセンス供与の対価である技術料収入がないこと等により大幅な減収減益となり、売上高3億40百万円(前年同四半期比76.4%減)、売上総利益1億28百万円(前年同四半期比88.2%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産は450億64百万円となり、前連結会計年度末に比べ91百万円減少いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金が4億48百万円、たな卸資産が1億82百万円それぞれ増加しましたが、現金及び預金が10億71百万円減少したことによるものであります。

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産は431億52百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億33百万円増加いたしました。これは主に、有形固定資産が4億24百万円減少しましたが、投資有価証券が10億77百万円増加したことによるものであります。

 この結果、資産合計は882億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億41百万円増加いたしました。

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債は399億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ141億63百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が8億7百万円、1年内返済予定の長期借入金が5億円それぞれ減少しましたが、短期借入金が101億10百万円、修繕引当金が8億3百万円及びコマーシャル・ペーパーが49億99百万円それぞれ増加したことによるものであります。

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債は175億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ162億16百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が157億円、修繕引当金が5億82百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は575億8百万円となり、前連結会計年度末に比べ20億53百万円減少いたしました。

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は307億7百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億95百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益40億61百万円、連結範囲の変動による利益剰余金の増加2億23百万円及び剰余金の配当18億37百万円によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10億71百万円減少し、110億64百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は38億11百万円(前年同四半期は6億92百万円の使用)となりました。これは主に、売上債権の増加7億22百万円、仕入債務の減少8億18百万円及び法人税等の支払額19億16百万円により資金が減少しましたが、税金等調整前四半期純利益60億41百万円及び減価償却費15億75百万円により資金が増加したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は20億72百万円(前年同四半期は17億37百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出10億51百万円及び投資有価証券の取得による支出10億50百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は29億88百万円(前年同四半期は29億1百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純増額101億9百万円、コマーシャル・ペーパーの発行による収入49億99百万円及び長期借入れによる収入146億50百万円により資金が増加しましたが、長期借入金の返済による支出308億50百万円及び配当金の支払額18億23百万円により資金が減少したことによるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は4億36百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。