第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界経済の緩やかな回復に伴い輸出が底堅さを維持するなか、西日本豪雨や台風等の影響により鉱工業生産の下振れが見られたものの、高水準の企業収益を背景に設備投資の増加傾向が持続する等緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、米国の保護主義的な通商政策の各国経済への影響が懸念され景気の先行きに不透明感が広がりました。

 当社グループの事業につきましては、国内外の需要が前年に引き続き順調に推移するなか、原油及びナフサの価格高騰を背景に原燃料価格が上昇したことを受け製品販売価格の値上げを着実に実施しましたが、隔年で実施する大規模な定期修繕に伴い販売を抑制したことに加え、修繕費等の設備維持費用が増加したこと等の要因により、前年同四半期に比べ増収減益となりました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高718億7百万円(前年同四半期比3.0%増)、営業利益74億63百万円(前年同四半期比18.5%減)、経常利益78億4百万円(前年同四半期比18.2%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は非連結子会社株式に係る評価損等の特別損失を計上したことにより43億11百万円(前年同四半期比34.0%減)となりました。

 

 事業分野別には、次のとおりであります。

 基礎化学品は、原料価格の上昇を受けた製品販売価格の値上げを着実に実施したこと等により売上高は前年同四半期を上回りましたが、大規模な定期修繕の影響に伴い販売数量が減少したこと等により利益は前年同四半期を下回り、売上高350億25百万円(前年同四半期比5.9%増)、売上総利益50億26百万円(前年同四半期比3.0%減)となりました。

 機能性材料は、エアコン用の冷凍機油原料や化粧品原料のアジア需要が前年に引き続き旺盛でしたが、大規模な定期修繕に伴い販売数量が減少したこと等により、売上高、利益とも前年同四半期を下回り、売上高276億11百万円(前年同四半期比1.2%減)、売上総利益81億83百万円(前年同四半期比13.1%減)となりました。

 電子材料は、国内外の半導体向け需要が前年に引き続き堅調に推移したこと等により売上高は前年同四半期を上回りましたが、前年に比べて円高の期間が長かったため輸出取引の利幅が縮小したことや黒金化成㈱において高利益品目の構成比率が低下したこと等により利益は前年同四半期を下回り、売上高86億62百万円(前年同四半期比6.2%増)、売上総利益22億37百万円(前年同四半期比5.0%減)となりました。

 その他は、売上高5億8百万円(前年同四半期比4.1%減)、売上総利益1億円(前年同四半期比51.0%減)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は517億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ4億20百万円減少いたしました。これは主に、受取手形及び売掛金が18億円、たな卸資産が14億57百万円それぞれ増加しましたが、現金及び預金が31億76百万円、その他の流動資産が5億13百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末における固定資産は429億99百万円となり、前連結会計年度末に比べ87百万円減少いたしました。これは主に、有形固定資産が11億89百万円増加しましたが、投資有価証券が12億6百万円減少したことによるものであります。

 この結果、資産合計は947億39百万円となり、前連結会計年度末に比べ5億7百万円減少いたしました。

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は433億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億53百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が19億49百万円、未払金が7億65百万円、関係会社整理損失引当金が5億57百万円それぞれ増加しましたが、コマーシャル・ペーパーが9億99百万円、未払法人税等が14億13百万円、修繕引当金が15億36百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 当第3四半期連結会計期間末における固定負債は151億74百万円となり、前連結会計年度末に比べ16億2百万円減少いたしました。これは主に、修繕引当金が3億94百万円増加しましたが、長期借入金が18億円減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は584億79百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億56百万円減少いたしました。

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は362億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ17億48百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益43億11百万円、連結子会社株式の追加取得に伴う資本剰余金の増加7億46百万円、非支配株主持分の減少11億9百万円及び剰余金の配当20億63百万円によるものであります。

 

(3) 経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発費の総額は6億13百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。