当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、当社グループの国内外の事業活動のうち、原材料調達や販売などで影響が出ており、今後の感染拡大の経過によっては、サプライチェーンの混乱、需要の低迷、工場の操業悪化などが当社グループの業績にさらなる影響を及ぼす可能性があります。
当社グループは、事業所における感染予防や拡大防止のための施策、フレックスタイム制度、リモートワークなどの対策を講じることで事業活動を継続するとともに、資源配分の見直し、適切な価格施策の実施およびコスト削減の徹底により、新型コロナウイルスによる業績への影響の低減を図っております。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行を背景に、3月以降、輸出や鉱工業生産が大幅に減少するようになったほか、企業の設備投資を先送りする動きや個人の消費行動を自粛する動き、訪日外国人旅行者のインバウンド需要の減少がみられるようになり、急速に落ち込み悪化したまま推移しました。
また、感染症流行に伴うガソリン等の石油製品需要の急減に、産油国による原油減産に向けた協調体制の緩みが加わったことにより原油価格が大幅に下落したほか、自動車や家電等の耐久消費財の生産並びに販売も大幅に減少し、第2四半期に入り極めて厳しい状況となりました。足元では国内外で経済活動の再開が進められておりますが、感染者数の再拡大が見られるなど経済の回復に向けて先行きが不透明な状況が続いております。
当社グループの事業につきましては、電子材料事業分野を除き国内外の需要が減退し低迷したため、前年同四半期に比べ販売数量が大幅に減少しました。販売価格についても原油・ナフサ価格の急落や需要の弱さに伴う化学品市況の悪化に加え、第2四半期には前四半期末の高コスト在庫の影響により利幅の確保が難しい状況が続きました。また、隔年で実施する大規模な定期修繕に伴い修繕費等が増加したこともあり、大幅な減収減益となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高372億45百万円(前年同四半期比22.7%減)、営業利益23億89百万円(同50.4%減)、経常利益24億21百万円(同52.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益16億93百万円(同52.2%減)となりました。
事業分野別には、次のとおりであります。
基礎化学品は、自動車生産が大きく下振れる等国内外の需要が減退し低迷するとともに、原油・ナフサ価格の急落や需要の弱さにより化学品市況が悪化し利幅の確保が難しい状況が続きました。その結果、販売数量、売上高、利益とも前年同四半期を大幅に下回り、売上高159億30百万円(前年同四半期比30.8%減)、営業利益1億91百万円(同87.6%減)となりました。
機能性材料は、エアコン用の冷凍機油原料や化粧品原料のアジア需要が軟調に推移したこと、海外市況の軟化等により販売数量、売上高、利益とも前年同四半期を下回り、売上高151億79百万円(前年同四半期比21.2%減)、営業利益27億54百万円(同29.6%減)となりました。
電子材料は、国内外のテレワーク・5G関連の半導体等向け需要が堅調に推移するなか、高純度溶剤の売上が前年同四半期を上回ったこと等により販売数量、売上髙は前年同四半期を上回りましたが、子会社の販売並びに利益が弱含んだこと等により利益は前年同四半期を下回り、売上高55億88百万円(前年同四半期比0.9%増)、営業利益7億66百万円(同4.7%減)となりました。
その他は、売上高5億46百万円(前年同四半期比38.9%増)、営業利益1億3百万円(同23.4%減)となりました。
(注)上記の事業分野別の「営業利益」には、全社に共通する管理費用等を配分しておりません。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は406億41百万円となり、前連結会計年度末に比べ143億96百万円減少いたしました。これは主に、現金及び預金が67億44百万円、受取手形及び売掛金が59億40百万円、たな卸資産が11億45百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定資産は508億98百万円となり、前連結会計年度末に比べ36億75百万円増加いたしました。これは主に、当社四日市工場における冷凍機油原料生産設備の新設等により有形固定資産が36億54百万円増加したことによるものであります。
この結果、資産合計は915億40百万円となり、前連結会計年度末に比べ107億21百万円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は327億37百万円となり、前連結会計年度末に比べ106億81百万円減少いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が91億68百万円、未払法人税等が11億92百万円、修繕引当金が7億27百万円それぞれ減少したことによるものであります。
固定負債は146億58百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億60百万円減少いたしました。これは主に、リース債務が2億61百万円、修繕引当金が1億99百万円それぞれ増加しましたが、長期借入金が12億円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計は473億96百万円となり、前連結会計年度末に比べ113億42百万円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は441億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億20百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益16億93百万円及び剰余金の配当11億10百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ67億44百万円減少し、111億23百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は18億7百万円(前年同四半期は52億94百万円の獲得)となりました。これは主に、仕入債務の減少額91億51百万円及び法人税等の支払額18億53百万円により資金が減少しましたが、税金等調整前四半期純利益24億21百万円、減価償却費16億69百万円、売上債権の減少額59億34百万円及びたな卸資産の減少額11億34百万円により資金が増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は63億14百万円(前年同四半期は17億86百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出61億62百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は22億31百万円(前年同四半期は19億38百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出12億円及び配当金の支払額11億9百万円によるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は4億57百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。