文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2018年2月1日から2018年10月31日まで)におけるわが国経済は、好調な企業業績に伴う設備投資の増加、雇用環境の改善等緩やかな回復基調は見られるものの、夏場から秋口にかけての集中豪雨、台風、地震といった自然災害の影響、原油価格の高騰等が消費を下押しする要因となりました。一方、世界経済に目を向けると米トランプ政権の保護主義的な通商政策により貿易摩擦に発展しており、わが国の景気を下振れさせる懸念もあります。
当社が属するカジュアルウェア専門店業界では、前述の豪雨、台風、地震の影響等に加え、気温の高止まりにより秋冬物衣料の動き出しに影響が見られる等、引き続き厳しい消費環境で推移しております。
このような環境の中、当社グループの国内事業におきましては、引き続き主軸商品の開発強化及び商品構成の見直しに取り組み、当該累計期間において「MOUSSY」、「ENFÖLD」、「STACCATO」等のブランドが売上を牽引する一方、「AZUL BY MOUSSY」等のブランドが売上伸長の重石となりました。その結果、国内既存店売上高は前年同期比僅かな減収となったものの、セールの抑制及び仕入原価率の改善による売上総利益率の改善、並びにデジタルマーケティングの活用による広告宣伝費の抑制及び人員の効率化による人件費コントロール等による販管費抑制が奏功し、前年同期比大幅な収益性改善につなげることができました。
海外事業につきましては、戦略的事業パートナーであるBelle International Holdings Limitedとの中国合弁事業において、小売会社(持分法適用会社)が商品仕入の効率化に取り組んだ結果、卸会社(連結子会社)の売上の伸びは小さくなりましたが、小売売上は、中国景気悪化の影響を受けながらも引き続き伸長しております。また、卸事業が順調に拡大している「MOUSSY」の米国事業では、米国内での卸取引先の開拓に加え、ニューヨークを営業拠点として欧州等世界各地の販路開拓に取り組んでいる他、日本発で卸売を展開している「ENFÖLD」も世界各地の受注を順調に伸ばしています。
当第3四半期連結会計期間末における店舗数につきましては、国内店舗数は360店舗(直営店268店舗、FC店92店舗)、同海外店舗数は4店舗(直営店1店舗、FC店3店舗)、合計364店舗になりました。また、Belle International Holdings Limitedとの合弁会社が展開する中国小売事業の店舗数は238店舗になりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は477億67百万円(前年同四半期比0.2%増)、営業利益は28億2百万円(前年同四半期比185.3%増)、経常利益は26億64百万円(前年同四半期比224.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は16億2百万円(前年同四半期比819.9%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて6億47百万円減少して406億70百万円となりました。これは、現金及び預金が22億45百万円減少したこと、売掛金が1億5百万円減少したこと、商品が20億63百万円増加したこと等によるものです。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べて9億56百万円減少して218億94百万円となりました。これは、借入金が減少したこと等によるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べて3億9百万円増加して187億76百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益により16億2百万円増加した一方、配当金の支払により13億77百万円減少したこと等によるものです。