当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(継続企業の前提に関する重要事象)
当社は、新型コロナウイルス感染症の拡大、またそれに伴う全国に及ぶ緊急事態宣言発令により宿泊需要が急速且つ大きく減少した影響を受け、営業損失及び営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを計上した結果、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。しかしながら既存契約の借換えを含む総額17,500百万円(うち3,000百万円は資本的劣後ローン)のシンジケートローン及び500百万円の資本的劣後ローン契約を締結しており、当面の間の運転資金が十分に賄える状況であり、資金繰りの懸念はありません。また第2四半期連結会計期間においてシンジケートローンに付されている財務制限条項に抵触したとしても、重要なシンジケートローンについては金融機関からは期限の利益喪失の権利を行使しない旨の同意を得ております。
さらに運営面では全社的なコスト削減に取り組むほか、営業面での様々な観光需要喚起策から生まれる宿泊需要の取り込み、営業強化、ホテルオペレーターチェンジ案件に対する積極的な提案等の需要回復期に向けた競争力強化など、多面的な基盤強化を進めてまいります。
加えて当社では、総額6,500百万円の第三者割当による優先株式の発行による資金調達を実施いたしました。資本性のある資金の調達により自己資本の増強及び財政基盤の安定化を図り、アフターコロナにおける成長軌道回帰へ積極的に取り組んでまいります。
上記のことから継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しており、連結財務諸表の「継続企業の前提に関する注記」は記載しておりません。
文中の将来に関する事項は、当第2四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間(2021年7月1日から2021年12月31日まで)における我が国経済は、過去最多の感染者数を更新した第5波の収束以降、経済活動の本格回復へ向けた期待が強まっております。しかしながら新型コロナウイルス感染症は、世界規模で新たな変異株の発生や流行など拡大と収束を繰り返しており、日本国内においても事態は流動的で依然として先行き不透明な状況が続いております。
2022年1月31日に観光庁が公表している最新の宿泊旅行統計調査(2021年11月第2次速報、2021年12月第1次速報)によりますと、2021年11月の延べ宿泊者数は3,636万人泊(前年同月比△2.1%、2019年同月比△26.8%)、12月は3,978万人泊(前年同月比+32.4%、2019年同月比△15.6%)と、全体として回復傾向にはあるものの、コロナ禍以前には至らない水準で推移しております。
このような事業状況の下で、当社運営ホテルにおける月次の客室稼働率及び客室単価は、2021年7月から9月は第5波影響を受けつつも大きな落ち込みには至らず推移いたしました。続く2021年10月から12月にかけては、月を追う毎に大きく改善いたしました。特に2021年12月度の月次の客室稼働率は79.3%と2019年6月期同月水準(80.1%)まで回復し、また客室単価も12月度は6,245円と2020年3月以降で初めての6千円台となった結果、単月黒字化を達成しております。
当社グループにおいて宿泊特化型のビジネスホテルを展開するチョイスホテルズ事業では、2020年7月31日開業のコンフォートホテル石垣島(沖縄県石垣市)、2020年11月26日開業のコンフォートホテル松山(愛媛県松山市)、2021年1月8日開業のコンフォートホテル名古屋名駅南(愛知県名古屋市)、2021年1月12日開業のコンフォートイン東京六本木(東京都港区)、2021年3月24日開業のコンフォートホテル京都堀川五条(京都府京都市)、2021年4月8日開業のコンフォートホテル京都東寺(京都府京都市)、2021年5月17日開業のコンフォートイン京都四条烏丸(京都府京都市)、2021年5月20日開業のコンフォートイン福岡天神(福岡県福岡市)、2021年7月5日開業のコンフォートイン那覇泊港(沖縄県那覇市)、2021年10月14日開業のコンフォートホテル名古屋金山(愛知県名古屋市)の当第2四半期連結累計期間における売上高の貢献がありました。営業面においては、第2四半期連結累計期間前半における新型コロナウイルス感染症第5波及びそれに伴う日本各地の緊急事態宣言等の影響があるものの、デイユースや短時間利用、長期滞在ニーズ等、コロナ禍に生じた新たな需要の取り込み施策を継続しつつ、稼働が一定程度回復した店舗についてはレベニューマネジメントによる収益強化を図った結果、当事業の売上高は前年同期比47.5%増の9,015百万円となり、客室稼働率は前年同期比13.9ポイント増の71.2%、客室単価は前年同期比6.5%増の5,943円となりました。
地域特性に合わせて宴会場等を併設したシティホテルを中心に展開するグリーンズホテルズ事業においては、2020年11月4日開業のホテルメリケンポート神戸元町(兵庫県神戸市)、2021年7月30日開業のhotel around TAKAYAMA(岐阜県高山市)の当第2四半期連結累計期間における売上高の貢献があった一方、中長期的な観点から事業環境を見極め、ホテルエコノ金沢片町など当事業において5店舗を閉店いたしました。営業面においては、チョイスホテルズ事業同様、当第2四半期連結累計期間前半における新型コロナウイルス感染症第5波の影響、また国体をはじめとした各出店地域のイベント等の中止影響があったものの、設備工事やメンテナンス等のビジネス需要の回復が進んだ結果、売上高は前年同期比23.4%増の2,496百万円となり、客室稼働率は前年同期比12.1ポイント増の64.9%、客室単価は前年同期比2.2%増の5,196円となりました。
なお、当社グループ全体の客室稼働率は前年同期比13.6ポイント増の69.8%、客室単価は前年同期比5.9%増の5,783円、ホテル軒数は99店舗、客室数はチョイスホテルズ事業11,342室、グリーンズホテルズ事業3,170室の合計14,512室となっております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高11,601百万円(前年同期比41.1%増)、営業損失1,876百万円(前年同期は営業損失3,637百万円)、経常損失2,047百万円(前年同期は経常損失3,478百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は2,071百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3,513百万円)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。このため、前年同期比較は基準の異なる算定方法に基づいた数値を用いております。詳細については、「第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照下さい。
(注)文中記載の客室稼働率ならびに客室単価は、当第2四半期連結累計期間における数値となります。月別の数値に関しましては当社ホームページに掲載しております。
株式会社グリーンズ https://www.kk-greens.jp/
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末における資産につきましては25,317百万円(前連結会計年度末17,296百万円)と、8,020百万円増加いたしました。
うち流動資産は、13,206百万円(同6,283百万円)と、6,923百万円増加いたしました。これは、主に現金及び預金、売掛金の増加によるものであります。
固定資産は、12,110百万円(同11,013百万円)と1,096百万円増加いたしました。これは主に建設仮勘定の増加によるものであります。
負債につきましては、23,861百万円(同20,229百万円)と3,631百万円増加いたしました。
うち流動負債は13,258百万円(同10,472百万円)と2,786百万円増加いたしました。これは主に短期借入金の増加によるものであります。
固定負債は10,602百万円(同9,757百万円)と844百万円増加いたしました。これは主に長期借入金の増加によるものであります。
純資産につきましては1,456百万円(同△2,933百万円)と、4,389百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金の増加によるものであります。この結果、自己資本比率は5.8%(前連結会計年度末は△17.0%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ6,353百万円増加し、10,235百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は1,446百万円(前年同四半期は2,737百万円の使用)となりました。これは主に仕入債務の増減額(△は減少)298百万円、未収消費税等の増減額(△は増加)397百万円、未払金の増減額(△は減少)150百万円による資金の増加があったのに対し、税金等調整前四半期純損失2,039百万円による資金の減少があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,225百万円(前年同四半期は430百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出1,331百万円があったこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は9,025百万円(前年同四半期は3,182百万円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の純増減額(△は減少)2,000百万円、長期借入金による収入1,172百万円、株式の発行による収入6,431百万円による資金の増加があったのに対し、長期借入金の返済による支出365百万円による資金の減少があったこと等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
「第2 事業の状況 1事業等のリスク (継続企業の前提に関する重要事象)」に記載のとおり、当第2四半期連結累計期間において、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。しかしながら既存契約の借換えを含む総額17,500百万円(うち3,000百万円は資本的劣後ローン)のシンジケートローン及び500百万円の資本的劣後ローン契約を締結しており、当面の間の運転資金が十分に賄える状況であり、資金繰りの懸念はありません。また第2四半期連結会計期間においてシンジケートローンに付されている財務制限条項に抵触したとしても、重要なシンジケートローンについては金融機関からは期限の利益喪失の権利を行使しない旨の同意を得ております。
さらに運営面では全社的なコスト削減に取り組むほか、営業面での様々な観光需要喚起策から生まれる宿泊需要の取り込み、営業強化、ホテルオペレーターチェンジ案件に対する積極的な提案等の需要回復期に向けた競争力強化など、多面的な基盤強化を進めてまいります。
加えて当社では、総額6,500百万円の第三者割当による優先株式の発行による資金調達を実施いたしました。資本性のある資金の調達により自己資本の増強及び財政基盤の安定化を図り、アフターコロナにおける成長軌道回帰へ積極的に取り組んでまいります。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
該当事項はありません。
②受注実績
該当事項はありません。
③販売実績
当第2四半期連結累計期間の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループはホテル事業の単一セグメントであるため、事業部門別に記載しております。
|
事業部門の名称 |
当第2四半期連結累計期間 (自 2021年7月1日 至 2021年12月31日) |
前年同期比(%) |
|
チョイスホテルズ事業(千円) |
9,015,628 |
147.5 |
|
グリーンズホテルズ事業(千円) |
2,496,699 |
123.4 |
|
その他の事業(千円) |
89,308 |
103.7 |
|
合 計(千円) |
11,601,636 |
141.1 |
(注) 1.事業部門間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。