当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、以下の追加すべき事項が生じております。
(継続企業の前提に関する重要事象)
当社グループは、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響により、2022年6月期当第3四半期連結累計期間において売上高17,807百万円、営業損失2,585百万円、経常損失2,463百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失2,503百万円を計上しました。
また流動負債が流動資産を超過している事及びシンジケートローン12,600百万円の返済期日が2023年3月に到来する事から、借入金の返済等の資金繰りに懸念が生じており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。
このような状況を解消または改善するために「第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(継続企業の前提に関する事項)」に記載した施策を実施してまいります。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2021年7月1日から2022年3月31日まで)における我が国経済は、度重なる感染拡大や新型コロナウイルスの新たな変異株の流行等により景気回復の勢いの鈍化が生じる、先行き不透明な状況が続きました。しかしながら足元では感染対策と経済活動の両立が徐々に進み、一部の国際的な人の往来が再開されるなど、本格回復へ向けた期待が強まっております。
2022年4月28日に観光庁が公表している最新の宿泊旅行統計調査(2022年2月第2次速報、2022年3月第1次速報)によりますと、2022年2月の延べ宿泊者数は2,328万人泊(前年同月比32.0%、2019年同月比△46.5%)、3月は3,338万人泊(前年同月比22.3%、2019年同月比△34.7%)と、全体として回復傾向にはあるものの、コロナ禍以前には至らない水準で推移しております。
このような事業状況の下で、当社運営ホテルにおける月次の客室稼働率及び客室単価は、期中に感染拡大期を含みつつもコロナ禍で推移した前年同期の各月を概ね上回る水準で推移いたしました。2021年12月度には月次の客室稼働率は79.3%と2019年6月期同月水準(80.1%)まで回復、その後はオミクロン株の流行があるものの大きな低下には繋がらず、2022年3月度は2021年12月度と同水準の78.2%まで回復しております。また客室単価も回復基調で2021年12月度は6,245円と2020年3月以降で初めて6千円台まで回復した後、2022年1月以降も6千円台を下回ることなく推移しており、2022年3月度は2021年12月度に続き単月黒字となりました。
当社グループにおいて宿泊特化型のビジネスホテルを展開するチョイスホテルズ事業では、2020年7月31日開業のコンフォートホテル石垣島(沖縄県石垣市)、2020年11月26日開業のコンフォートホテル松山(愛媛県松山市)、2021年1月8日開業のコンフォートホテル名古屋名駅南(愛知県名古屋市)、2021年1月12日開業のコンフォートイン東京六本木(東京都港区)、2021年3月24日開業のコンフォートホテル京都堀川五条(京都府京都市)、2021年4月8日開業のコンフォートホテル京都東寺(京都府京都市)、2021年5月17日開業のコンフォートイン京都四条烏丸(京都府京都市)、2021年5月20日開業のコンフォートイン福岡天神(福岡県福岡市)、2021年7月5日開業のコンフォートイン那覇泊港(沖縄県那覇市)、2021年10月14日開業のコンフォートホテル名古屋金山(愛知県名古屋市)、2022年3月23日開業のコンフォートホテル高松(香川県高松市)の当第3四半期連結累計期間における売上高の貢献がありました。営業面においては、各店舗地域の顧客動向、稼働率の回復を見ながら、長期滞在ニーズ・デイユース等のコロナ禍に生じた新たな需要に対する施策と客室単価の回復に繋がる各種プランのバランス、レベニューマネジメントによる収益強化を図った結果、当事業の売上高は前年同期比56.8%増の13,949百万円となり、客室稼働率は前年同期比15.0ポイント増の71.3%、客室単価は前年同期比11.0%増の6,089円となりました。
地域特性に合わせて宴会場等を併設したシティホテルを中心に展開するグリーンズホテルズ事業においては、2020年11月4日開業のホテルメリケンポート神戸元町(兵庫県神戸市)、2021年7月30日開業のhotel around TAKAYAMA(岐阜県高山市)の当第3四半期連結累計期間における売上高の貢献があった一方、中長期的な観点から事業環境を見極め、ホテルエコノ金沢片町など当事業において5店舗を閉店いたしました。営業面においては、国体をはじめとした各出店地域のイベント等の中止影響があったものの、設備工事やメンテナンス等のビジネス需要の回復が進み、チョイスホテルズ事業同様に各店舗地域の顧客動向、需要の状況に合わせた収益強化を図った結果、売上高は前年同期比28.4%増の3,727百万円となり、客室稼働率は前年同期比13.3ポイント増の65.2%、客室単価は前年同期比5.6%増の5,226円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間末時点において両事業合わせ13都道府県に対し、新型コロナウイルス感染症の軽症者等宿泊療養施設として一棟貸しによるホテル施設提供を行っております。これにより対象ホテルにおいては契約期間中、適切な価格設定による一定の売上高が確保されることから業績回復の下支えとなっております。また感染拡大防止のために行う非接触型サービスの導入に対する助成制度等の利用により、従前より利便性向上に向け段階的に進めておりましたセルフチェックイン・アウト機の既存店導入計画を大きく前倒しし、当第3四半期連結累計期間において両事業合わせて11店舗に導入いたしました。
上記の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の客室稼働率は前年同期比14.8ポイント増の69.9%、客室単価は前年同期比10.2%増の5,907円、ホテル軒数は100店舗、客室数はチョイスホテルズ事業11,505室、グリーンズホテルズ事業3,170室の合計14,675室となっております。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高17,807百万円(前年同期比49.2%増)、営業損失2,585百万円(前年同四半期は営業損失6,353百万円)、経常損失2,463百万円(前年同四半期は経常損失6,227百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失2,503百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失6,486百万円)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。このため、前年同期比較は基準の異なる算定方法に基づいた数値を用いております。詳細については、「第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照下さい。
(注)文中記載の客室稼働率ならびに客室単価は、当第3四半期連結累計期間における数値となります。月別の数値に関しましては当社ホームページに掲載しております。
株式会社グリーンズ https://www.kk-greens.jp/
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産につきましては、25,385百万円(前連結会計年度末17,296百万円)と、8,088百万円増加いたしました。
うち流動資産は、12,377百万円(同6,283百万円)と、6,094百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金、売掛金の増加によるものであります。
固定資産は、13,008百万円(同11,013百万円)と1,994百万円増加いたしました。これは主に建設仮勘定の増加によるものであります。
負債につきましては、24,362百万円(同20,229百万円)と4,132百万円増加いたしました。
うち流動負債は、16,153百万円(同10,472百万円)と5,681百万円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金への振替によるものであります。
固定負債は、8,209百万円(同9,757百万円)と1,548百万円減少いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金への振替によるものであります。
純資産につきましては、1,023百万円(同△2,933百万円)と、3,956百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。この結果、自己資本比率は4.0%(前連結会計年度末△17.0%)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
「第2 事業の状況 1事業等のリスク (継続企業の前提に関する重要事象)」に記載のとおり、当第3四半期連結累計期間において、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。このような状況を解消または改善するために、「第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(継続企業の前提に関する事項)」に記載した施策を実施してまいります。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
該当事項はありません。
②受注実績
該当事項はありません。
③販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績は次のとおりであります。なお、当社グループはホテル事業の単一セ
グメントであるため、事業部門別に記載しております。
|
事業部門の名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2021年7月1日 至 2022年3月31日) |
前年同期比(%) |
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チョイスホテルズ事業(千円) |
13,949,894 |
156.8 |
|
グリーンズホテルズ事業(千円) |
3,727,074 |
128.4 |
|
その他の事業(千円) |
130,279 |
98.6 |
|
合 計(千円) |
17,807,248 |
149.2 |
(注) 1.事業部門間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10以上の相
手先がないため、記載を省略しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。