第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は平成29年2月13日提出の有価証券届出書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものです。
 なお、当社は、前第2四半期累計期間については、四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っていません。
(1) 業績の状況

当第2四半期累計期間における当社の経営成績は、次の表のとおりです。

 

当第2四半期累計期間

(自  平成28年9月1日

至  平成29年2月28日)

売上高

2,714,970

千円

営業利益

719,479

千円

経常利益

714,421

千円

四半期純利益

462,549

千円

 

 

当社は、「やさしく、つよく、おもしろく」を行動指針とし、人びとに「いい時間」を味わってもらうコンテンツを提供する事業を行っています。具体的には、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」、ギャラリーショップの「TOBICHI」、犬や猫と過ごす「いい時間」を軸にしたスマートフォン用写真SNSアプリ「ドコノコ」といった、人びとがよろこんで集まる「場」を築き、こうした「場」で商品を販売し収益をあげています。主力商品の『ほぼ日手帳』は売上の約7割を占めます。
 
 当第2四半期における当社をとりまく事業環境として、個人のインターネット利用及びEC(電子商取引)利用が本事業年度も発展したことがあげられます。総務省によりますと、平成27年末の我が国のインターネット人口普及率は83.0%となりました。また経済産業省の調査では、平成27年の日本国内のBtoC-EC市場規模は、13.8兆円(前年比7.6%増)まで拡大しました。当社の主力商品である手帳の市場規模は、民間の調査結果によりますと、平成26年度では355億円(前年比0.9%増)と底堅い動きになっていると見られています。
 こうした環境のもと、主力商品の『ほぼ日手帳』では、ウェブ通販において、初めて過去の手帳カバーを販売する「ほぼ日手帳アーカイブショップ」を設け、また、手帳カバーとセットで購入できる本体の選択肢を増やし、顧客の利便性を高めました。このほか、「ほぼ日刊イトイ新聞」における英語のコンテンツを充実させ、中国のSNS「Weibo」で『ほぼ日手帳』の情報発信を開始し、海外ユーザーの認知度を高めることにつとめました。これらの結果、販売部数は伸長したと考えています。一方、中国等海外ユーザーを中心に平均購入額が低下し、結果として『ほぼ日手帳』の売上高は前年比微減となりました。
 手帳以外では新刊書籍やアパレルの新商品などが寄与して売上が伸長し、『ほぼ日手帳』の売上減少分を相殺しています。これらの結果、当第2四半期累計期間における売上高は、2,714,970千円となりました。
 平成28年6月に公開した犬や猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」のアップデートに伴う開発や、中長期の成長に向けて人材採用及び外部人材への業務委託を積極化したこと等の販売管理費が発生し、営業利益は719,479千円、経常利益は714,421千円、四半期純利益は462,549千円となりました。
 
 上記の業績は、当社の運営する「場」が活発にコンテンツを発信し、人びとがよろこんで集まったことによりもたらされたと考えています。「ほぼ日刊イトイ新聞」では、料理研究家の土井善晴さんと糸井重里の対談や、「ほぼ日の塾」(「ほぼ日刊イトイ新聞」が、どのように作られているかを教える無料の「塾」)から生まれたコンテンツ「私の嫌いな人」などが、多くのユーザーを集めました。ギャラリーショップ「TOBICHI」では、自然写真家の星野道夫さんの展覧会や、ニット作家三國万里子さんの書籍出版を題材にしたイベントなどを開催しました。犬や猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」は平成29年2月までに12万ダウンロードを達成し、オフ会も数回開きました。
 このように、当社は運営する「場」において、さまざまなコンテンツを提供しています。コンテンツとはクリエイティブの集積であり、読み物、キャラクター、画像、イベント、モノのかたちの商品、すべてがコンテンツであるととらえています。当社は、生活のたのしみとなるような「いい時間」を味わってもらう、そのためのコンテンツをつくったり、仕入れたり、育てたり、編集したりして、お届けしています。業績は、こうした活動の結果と考えています。
 なお、当社は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しています。

 

 

(2) 財政状態の分析

① 資産、負債及び純資産の状況

 

前事業年度

(平成28年8月31日)

当第2四半期会計期間

(平成29年2月28日)

前事業年度末比増減

資産合計

3,154,953

千円

3,207,388

千円

52,434

千円

負債合計

1,169,385

千円

807,602

千円

△361,783

千円

純資産合計

1,985,568

千円

2,399,786

千円

414,217

千円

 

 

(資産の部)

流動資産は、2,540,321千円と前事業年度末に比べて22,939千円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加472,339千円と、売掛金の減少249,977千円、商品の減少172,731千円によるものです。

有形固定資産は、174,454千円と前事業年度末に比べて9,752千円の減少となりました。これは主に減価償却によるものです。

無形固定資産は、18,463千円と前事業年度末に比べて403千円の減少となりました。これは減価償却によるものです。

投資その他の資産は、474,148千円と前事業年度末に比べて39,651千円の増加となりました。これは主に投資有価証券の評価額の増加60,538千円によるものです。

(負債の部)

流動負債は、651,557千円と前事業年度末に比べて366,306千円の減少となりました。これは主に買掛金が484,793千円減少したことによるものです。

固定負債は、156,044千円と前事業年度末に比べて4,522千円の増加となりました。これは主に退職給付引当金が8,904千円増加したことによるものです。

(純資産の部)

純資産の部は、2,399,786千円と前事業年度末に比べて414,217千円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加372,549千円によるものです。

 

② キャッシュ・フローの状況

当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物は1,600,495千円と前事業年度末と比べ471,734千円の増加となりました。

当四半期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。

 

当第2四半期累計期間

(自  平成28年9月1日

至  平成29年2月28日)

営業活動による
キャッシュ・フロー

560,121

千円

投資活動による
キャッシュ・フロー

6,182

千円

財務活動による
キャッシュ・フロー

△94,570

千円

 

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、560,121千円の純収入となりました。これは主に仕入債務が484,793千円減少したものの、税引前当期純利益が732,564千円となったこと、売上債権が249,977千円減少したことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、6,182千円の純収入となりました。これは主に保険積立金の解約による収入18,142千円があったこと、有形固定資産の取得に6,047千円、無形固定資産の取得に4,497千円を支出したことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、94,570千円の純支出となりました。これは主に配当金の支払額90,000千円によるものです。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。