第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態及び経営成績の分析】

文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものです。
(1) 業績の状況

当第1四半期累計期間における当社の経営成績は、次の表のとおりです。

 

前第1四半期累計期間

(自  平成28年9月1日

 至 平成28年11月30日)

当第1四半期累計期間

(自  平成29年9月1日

至  平成29年11月30日)

対前年同期比

(増減額)

対前年同期比

(増減率)

売上高

1,678,110千円

2,077,774千円

399,664千円

23.8%

営業利益

541,449千円

561,162千円

19,713千円

3.6%

経常利益

541,428千円

563,021千円

21,593千円

4.0%

四半期純利益

353,184千円

386,407千円

33,223千円

9.4%

 

 

当社は、「夢に手足を。」つける会社であることを目指し、「やさしく、つよく、おもしろく。」を行動指針として、人びとに「いい時間」を味わってもらうコンテンツを提供する事業を行っています。具体的には、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」、ギャラリーショップの「TOBICHI」、犬や猫と過ごす「いい時間」を軸にしたスマートフォン用写真SNSアプリ「ドコノコ」、「いい時間」を味わう商店街というコンセプトのイベント「生活のたのしみ展」といった、人びとがよろこんで集まる「場」を築き、こうした「場」で商品を直接個人に販売する事業を営んでいます。主力商品の『ほぼ日手帳』並びにその他一部の商品及び書籍は、卸販売も行っています。『ほぼ日手帳』は年間売上の約3分の2を占めます。

当第1四半期における当社をとりまく事業環境として、個人のインターネット利用及びEC(電子商取引)利用が発展したことがあげられます。総務省によりますと、平成28年末の我が国のインターネット人口普及率は83.5%となりました。また経済産業省の調査では、平成28年の日本国内のBtoC-EC市場規模は、15.1兆円(前年比9.9%増)まで拡大しました。当社の主力商品である手帳の市場規模は、民間の調査結果によりますと、平成29年度では359億円(前年比0.8%増)と底堅い動きになっていると見られています。

こうした環境のもと、主力商品の『ほぼ日手帳』は、例年通り9月1日より2018年版を当社ウェブ通販並びにロフト等の店頭で販売開始しました。10月に発売したTHE BEATLESとコラボレートしたカバーがヒット、11月には新判型『ほぼ日手帳weeks MEGA』も投入し、それぞれ売上に寄与しました。また、米国のAmazon.com及び中国のWeChat上にそれぞれオフィシャルショップを開設するなど、海外ユーザーの拡大に努めました。これらの結果、販売部数は伸長し、『ほぼ日手帳』全体の売上は前年同期に比べ増加しました。

また、第2回「生活のたのしみ展」を、11月15日~19日に六本木ヒルズアリーナで開催しました。これは、「生活のたのしみ」という切り口で、当社がスタイリスト、クリエイター、ブランドを様々にセレクトし、靴、アパレル、生活雑貨、食品といった多彩な商品をプロデュースして商店街のように実店舗展開した販売イベントです。平成29年3月開催の第1回と比較して店舗数を倍増させ、会期を3日から5日に伸ばしました。12月発売の新商品『ほぼ日のアースボール』『ほぼ日5年手帳』の先行販売も行いました。5日間トータルで取引件数は約31,600件となり、売上に貢献しました。これらの結果、売上は2,077,774千円(前年同期比23.8%増)となりました。

販売費及び一般管理費においては、売上増に伴い、発送費が前年同期に比べ増加しました。さらに、中長期の成長に向けて人材採用及び外部人材への業務委託を積極化したこと、「生活のたのしみ展」の開催費用の発生、新規株式上場に伴い、資本金が増加し外形標準課税対象となったことで租税公課が前年同期比で増加したこと等により販売費及び一般管理費がかさみ、営業利益は561,162千円(前年同期比3.6%増)、経常利益は563,021千円(前年同期比4.0%増)、四半期純利益は386,407千円(前年同期比9.4%増)となりました。

 

上記の業績は、当社の運営する「場」が活発にコンテンツを発信し、人びとがよろこんで集まったことによりもたらされたと考えています。当第1四半期における「ほぼ日刊イトイ新聞」では、美術家の横尾忠則さんと糸井重里の対談や、「生活のたのしみ展」のテキスト中継などが、多くのユーザーを集めました。ギャラリーショップ「TOBICHI」では、画家の笹尾光彦さんの原画展(Bunkamuraギャラリーと同時開催)、ぬいぐるみ作家の今井昌代さんの作品展などを開催しました。犬や猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」は平成29年11月までに約17万ダウンロードを達成しました。
 このように、当社は運営する「場」において、さまざまなコンテンツを提供しています。コンテンツとはクリエイティブの集積であり、読み物、キャラクター、画像、イベント、モノのかたちの商品、すべてがコンテンツであるととらえています。当社は、生活のたのしみとなるような「いい時間」を味わってもらう、そのためのコンテンツをつくったり、仕入れたり、育てたり、編集したりして、お届けしています。業績は、こうした活動の結果と考えています。
 なお、当社は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しています。

 

(2) 財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

 

前事業年度

(平成29年8月31日)

当第1四半期会計期間

(平成29年11月30日)

前事業年度末比増減

資産合計

4,228,428千円

4,435,245千円

206,816千円

負債合計

1,236,484千円

1,124,457千円

△112,026千円

純資産合計

2,991,944千円

3,310,788千円

318,843千円

 

 

(資産の部)

流動資産は、3,668,931千円と前事業年度末に比べて145,596千円の増加となりました。これは主に現金及び預金の増加70,191千円と、売掛金の増加304,779千円、商品の減少182,679千円によるものです。

有形固定資産は、163,558千円と前事業年度末に比べて6,833千円の減少となりました。これは主に減価償却によるものです。

無形固定資産は、40,450千円と前事業年度末に比べて19,762千円の増加となりました。これは主にソフトウェアの取得によるものです。

投資その他の資産は、562,304千円と前事業年度末に比べて48,290千円の増加となりました。これは主に投資有価証券の評価額の増加52,100千円によるものです。

(負債の部)

流動負債は、954,203千円と前事業年度末に比べて125,500千円の減少となりました。これは主に買掛金が306,195千円減少したことによるものです。

固定負債は、170,253千円と前事業年度末に比べて13,473千円の増加となりました。これは主に退職給付引当金が4,719千円増加したことによるものです。

(純資産の部)

純資産の部は、3,310,788千円と前事業年度末に比べて318,843千円の増加となりました。これは主に利益剰余金の増加282,187千円によるものです。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。