文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間における日本経済は、雇用環境や企業業績の改善などによって、緩やかな回復基調が続きました。しかしながら、米国の外交政策や欧州における政治リスク、北朝鮮の核・ミサイル問題などの影響から、依然として先行きが不透明な状況で推移しました。
電子書籍の市場環境は、スマートフォン・タブレットユーザーの増加を背景に、テレビCMやインターネット広告等の広告宣伝、マンガアプリやサービスの普及による電子書籍ユーザーの拡大、電子書籍ストアや出版社によるキャンペーンの拡大、電子書籍ストアのマーケティングノウハウの蓄積によるユーザーの平均購入量の増加が続いております。また、ジャンル別では電子コミックが市場を牽引しており、今後も認知度の拡大や利便性の向上による利用率の上昇、紙の書籍との同時発売の増加、電子書籍ストアのマーケティングノウハウの高度化、電子オリジナルのコンテンツや付加価値のついた電子書籍の販売、セルフパブリッシングの拡大、出版社の電子書籍への取組の積極化等により、拡大基調が続くことが予想されています。
このような市場環境の中で、当社は独自の良作の掘りおこし活動やオリジナル作品を企画する等、他社サービスとの差別化をはかるとともに、コンテンツの拡充に注力いたしました。
この結果、当第3四半期累計期間の売上高は6,817,855千円(前年同期比13.2%増)、営業利益は962,379千円(前年同期比25.9%増)、経常利益は929,098千円(前年同期比27.3%増)、四半期純利益は581,467千円(前年同期比36.7%増)となりました。
当社の事業はコンテンツプラットフォーム事業のみであり、報告セグメントはありません。以下、当第3四半期累計期間における主な活動状況を報告いたします。
(コンテンツプラットフォーム事業)
コミック配信サービス「まんが王国」においては、販促キャンペーンの実施や約50ページ以上が無料で読める「じっくり試し読み」の充実等により、サイト訪問者を課金会員へと誘導し再訪を促進する施策を展開いたしました。また、当社独自のプロモーション活動での訴求等、タイムリーかつ積極的な広告宣伝を展開いたしました。さらに、株式会社講談社との共同プロジェクト作品「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」の新連載を独占先行配信する等、コンテンツの拡充を推進しております。
なお、新規・周辺ビジネスにおいては、絵の海に飛び込み漂う感覚を仮想現実(バーチャルリアリティ)技術で実現し、これまでにないアート体験を提供するプロジェクト「e-DIVE」を平成29年8月31日に発足いたしました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末における資産は7,493,443千円となり、前事業年度末に比べ522,416千円増加しました。
流動資産については3,205,378千円となり、前事業年度末と比べ759,769千円増加しました。これは主に、現金及び預金が697,681千円、有価証券が100,000千円増加した一方で、売掛金が39,417千円減少したことによるものです。
固定資産は4,288,065千円となり、前事業年度末と比べ237,353千円減少しました。これは主に、無形固定資産が231,842千円減少したことによるものです。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債は2,634,342千円となり、前事業年度末に比べ998,688千円減少しました。
流動負債は1,734,342千円となり、前事業年度末に比べ298,688千円減少しました。これは主に、未払法人税等が41,599千円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が260,000千円、未払金が65,158千円減少したことによるものです。
固定負債は900,000千円となり、前事業年度末と比べ700,000千円減少しました。これは、長期借入金が700,000千円減少したことによるものです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は4,859,101千円となり、前事業年度末に比べ1,521,104千円増加しました。これは主に、資本金及び資本剰余金がそれぞれ469,621千円、利益剰余金が581,467千円増加したことによるものです。
(3) 研究開発活動
該当事項はありません。