第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」からの重要な変更があった事項は以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

また、以下の見出しに付された項目番号は、前事業年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 事業等のリスク」の項目番号に対応したものであります。

  

(1) 外部経営環境

④ 法的規制

当社グループは電波法、会社法、法人税法、独占禁止法、個人情報保護法、製造物責任法、景品表示法など様々な法的規制を受けており、法改正や新たな法的規制が設けられる可能性があります。その場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

また、当社グループでは製品を49カ国(平成29年12月期)の販売代理店を通じて販売しているため、各国の現地の法的規制を遵守するよう努めております。しかしながら現地の法的規制が改正または新たに設定された場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

なお、関税について、米国政府は中国からの輸入品の一部に対して追加の関税を賦課する政策をとっており、賦課対象となる品目を拡大する傾向にあります。現在、当社が中国の生産委託先で製造する製品のうち、賦課対象となっているのはマルチエフェクター等の一部の製品カテゴリーに留まっておりますが、ハンディオーディオレコーダー等の他の製品カテゴリーへ賦課対象が拡大した場合には、米国市場においてコスト競争力が低下し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米中間の貿易摩擦が拡大し不透明感が増しているものの、米国では景気が拡大し個人消費が好調に推移しました。欧州では、英国のEU離脱問題等、様々な不確定要素による景気の減速リスクを含みながらも、安定した個人消費が持続しました。中国をはじめとする新興国においては、各国の保護主義的な通商政策による景気下振れのリスクが増しており、個人消費の動向に一定の影響がみられました。
 我が国経済は、為替レートが前連結会計年度末から当初は円高に推移したものの、4月頃から緩やかに円安に転じたこと、及び好調な世界経済が追い風となったこと等により、堅調に推移いたしました。
 このような状況の中、当社グループでは、引続き新製品開発日程の遵守と新しい販売チャンネルの開拓、及びWebマーケティングの強化に努めてまいりました。また、仕入価格の上昇に伴う売上総利益率の悪化に対応するため販売価格への転嫁を行うとともに、子会社となったMogar Music S.p.A.の販売体制の見直しを行ってまいりました。
 以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は5,378,775千円(前年同期比12.5%増)、営業利益は128,206千円(前年同期比42.7%減)、経常利益は187,946千円(前年同期比10.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は172,777千円(前年同期比0.8%増)となりました。

当社グループは音楽用電子機器事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。製品カテゴリー別の説明は以下のとおりであります。

 

 

(ハンディオーディオレコーダー)

ハンディオーディオレコーダーは、主力商品であるH6、H4nPro、H1nの販売が引続き好調であったこと等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,915,917千円(前年同期比18.0%増)となりました。

(マルチエフェクター)

マルチエフェクターは、新製品効果により前期好調であったG3nシリーズの反動減の影響等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は642,974千円(前年同期比24.0%減)となりました。

(ハンディビデオレコーダー)

ハンディビデオレコーダーは、新製品効果により前期好調であったQ2nの反動減の影響等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は264,667千円(前年同期比51.6%減)となりました。

(デジタルミキサー/マルチトラックレコーダー)

デジタルミキサー/マルチトラックレコーダー(旧マルチトラックレコーダーからカテゴリー名変更)は、前連結会計年度に販売を開始したL-12の販売が堅調であること、8月に発売を開始したL-20の新製品効果による影響等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は466,065千円(前年同期比117.7%増)となりました。

(モバイルデバイスアクセサリ)

モバイルデバイスアクセサリは、米国販売代理店による在庫調整等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は72,306千円(前年同期比12.4%減)となりました。

(オーディオインターフェース)

オーディオインターフェースは、一部商品の在庫調整が未だ解消していないこと等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は78,988千円(前年同期比17.7%減)となりました。

(プロフェッショナルフィールドレコーダー)

プロフェッショナルフィールドレコーダーは、当期に販売を開始したF1-SP、F1-LPの販売が好調であること、及び6月に販売を開始したF8nの初期需要による影響等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は441,806千円(前年同期比27.3%増)となりました。

(ARQリズムトラック)

ARQリズムトラック(旧エレクトロニックダンスミュージックからカテゴリー名変更)は、出荷価格の見直しを行ったこと等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は8,973千円(前年同期比199.1%増)となりました。

(Mogar取扱いブランド)

当第3四半期連結会計期間からMogar Music S.p.A.の損益計算書を連結したことにより、同社が取扱う当社以外のブランドの製品が売上計上されることとなりました。これにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は311,194千円となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,090,217千円増加し、7,894,879千円となりました。これは主に、売掛金が877,737千円増加したことによるものであります。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ963,812千円増加し、3,247,509千円となりました。これは主に、子会社の新規連結に伴い短期借入金が557,991千円及び退職給付に係る負債が156,406千円増加したことによるものであります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて126,405千円増加し、4,647,370千円となりました。

以上の結果、企業の安全性を示す自己資本比率は、前連結会計年度末の66.4%に対し、当第3四半期連結会計期間末は58.5%と7.9ポイント減少しております。

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は670,727千円であります。

 

(5) 従業員数

第2四半期連結会計期間において、新規にMogar Music S.p.A.を当社グループに連結したことに伴い、前連結会計年度末に比べて33名増加し、118名となっております。