当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大については、状況を引続き注視しております。今後の経過によっては当社グループの事業に影響を与える可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、引続き新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けており、米国及び欧州においてワクチン接種の普及による経済活動の正常化により回復基調にあった個人消費は、感染再拡大により回復のペースは緩やかになっている一方、中国においては新型コロナウイルスの感染拡大が引続き抑えられており、個人消費は堅調に推移いたしました。我が国経済は、東京オリンピックは無事に開催されたものの、インバウンド需要の消失や緊急事態宣言の再発令による行動自粛制限の影響を受けたことにより、個人消費の回復は弱含みとなりました。
当社グループが属する楽器関連機器業界においては、新型コロナウイルス感染再拡大の影響を受け、屋外やライブハウスで使用する楽器や関連機器については需要回復のペースは鈍いものの、自宅での使用に適した楽器や関連機器の販売は引続き堅調に推移しております。
このような状況の中、2020年4月1日からZOOM North America, LLC(以下「ZNA」という。)を連結子会社としたことにより当第3四半期連結累計期間は同社の1月から9月までの9か月間の損益計算書が連結されたこと(前第3四半期連結累計期間は4月から9月までの6か月間)に加え、第2四半期連結会計期間から株式会社フックアップ(以下「フックアップ」という。)の損益計算書を連結したこと、引続き当社製品への需要が高いこと及び2020年10月に発生したサプライヤー工場火災への対応が順調に進んだこと等により、売上高は前年同期と比較して大きく伸張いたしました。
以上の結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は9,764,253千円(前年同期比42.7%増)、営業利益は966,232千円(前年同期比262.1%増)、経常利益は918,975千円(前年同期は経常損失16,715千円)及び親会社株主に帰属する四半期純利益は631,494千円(前年同期比499.3%増)となりました。
当社グループは音楽用電子機器事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。製品カテゴリー別の説明は以下のとおりであります。
(ハンディオーディオレコーダー)
ハンディオーディオレコーダーは、ZNAの連結子会社化に加えて、2020年7月から販売を開始したH8の新製品効果及びサプライヤー工場火災への対応が順調に進み委託先工場での生産に大きな影響が出なかったこと等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,628,731千円(前年同期比18.4%増)となりました。
(デジタルミキサー/マルチトラックレコーダー)
デジタルミキサー/マルチトラックレコーダーは、ZNAの連結子会社化に加えて、ポッドキャスト収録に適したP4及びP8、ライブストリーミングやレコーディング用途としてのLシリーズの販売増加等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,621,974千円(前年同期比126.6%増)となりました。
(マルチエフェクター)
マルチエフェクターは、ZNAの連結子会社化に加えて、G1Fourシリーズが引続き好調であったこと及びG6の新製品効果等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は926,550千円となりました。なお、前連結会計年度までマルチエフェクターに含めていたボーカル用エフェクトプロセッサー(V3及びV6)については、第1四半期連結会計期間より別カテゴリーとして開示しており、当該製品を含まない前第3四半期連結累計期間のマルチエフェクターの売上高は789,135千円であります。
(プロフェッショナルフィールドレコーダー)
プロフェッショナルフィールドレコーダーは、屋外での活動が再開されつつあることから需要が回復傾向にあり、また、新製品F2及びF2-BTの販売が好調であったことから、当第3四半期連結累計期間の売上高は718,555千円(前年同期比70.1%増)となりました。
(ハンディビデオレコーダー)
ハンディビデオレコーダーは、Web会議やオンラインレッスン目的等での需要は引続き堅調であるものの、前年同期は新型コロナウイルス感染拡大に伴うテレワークの浸透により、Web会議目的等での需要の急増があり、その反動によって、当第3四半期連結累計期間の売上高は590,907千円(前年同期比0.1%減)となりました。
(マイクロフォン)
当社が企画・販売するマイクロフォンについて、2020年8月にZDM-1PMP(ポッドキャスト用マイクパック)の販売を開始して以降、売上高が増加傾向にあり重要性が増したことから、前連結会計年度まで「モバイルデバイスアクセサリ」として開示していたスマートフォン/タブレット端末用のマイクロフォン(iQ6、iQ7及びAm7)を含め、第1四半期連結会計期間より新規カテゴリー「マイクロフォン」として開示とすることといたしました。マイクロフォンの当第3四半期連結累計期間の売上高は338,975千円となりました。なお、前第3四半期連結累計期間のマイクロフォンの売上高は250,817千円であります。
(ボーカルプロセッサー)
前連結会計年度までマルチエフェクターに含めて開示していたボーカル用エフェクトプロセッサー(V3及びV6)については、他のマルチエフェクターと用途が異なること及び売上高が増加傾向にあり重要性が増したことから、第1四半期連結会計期間より新規カテゴリー「ボーカルプロセッサー」として開示することといたしました。ボーカルプロセッサーの当第3四半期連結累計期間の売上高は169,328千円となりました。なお、前第3四半期連結累計期間のボーカルプロセッサーの売上高は51,727千円であります。
(オーディオインターフェース)
オーディオインターフェースは、サプライヤー工場火災に伴う電子部品不足の影響を受け、一部製品について十分な生産ができなかったこと及びオンライン会議目的での需要が減少したこと等により、当第3四半期連結累計期間の売上高は76,278千円(前年同期比45.8%減)となりました。
(Mogar取扱いブランド)
Mogar取扱いブランドは、前年同期は南ヨーロッパのロックダウンの影響を受け売上高が減少いたしましたが、ワクチン接種の普及による経済活動の正常化により需要が回復傾向にあることから、当第3四半期連結累計期間の売上高は589,130千円(前年同期比15.9%増)となりました。
(フックアップ取扱いブランド)
第2四半期連結会計期間からフックアップの損益計算書を連結したことにより、同社が取扱う当社以外のブランドの製品が売上計上されることとなりました。これにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は770,090千円となりました。
また、財政状態の状況は以下のとおりであります。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ677,428千円増加し、10,875,638千円となりました。これは主に、商品及び製品が646,296千円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ227,482千円増加し、5,289,206千円となりました。これは主に、買掛金が213,018千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて449,945千円増加し、5,586,432千円となりました。これは主に、自己株式取得等により自己株式が310,545千円増加した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が477,631千円増加したことに加え、為替換算調整勘定が240,199千円増加したことによるものであります。
以上の結果、企業の安全性を示す自己資本比率は、前連結会計年度末の50.2%に対し、当第3四半期連結会計期間末は50.8%と0.6ポイント増加しております。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,034,867千円であります。
(5) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は26名増加し169名となっております。その主な理由は、フックアップを連結子会社としたことによるものであります。
該当事項はありません。