第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大については、状況を引続き注視しております。今後の経過によっては当社グループの事業に影響を与える可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間における世界経済は、引続き新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受ける中、米国では製造業の復調や経済対策により個人消費は回復基調にある一方、欧州では感染が再拡大しており景気の回復が遅れております。中国では新型コロナウイルスの感染拡大が抑えられており、個人消費は堅調に推移しております。我が国経済は、インバウンド需要の消失や緊急事態宣言の再発令による行動自粛を受け、個人消費は伸び悩んでおります。

当社グループが属する楽器関連機器業界においては、屋外やライブハウスで使用する楽器や関連機器については需要が回復していないものの、自宅での使用に適した楽器や関連機器の販売はいわゆるステイホーム需要により堅調に推移しております。

このような状況の中、2020年4月1日からZOOM North America, LLC(以下「ZNA」という。)を連結子会社としたことに加え、引続きステイホーム需要の恩恵を受けていること、2020年10月に発生したサプライヤー工場火災への対応が順調に進んでいること等により、売上高は前年同期と比較して大きく伸張いたしました。

以上の結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は2,829,320千円(前年同期比65.8%増)、営業利益は346,441千円(前年同期は営業損失54,549千円)、経常利益は331,186千円(前年同期は経常損失307,394千円)及び親会社株主に帰属する四半期純利益は201,623千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失218,434千円)となりました。

当社グループは音楽用電子機器事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。製品カテゴリー別の説明は以下のとおりであります。

 

(ハンディオーディオレコーダー)

ハンディオーディオレコーダーは、ZNAの連結子会社化に加えて、ステイホーム需要により特にH8とH5の販売が好調であったこと及びサプライヤー工場火災への対応が順調に進んでおり委託先工場での生産に大きな影響が出なかったこと等により、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,203,934千円(前年同期比73.7%増)となりました。

(デジタルミキサー/マルチトラックレコーダー)

デジタルミキサー/マルチトラックレコーダーは、ZNAの連結子会社化に加えて、ポットキャスト収録に適したP4及びP8、ライブストリーミングやレコーディング用途としてのLシリーズの販売増加等により、当第1四半期連結累計期間の売上高は540,588千円(前年同期比162.3%増)となりました。

(マルチエフェクター)

マルチエフェクターは、ZNAの連結子会社化に加えて、G1Fourシリーズが引続き好調であったこと等により、当第1四半期連結累計期間の売上高は288,970千円となりました。なお、前連結会計年度までマルチエフェクターに含めていたボーカル用エフェクトプロセッサー(V3及びV6)については、当第1四半期連結会計期間より別カテゴリーとして開示しており、当該製品を含まない前第1四半期連結累計期間のマルチエフェクターの売上高は208,794千円であります。

 

(ハンディビデオレコーダー)

ハンディビデオレコーダーは、ZNAの連結子会社化に加えて、新型コロナウイルス感染拡大によるWeb会議やオンラインレッスン目的等での需要の増加により、当第1四半期連結累計期間の売上高は188,790千円(前年同期比86.6%増)となりました。

(プロフェッショナルフィールドレコーダー)

プロフェッショナルフィールドレコーダーは、主としてZNAを連結子会社としたことにより、当第1四半期連結累計期間の売上高は179,085千円(前年同期比31.6%増)となりました。

(オーディオインターフェース)

オーディオインターフェースは、サプライヤー工場火災に伴う電子部品不足の影響を受け、一部製品について十分な生産ができなかったこと等により、当第1四半期連結累計期間の売上高は23,110千円(前年同期比23.5%減)となりました。

(マイクロフォン)

当社が企画・販売するマイクロフォンについて、2020年8月にZDM-1PMP(ポッドキャスト用マイクパック)の販売を開始して以降、売上高が増加傾向にあり重要性が増したことから、前連結会計年度まで「モバイルデバイスアクセサリ」として開示していたスマートフォン/タブレット端末用のマイクロフォン(iQ6、iQ7及びAm7)を含め、当第1四半期連結会計期間より新規カテゴリー「マイクロフォン」として開示とすることといたしました。マイクロフォンの当第1四半期連結累計期間の売上高は97,238千円となりました。なお、前第1四半期連結累計期間のマイクロフォンの売上高は27,032千円であります。

(ボーカルプロセッサー)

前連結会計年度までマルチエフェクターに含めて開示していた当社のボーカル用エフェクトプロセッサー(V3及びV6)については、他のマルチエフェクターと用途が異なること及び売上高が増加傾向にあり重要性が増したことから、当第1四半期連結会計期間より新規カテゴリー「ボーカルプロセッサー」として開示することといたしました。ボーカルプロセッサーの当第1四半期連結累計期間の売上高は34,756千円となりました。なお、前第1四半期連結累計期間のボーカルプロセッサーの売上高は23,057千円であります。

(Mogar取扱いブランド)

Mogar取扱いブランドは、前年同期に星野楽器(株)との販売代理店契約終了に伴う同社ブランド製品の最終販売があったことの反動減により、当第1四半期連結累計期間の売上高は162,488千円(前年同期比26.1%減)となりました。

 

また、財政状態の状況は以下のとおりであります。

(資産)

当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ318,674千円増加し、10,516,884千円となりました。これは主に、短期借入金の増加等により現金及び預金が185,537千円、株式会社フックアップの子会社化に伴いのれんが180,685千円増加したことによるものであります。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ451,423千円増加し、5,513,147千円となりました。これは主に、運転資金の調達により短期借入金が594,043千円増加したことによるものであります。

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて132,749千円減少し、5,003,737千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益201,623千円を計上したのに加え為替換算調整勘定が201,979千円増加した一方、配当金の支払が138,860千円及び自己株式の増加が385,676千円あったことによるものであります。

以上の結果、企業の安全性を示す自己資本比率は、前連結会計年度末の50.2%に対し、当第1四半期連結会計期間末は47.3%と2.9ポイント減少しております。

 

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は264,853千円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2021年1月15日の取締役会において、株式会社フックアップの全株式を取得し完全子会社化することを決議し、同日付で持分購入契約を締結するとともに取得の手続きを完了しました。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」をご参照ください。