当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、企業収益の回復や雇用・所得環境の改善傾向が継続するなどが緩やかな回復基調で推移しております。しかしながら、中小企業を中心とする人手不足への懸念や米国の通商政策に起因した米中貿易摩擦への警戒感の高まりなどから、先行き不透明な状況となっております。
当社の事業に関する消費者向け電子商取引(BtoC-EC)市場においては「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によりますと、平成29年のBtoC-EC市場規模は前年比9.1%増の16.5兆円と堅調に推移しており、ECの普及率を示す指標であるEC化率(※1)が5.79%であることから更なる成長の余地があると見込めます
このような経営環境のもと、当社では「ビジネスと暮らしを“てもなく”(※2)する」という理念に基づき、ストック型のビジネスモデルをより普及させるべく、サブスクリプションビジネスに特化したショッピングカートシステム「たまごリピート」の販売に注力してまいりました。平成30年4月には、「たまごリピート」の後継版である「たまごリピートNext」の販売を開始し、従来の消耗品の市場だけではなく、食品などのターゲットとなる市場の拡大を図ってまいりました。
具体的な内容としましては、「たまごリピートNext」の販売促進のためのキャンペーンや食品を扱うEC事業者を対象としたセミナーの実施などを行うとともに、重要な経営指標であるサービス利用アカウント数の増加への取り組みを「たまごリピート」「たまごリピートNext」ともに組織横断的に推進することで、平成30年6月末の両サービスを合わせたサービス利用アカウント数は915件(前期末比11.6%増)と堅調に推移し、売上高は922,316千円(前年同期比15.5%増)となりました。
売上原価は、「たまごリピートNext」の販売開始に伴い、当該システムの保守費用が増加しておりますが、「たまごリピート」の直販体制の構築に伴う原価率改善により、200,270千円(前年同期比7.4%減)となりました。
販売費及び一般管理費は、人材採用の強化に伴う人件費の増加や本社オフィスの増床による賃料の増加、消耗品の購入などから、440,268千円(前年同期比10.6%増)となりました。
以上の結果、営業利益281,777千円(前年同期比53.2%増)、経常利益281,336千円(前年同期比67.8%増)、四半期純利益181,063千円(前年同期比58.4%増)となりました。
なお、当社はEC支援事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
※1 EC化率:すべての商取引の内、電子商取引が占める割合。
※2 てもなく:古くからの日本語である「てもなく(手も無く)」は、「簡単に、たやすく」という意味。
当社の社名の由来であり、「ビジネスと暮らしを“てもなく”する」は、当社の経営理念でもあります。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期会計期間末における総資産の残高は、前事業年度末に比べて54,396千円増加し、1,733,870千円となりました。この主な要因は、投資その他の資産の増加82,695千円、有形固定資産の増加43,310千円及びこれら固定資産の購入により現金及び預金が86,787千円減少したことなどによるものであります。
(負債)
当第3四半期会計期間末における負債の残高は、前事業年度末に比べて141,447千円減少し、458,075千円となりました。この主な要因は、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が62,496千円減少したこと及び賞与の支払いなどにより未払金が40,363千円減少したことなどによるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて195,843千円増加し、1,275,795千円となりました。この主な要因は、利益剰余金の増加181,063千円によるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当社は、「たまごリピート」のリニューアルを行うため、研究開発活動を行っておりましたが、平成30年4月より「たまごリピート」のリニューアル版である「たまごリピートNext」の販売を開始し、当該研究開発活動は終了しております。
なお、当第3四半期累計期間における研究開発費は51,260千円であります。