当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
(継続企業の前提に関する重要事象等について)
当社は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による売上高の著しい減少が継続しており、2020年7月期連結会計年度以降、2期連続で営業損失を計上し、当第2四半期連結累計期間においても営業損失を計上しており、本格的な業績の回復に至っていないことから継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が生じております。
しかしながら、ようやく断続的な営業活動の制限が解消され始め、営業損失ではあるものの前年同期に比べて赤字幅は大幅に縮小し、売上高を回復させつつあります。また、2期連続の営業損失となったことによりコミットメントライン契約に付されている財務制限条項に該当することとなりましたが、当該金融機関と財務制限条項の抵触による期限の利益喪失の権利行使をしないことを合意しております。加えて、当第2四半期連結累計期間において現金及び預金を1,024,949千円保有し財務基盤は安定していることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
引き続き、当該重要事象等を解消するため、以下の施策にて収益および財務基盤の安定を確保してまいります。
1.自社製品の製造工程の機械化によるコストダウン
2.既存取引先の深耕及び新規取引先の獲得
3.販管費等の適切なコストコントロールによる経費削減
4.借換えを含む資金調達についての金融機関との交渉
文中の将来に関する事項は、当四半期連結累計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する防疫と経済の両立進展により緩やかな回復基調にありました。しかしながら、経済回復へ向かう世界的な需要が拡大する中で、原材料の高騰、エネルギー価格の上昇による世界的なインフレへの懸念や新たな変異株の感染再拡大により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
ジュエリー業界においても、コロナショックからの営業活動再開とクリスマスや年末商戦のタイミングが重なり比較的に回復傾向に見られたものの、長引く自粛生活の反動から生まれるリベンジ消費の動きはとても弱く、依然として市場環境は厳しい状況が続いております。
このような状況の中、当社は2024年7月期までの3か年を対象とした中期経営計画「Challenge for innovation」を推進し、他社には真似できない製品やサービスの提案による事業展開、成長率の高い海外マーケットの開拓、従来の業務をデジタル化させることに取り組み、環境の変化に左右されない強固な事業基盤の構築に努めております。
この取り組みの結果、当第2四半期連結会計期間の業績につきましては、コロナショック前までには至りませんが、国内外ともに前年同期以上の売上を達成し、特に利益率の高い海外売上が大きく伸長したことにより黒字に転じることができました。具体的には、コロナ禍で受注が低迷していた海外大手取引先からの受注が回復してきたこと、またライセンス契約を進めているアジア諸国を中心とした市場開拓の成果が出始めてきました。同時に、タイの協力工場で生産している「Dancing Stone」パーツも、当初計画している生産量および製造原価には届かないものの、順調にコストダウンを進めております。これらの製販がうまく連動することにより更なる飛躍を目指してまいります。また、下期に向けた準備も順調に進み、主軸製品である「Dancing Stone」(※1)、「テニスチェーン」に次ぐ、特許技術を活かした新製品である「スターシリーズ」は、大手通販業者での導入が決まり、更なる拡販に向けて提案を進めております。管理面においても、業務のデジタルトランスフォーメーションを推進し、今期よりスタートした「クロスフォー for Business」(※2)、本年5月の導入を予定している基幹システムの切り替えなど、バックオフィス業務の効率化を追求し、日常業務の時間を短縮し、短縮した時間を創造的な業務に充てることで、より機動的に市場の動きを捉えて更なる収益機会の獲得を目指してまいります。
こうした活動を行った結果、国内売上高は、942,691千円となり、海外売上高は、556,516千円となりました。
この結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は1,499,208千円(前年同四半期20.9%増)、営業損失は25,863千円(前年同四半期は営業損失172,537千円)、経常損失は13,413千円(前年同四半期は経常損失167,343千円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、過年度の税務申告に対する更正請求を行った結果、過年度法人税の還付101,120千円等を計上し98,761千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失173,169千円)となりました。
なお、当社グループの事業セグメントは、「ジュエリー事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載を省略しております。
※1 「Dancing Stone」とは、当社の特許技術により宝石に穴をあけることなく、宝石を揺らすことができる宝石のセッティング方法であります。
※2 「クロスフォー for Business」とは、企業間の取引(モノやサービスの売買など)をインターネット上で行うサイトであります。
地域別売上高・比率 当第2四半期連結累計期間
(資産の部)
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ575,889千円増加し、5,228,839千円となりました。これは主に、現金及び預金が201,276千円、原材料及び貯蔵品が146,024千円、製品が128,189千円増加したこと等によるものであります。
(負債の部)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ458,194千円増加し、3,225,061千円となりました。これは主に、短期借入金が200,000千円減少し、長期借入金(1年内返済予定を含む)が409,930千円増加したこと等によるものであります。
(純資産の部)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ117,694千円増加し、2,003,778千円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益98,761千円を計上したこと等によるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ199,876千円増加し、1,016,349千円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
営業活動により使用した資金は、143,689千円(前年同四半期は31,378千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失13,181千円、棚卸資産の増加額159,698千円、売上債権の増加額80,884千円等の減少要因があったことによるものであります。
投資活動により使用した資金は、78,495千円(前年同四半期は73,144千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出32,868千円等の減少要因によるものであります。
財務活動により増加した資金は、409,928千円(前年同四半期は380,549千円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出681,170千円の減少要因があったものの、長期借入による収入1,091,100千円の増加要因によるもであります。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2,100千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。