文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用環境の改善や所得増加に伴う消費の持ち直しにより緩やかな回復基調にあるものの、海外については中国を始めアジア新興国等の経済の先行き、政策に関する不確実性や金融資本市場の変動の影響等により、依然として不透明な状況が続いております。
当社が属するエンターテイメント業界におきましては、ヘッドマウントディスプレイ機器の普及が進み、映像による仮想現実の没入体験ができるバーチャルリアリティ技術により新たな市場が創出され、期待と注目がされております。
このような環境の下、当社はフィギュア、プラモデル製品等の企画・開発・販売を行う卸売販売、直営店舗・ECサイトによる製品の販売を行う小売販売に取り組んでまいりました。
当社オリジナルコンテンツの「フレームアームズ・ガール」では、新製品の追加に加え、平成29年10月に初の単独イベントとなる「フレームアームズ・ガールLIVESHOW!若葉女子高文化祭~Autumn~」、平成29年11月にシンガポールにおける「C3アニメフェスティバルアジア2017」、平成30年1月に「フレームアームズ・ガールLIVESHOW!若葉女子高文化祭~後夜祭~」、平成30年3月に東京ビッグサイトにおいて開催された「AnimeJapan2018」等のイベントへの出展又は開催を行うことにより主力コンテンツとして確立できるよう取り組んでまいりました。その結果、当コンテンツの関連製品が好調に推移し業績に貢献しました。「メガミデバイス」については、朱羅シリーズが好評を頂いておりシリーズとして好調に推移しております。また、当事業年度から販売を開始した「ヘキサギア」についても大きな反響をいただいており、今後も期待できるタイトルに成長しつつあります。他社ライセンスの製品については、ゲームのヒットにより「PERSONA5」、「刀剣乱舞-ONLINE-」、「fate/Grand Order」の関連製品が好調に推移しました。また、アニメのヒットにより、「メイドインアビス」、「ユーリ!!!on ICE」の関連製品が好調に推移しました。
海外市場では、北米・欧州については平成29年7月公開の映画「スパイダーマン:ホームカミング」、平成29年11月公開の「ジャスティス・リーグ」、平成29年12月公開の映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」の関連製品の販売を行いましたが、全体的に受注が伸び悩み減収となりました。一方でアジアについては「フレームアームズ・ガール」「メガミデバイス」の新製品を中心に好調に推移しました。
直営店舗、ECサイトによる小売販売につきましては、「フレームアームズ・ガール」シリーズの直営店限定商品やブルーレイディスクが好調に推移し、業績を牽引いたしました。また、直営店舗では「テイルズオブシリーズ」のイベント、平成29年9月に開催した「PERSONA5」、平成30年3月に開催した「THE IDOLM@STER SideM」のイベントが盛況な結果となり、各コンテンツの関連商品が業績に貢献しました。
当第3四半期累計期間の業績につきましては、上記取り組みの結果、売上高は前年同期比で増収となりましたが、アニメ「フレームアームズ・ガール」に関する償却費の増加や新製品の金型償却費の増加、人員の増加に伴う人件費の増加等による影響で前年同期比で減益となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は6,575,658千円(前年同期比10.9%増)、営業利益は477,901千円(前年同期比21.5%減)、経常利益は428,195千円(前年同期比25.7%減)、四半期純利益は291,566千円(前年同期比25.5%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期会計期間末の総資産は7,768,691千円となり、前事業年度末に比べ315,921千円(4.2%)の増加となりました。
(流動資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産の残高は3,933,059千円で、前事業年度末に比べ591,389千円(17.7%)増加しております。現金及び預金の増加638,513千円、売掛金の減少110,564千円が主な要因であります。
(固定資産)
当第3四半期会計期間末における固定資産の残高は3,835,632千円で、前事業年度末に比べ275,467千円(6.7%)減少しております。建物の減少106,776千円、その他に含まれる工具、器具及び備品の減少121,828千円が主な要因であります。
(流動負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債の残高は1,740,957千円で、前事業年度末に比べ256,627千円(12.8%)減少しております。短期借入金の増加200,000千円、買掛金の減少129,479千円、その他に含まれる1年以内返済長期借入金の減少127,757千円、未払消費税の減少81,499千円が主な要因であります。
(固定負債)
当第3四半期会計期間末における固定負債の残高は3,334,288千円で、前事業年度末に比べ237,923千円(6.7%)減少しております。長期借入金の減少248,302千円、社債の減少10,000千円が主な要因であります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産の残高は2,693,446千円で、前事業年度末に比べ810,471千円(43.0%)増加しております。新株発行及びストック・オプションの行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ279,827千円増加したこと並びに四半期純利益291,566千円を計上したことによる増加があった一方で、配当金の支払いにより40,749千円減少したことが主な要因であります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。