文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前事業年度末の数値で比較を行っております。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間における我が国経済は、企業業績の堅調な推移を背景に雇用や所得環境の改善が続いており、各種政策の効果もあって、全体として緩やかな回復基調で推移しました。一方で、海外においては欧州諸国における政情不安や米中間における通商問題、株式市場の不安定さなど世界経済の不確実性は高く、日本経済の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
国内の雇用情勢につきましては、厚生労働省が2019年5月31日に発表した2019年4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.63倍と引き続き高い水準を維持しております。
また、当社の事業領域である飲食業における雇用情勢においては、2019年4月の「飲食物調理の職業」の有効求人倍率(常用(含むパート))は3.18倍で、「接客・給仕の職業」では3.97倍と全業種における有効求人倍率を大きく上回って慢性的な人手不足の状況にあり、増加する需要に対して人手不足が深刻化しており、飲食業界における人材の採用意欲は引き続き高い水準にあります。
このような景況感のもと、人手不足が続く飲食分野の人材サービス事業(人材紹介事業・求人広告事業)では、拡大する企業の採用ニーズを、職種形態毎に細分化し、これを多くの求職者に人材紹介サービスや求人情報サイトを通して情報を提供し、企業と求職者に出会いの機会を提供いたしました。
また、既存サービスの強化に加え、新たな注力分野である研修サービスにおける顧客開拓やサービス開発の推進等により、人材採用をはじめとする顧客企業の人事労務等の課題解決をサポートしていくことで、他社との差別化や顧客満足度の向上に取り組むとともに、人材の採用・育成を推し進めることで事業基盤の強化を進めてまいりました。
この結果、当第2四半期累計期間の売上高は、営業人員の採用による人員強化、広告宣伝投資の拡大による新規会員の獲得や応募数の拡大等により、1,460,938千円(前年同四半期比24.6%増)となりました。利益につきましては、従業員の待遇改善、積極的な人材採用などの人材投資および広告宣伝投資を実施しましたが、売上高が堅調に推移したことにより、営業利益は132,220千円(前年同四半期比129.5%増)、経常利益は132,751千円(前年同四半期比119.9%増)、四半期純利益は82,291千円(前年同四半期比259.3%増)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
①人材紹介事業
人材紹介事業におきましては、「cookbiz」(※)サイトへご登録いただいた転職を希望される方へ、転職先を紹介する事業を運営しております。
当第2四半期累計期間におきましては、求人企業と求職者のマッチング率向上にむけ求職者と当社コンサルタントとの面談内容の改善や求人企業の新規開拓による求職者への紹介企業数の向上を行うとともに、登録者の増加施策として集客手法の見直しを都度行いながらWebマーケティングの強化を実施しております。
その結果、当セグメントにおける売上高は924,138千円(前年同四半期比18.5%増)、セグメント利益は200,726千円(前年同四半期比89.2%増)となりました。
②求人広告事業
求人広告事業におきましては、求人広告サイトである「cookbiz」(※)の事業を運営しております。
当第2四半期累計期間におきましては、事業基盤の強化を目指し、営業人員の採用を推し進めるとともに、教育専任者を配置し研修体制の充実を図ることにより営業力の強化に努めてまいりました。また、これまで提供していたスカウトサービスをリニューアルし、新たに月額課金のサブスクリプションサービスとして「クックビズダイレクトプラス」の提供を開始するなど商品ラインナップの強化を実施致しました。
その結果、当セグメントにおける売上高は520,525千円(前年同四半期比35.3%増)、セグメント利益は52,529千円(前年同四半期比22.7%減)となりました。
③その他事業
その他事業におきましては、飲食業界で働く人に向けた研修事業である「クックビズフードカレッジ」事業を展開しております。飲食業界で働かれている方に研修を通じて成長を促すことで、個人のキャリア形成の確立や組織の成長に通じ、これが業界全体の底上げに繋がると考えております。当事業は、事業基盤強化に向けて営業人員の採用を推し進めるとともに、人材紹介事業及び求人広告事業とのクロスセルにより、認知度向上とともに売上拡大に努めてまいりました。
また、同じくその他事業として、料理人・シェフを中心にしたソーシャル・ネットワーキング・サービスである「Foodion」を展開しております。現時点においては、当該サービスにかかるユーザビリティの向上やユーザー拡大を推進しております。
その結果、当セグメントにおける売上高は16,275千円(前年同四半期比98.1%増)、セグメント損失は23,476千円(前年同四半期はセグメント損失33,086千円)となりました。
※ cookbiz:弊社は人材紹介事業及び求人広告事業ともに「cookbiz」の同一ブランドにて展開しております。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ300,419千円増加し、1,894,959千円となりました。その主な要因は、現金及び預金が203,796千円、売掛金が46,000千円、前払費用が25,078千円増加したためであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ162,161千円増加し、606,289千円となりました。その主な要因は、未払法人税等が57,174千円、未払消費税等が6,171千円、前受金が86,193千円増加したためであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ138,258千円増加し、1,288,669千円となりました。その主な要因は、増資により資本金及び資本剰余金がそれぞれ28,023千円、四半期純利益の計上により利益剰余金が82,291千円増加したためであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して203,796千円増加し、1,256,829千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における営業活動の結果、得られた資金は200,742千円(前年同四半期は24,737千円の使用)となりました。その主な要因は、税引前四半期純利益132,751千円、前受金の増加86,193千円等の資金の増加があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における投資活動の結果、使用した資金は12,102千円(前年同四半期は147,379千円の使用)となりました。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出2,325千円、無形固定資産の取得による支出9,092千円等の資金の減少があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間における財務活動の結果、得られた資金は15,156千円(前年同四半期は73,983千円の獲得)となりました。その主な要因は、株式の発行による収入15,236千円等の資金の増加があったことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等の重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。