文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前事業年度末の数値で比較を行っております。
(1)経営成績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、堅調な企業収益を背景に雇用環境の改善が続くなど景気は緩やかな回復を維持しました。一方で米国の通商政策により懸念される米中貿易摩擦の影響や中国経済成長の鈍化をはじめとする世界経済の下振れ懸念から、外需産業を中心に収益の減速感が見られました。また、英国のEU離脱問題など海外の政治・経済動向の不確実性、国内においては慢性的な労働力不足など、景気の先行きについては不透明な状況が続いております。
当社の属する情報サービス産業界においては、企業のソフトウェア投資は概ね横ばいの傾向となっておりますが、IoT、AI(人工知能)を活用したITサービスの進展、クラウドサービスやセキュリティ対策等の需要を軸にIT投資全般の売上は引き続き堅調に推移しております。一方で既存システムにおけるITサービスに対する企業コスト削減姿勢は変わらず、依然として価格面は抑制傾向にあります。
このような状況の下、当社では、これまで培ってきた技術力をベースとしたコアビジネスに加え、引き続き安定的・継続的な高成長に向けた基盤構築のための準備期間と位置付け、フローからストックへの収益モデルの転換を目指しております。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高649,992千円(前年同四半期比44.2%減)、営業損失79,677千円(前年同四半期は営業利益496,764千円)、経常損失78,605千円(前年同四半期は経常利益496,741千円)、四半期純損失56,856千円(前年同四半期は四半期純利益341,108千円)となりました。
なお、当社は証券システム開発事業及びこれらの付帯業務の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しておりますが、各事業区分別の状況は以下のとおりであります。
(金融ソリューション事業)
金融ソリューション事業におきましては、ストック収入(月額使用料・保守及びクラウドサービス)は予定どおり進捗しましたが、フロー収入(開発案件)については第3四半期以降に集中した計画となっており、その結果、売上高は566,669千円(前年同四半期比47.7%減)となりました。
損益面につきましては、引き続きフローからストックへの収益モデルの転換のためのコスト増及び収益性の高い開発案件があった前期に比べ利益率が低下となりました。
(FXシステム事業)
FXシステム事業におきましては、FX事業者向けクライアントソリューション・トレードシステム(フル機能HTML5版)の既存顧客へのサービス提供により、売上高は74,400千円(前年同四半期比4.9%増)となりました。
(セキュリティ診断事業)
セキュリティ診断事業におきましては、新規顧客及び既存顧客などにおいて見込んでいた受注に遅れが生じたことにより、売上高は8,923千円(前年同四半期比5.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は1,117,675千円となり、前事業年度末に比べ440,975千円減少いたしました。これは主に未払法人税等の支払や本社移転に伴う固定資産の取得等により現金及び預金が減少した一方で、仕掛品や未収消費税等が増加したことによるものであります。固定資産は414,475千円となり、前事業年度末に比べ249,194千円増加いたしました。これは主に本社移転に伴う建物附属設備や工具、器具及び備品等の有形固定資産の取得や、ソフトウエア仮勘定の計上によるものであります。
この結果、総資産は、1,532,151千円となり、前事業年度末に比べ191,781千円減少いたしました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は156,013千円となり、前事業年度末に比べ139,651千円減少いたしました。これは主に、未払法人税等や未払消費税等が減少したことによるものであります。固定負債は59,261千円となり、前事業年度末に比べ4,382千円増加いたしました。
この結果、負債合計は、215,275千円となり、前事業年度末に比べ135,268千円減少いたしました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は1,316,875千円となり、前事業年度末に比べ56,512千円減少いたしました。これは主に、配当金の支払や四半期純損失の計上により利益剰余金が減少したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は85.9%(前事業年度末は79.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ592,759千円減少し、726,517千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動に使用した資金は354,493千円(前年同四半期は450,793千円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純損失80,660千円の計上、たな卸資産の増加額92,896千円、法人税等の支払額118,656千円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は238,694千円(前年同四半期は99,872千円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出108,897千円、無形固定資産の取得による支出133,420千円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は427千円(前年同四半期は105,477千円の使用)となりました。これは主に、株式の発行による収入16,116千円があった一方で、配当金の支払額15,688千円があったことによるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期累計期間において、経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、新たに発生した経営成績に重要な影響を与えるリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期累計期間において、当社の資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。