文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。なお、当社は、前第1四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っていません。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間(自 平成30年1月1日 至 平成30年3月31日、以下「当第1四半期」)におけるわが国経済は、海外経済の着実な成長、国内経済における所得から支出への前向きな循環が働くもと、企業収益や景況感が改善基調を維持し、緩やかな景気の拡大が続きました。
不動産業界においては、用地取得・建築コスト上昇等を背景に、販売価格の上昇、投資利回りの低下、アパート分野における融資姿勢の引き締め等、注視すべき状況が見られますが、日銀によるマイナス金利政策が継続される良好な資金調達環境を背景に、不動産市場への資金流入が続いており、投資家層の多様化も進展しています。
このような環境の下、当社グループ(当社及び連結子会社をいう。以下同じ。)は、東京23区を中心とした資産価値の高いエリアにおいて、土地の仕入から投資用コンパクトマンションの企画・開発、販売、建物管理、サブリース、管理代行までをワンストップで提供する総合力で事業活動に取り組みました。
当第1四半期は、既存事業の拡大に向けた取り組みとして、IT活用戦略を推進しました。具体的には、マンション投資・経営ITプラットフォーム「Mansion Tech」をリリースした他、SEO(検索エンジン最適化)やリスティング広告等を用いたデジタルマーケティングにより、当社ウェブサイトにて提供するマンション投資情報の閲覧、当社が開催するセミナーへの参加を土地所有者、マンション投資家に促すことにより、土地仕入れ、マンション販売の効率性向上を実現しました。
当社グループの当第1四半期の売上高は、販売が好調に推移したことから、6,556百万円となりました。売上原価は、売上高の増加、BtoB(同業者含む法人向け販売)の増加等により、5,408百万円となり、売上総利益は1,148百万円、売上総利益率は17.5%となりました。販売費及び一般管理費は、人件費、販売促進費、採用教育費等の増加により、584百万円と増加しましたが、直接部門、間接部門双方の効率化により、販管費率は8.9%と低下しました。この結果、営業利益は563百万円、営業利益率は8.6%と改善し、経常利益は588百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益386百万円となりました。
<セグメント情報>
セグメントごとの業績(売上高は外部顧客への売上高)は次のとおりです。
(不動産ソリューション事業)
当セグメントは、東京23区を中心としたエリアにおいて、土地仕入・企画、投資用コンパクトマンションの企画・開発、販売、建物管理等を行う不動産ソリューションサービスを提供しています。資産運用を目的とした国内外の個人投資家を主要顧客とし、自社ブランドのコンパクトマンション「アルテシモ」シリーズを主力商品として販売しています。
当第1四半期は、販売戸数がBtoC(個人投資家向けの販売)で153戸(前年同四半期実績76戸)、BtoBで68戸(同20戸)となり、総販売戸数は221戸(同96戸)となりました。販売物件の内訳としては、「アルテシモ ピトレ(東京都品川区)」、「アルテシモ ルスト(東京都中野区)」等、当社自社開発ブランド「アルテシモ」シリーズの販売が寄与しました。また、BtoCにおいては、平成30年1月新設の海外事業部が、アジア富裕層投資家向けに販売した案件(1棟全体で約10億円)等が寄与しています。
この結果、売上高5,989百万円、営業利益525百万円となりました。
(プロパティマネジメント事業)
当セグメントは、不動産経営に関する様々な業務をオーナーに代わって管理するプロパティマネジメントサービスを提供しています。具体的には、自社ブランド「アルテシモ」シリーズに対するサブリース業務や管理代行業務を行っています。
当第1四半期は、「アルテシモ」シリーズの好調な販売に伴い、オーナーに対するサブリース契約が伸長しました。
この結果、売上高566百万円、営業利益37百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末において、流動資産8,688百万円(前連結会計年度末比13.5%増)、固定資産399百万円(同3.2%減)、流動負債4,947百万円(同10.1%増)、固定負債1,453百万円(同22.0%増)、純資産合計は2,687百万円(同12.7%増)となりました。
前連結会計年度末と比べ増減した主な内容は、次のとおりです。
竣工した物件の増加により販売用不動産が93百万円増加し3,714百万円、開発用の土地の仕入れにより仕掛販売用不動産が410百万円増加し2,019百万円となりました。短期借入金が300百万円減少し300百万円、1年内返済予定の長期借入金が294百万円増加し819百万円、未払金が388百万円増加し3,057百万円、長期借入金が258百万円増加し1,356百万円となりました。これら負債の増減は全体としておおむね前述の在庫の変動に伴うものです。
このほか、現金及び預金が464百万円増加し2,469百万円となりました。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。