第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、経済活動が抑制され、依然として厳しい状況にあります。各国における経済対策やワクチン接種率の増加により、経済は持ち直しつつありますが、変異株による感染再拡大や米中摩擦を含む国際情勢等、先行きは不透明な状況にあります。

 このような状況の下、弊社は2021年を、光学薄膜技術の顕著な高度化や半導体関連の新たな成膜技術の実用化開発の年と位置付け、成膜3D技術のスマートフォン・車載/Lidar・AR/MRへの応用、5G対応の光通信分野での開発強化、ヘルスケア分野でのバイオセンサー開発等、多岐にわたる研究開発活動を加速しております。これらは将来の成長基盤作りであり、2022年以降の事業進展に貢献するものと見込んでおります。

 当第2四半期連結累計期間では顧客の近くに開発・生産・販売拠点を持つ強みを生かし、積極的に営業展開し、装置の早期検収に努めました。また、原価削減努力の継続により原価率の改善を実現しました。

 分野別売上では、スマートフォン分野であるスマートフォンカメラモジュール、筐体への加飾膜や3Dカメラへの成膜、IoTでは生体認証や光通信機器向けの成膜等、幅広い成膜ニーズに対応し、実績を挙げました。

 受注においては、世界的な半導体不足による設備投資抑制の影響を受けましたが、スマートフォン関連メーカーからの受注は堅調、自動車、生体認証やAR/VR等のIoT分野向け成膜装置、LED向け成膜装置の受注も好調に推移いたしました。

 その結果、売上高は14,946百万円(前年同期比9.9%減)、営業利益は3,431百万円(前年同期比6.1%減)、経常利益は3,915百万円(前年同期比0.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,737百万円(前年同期比5.1%減)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、49,242百万円と前連結会計年度末に比べ4,670百万円の増加となりました。増加した要因は現金及び預金が増加したことなどによるものです。

 固定資産は、10,578百万円と前連結会計年度末に比べ823百万円の増加となりました。増加した要因は出資金が増加したことなどによるものです。

(負債)

 流動負債は、16,838百万円と前連結会計年度末に比べ3,183百万円の増加となりました。増加した要因は前受金や支払手形及び買掛金が増加したことなどによるものです。

 固定負債は、1,209百万円と前連結会計年度末に比べ52百万円の増加となりました。増加した要因は繰延税金負債が増加したことなどによるものです。

(純資産)

 純資産は、41,773百万円と前連結会計年度末に比べ2,257百万円の増加となりました。増加した要因は為替換算調整勘定が増加したことなどによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、31,528百万円となり、前連結会計年度末と比べ8,805百万円の増加となりました。

 当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益3,872百万円、売上債権の減少5,761百万円や前受金の増加1,419百万円などにより、10,744百万円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出414百万円などにより、440百万円の支出となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額2,143百万円などにより2,150百万円の支出となりました。

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分

析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要

な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,773百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)生産、受注及び販売の実績

 ①生産実績

セグメントの名称

生産高(千円)

成膜装置事業

10,253,337

 (注)1.金額は製造原価によっております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 ②受注実績

セグメントの名称

受注高(千円)

受注残高(千円)

成膜装置事業

16,528,141

25,164,244

 (注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 ③販売実績

セグメントの名称

売上高(千円)

成膜装置事業

14,946,955

 (注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。