第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間(2022年1月1日~2022年6月30日)における世界経済は、新型コロナウイルス対策進展により社会経済活動の制限緩和が進展した一方で、ウクライナ情勢や中国でのゼロコロナ政策の徹底による都市封鎖の影響がありました。その結果、世界的なサプライチェーン混乱や資源価格高騰、インフレ加速等を生じており、世界経済の様々な不安定要因が顕在化しております。

 光学薄膜装置分野においては、スマートフォンの機能高度化、IoT(車載、AR/VR、医療、光通信)における応用範囲拡大、さらにはセンシング技術を中心に半導体光学融合の動きが進み、事業機会は拡大を続けております。

 このような状況の下、受注高はスマートフォンカメラモジュール向け、自動車・AR/VR・医療用機器向けが好調に推移し、前年同期比で大幅に増加いたしました。

 分野別売上高では、スマートフォンカメラモジュール、自動車、医療用機器、光通信機器やAR/VR、LED向けの成膜等、幅広い分野の売上高を計上し、他方で中国での都市封鎖の影響や半導体不足等による装置販売台数への影響を最小限にする企業努力を行いましたが、前年同期比で減収となりました。なお、上海市の都市封鎖解除後、光馳科技(上海)有限公司の生産活動は正常化しております。

 利益面では、新型装置販売が着実に成果を挙げ始め、調達コスト削減や作業効率改善等の原価改善活動も相俟って、営業利益は前年同期比で減益ではありますが、営業利益率は改善いたしました。

 また、円安による為替差益計上が貢献し、光馳科技(上海)有限公司の新型コロナ関連操業休止期間の人件費等の特別損失計上は一部ありましたが、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で増益となりました。

 その結果、受注高は27,041百万円(前年同期比63.6%増)、売上高は13,508百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益は3,292百万円(前年同期比4.0%減)、経常利益は4,468百万円(前年同期比14.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,919百万円(前年同期比6.7%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末の流動資産は、60,911百万円と前連結会計年度末に比べ7,766百万円の増加となりました。増加した要因は仕掛品や原材料及び貯蔵品が増加したことなどによるものです。

 固定資産は、13,561百万円と前連結会計年度末に比べ2,031百万円の増加となりました。増加した要因は為替が変動したことにより出資金が増加したことなどによるものです。

(負債)

 流動負債は、22,039百万円と前連結会計年度末に比べ4,983百万円の増加となりました。増加した要因は契約負債や支払手形及び買掛金が増加したことなどによるものです。

 固定負債は、2,096百万円と前連結会計年度末に比べ562百万円の増加となりました。増加した要因は繰延税金負債が増加したことなどによるものです。

(純資産)

 純資産は、50,336百万円と前連結会計年度末に比べ4,252百万円の増加となりました。増加した要因は為替換算調整勘定が増加したことなどによるものです。

 

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、35,319百万円となり、前連結会計年度末と比べ3,045百万円の増加となりました。

 当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益4,423百万円、売上債権の減少1,304百万円や契約負債の増加3,249百万円などにより、3,895百万円の収入となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出549百万円などにより、567百万円の支出となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額2,161百万円などにより2,175百万円の支出となりました。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分

析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要

な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,347百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)生産、受注及び販売の実績

 ①生産実績

セグメントの名称

生産高(千円)

成膜装置事業

7,800,633

 (注)金額は製造原価によっております。

 

 ②受注実績

セグメントの名称

受注高(千円)

受注残高(千円)

成膜装置事業

27,041,814

41,659,808

 

 ③販売実績

セグメントの名称

売上高(千円)

成膜装置事業

13,508,497

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。