文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間における経営環境は、わが国の雇用・所得環境の改善が続くなか、国際情勢等における地政学的リスク、米国政権の政策動向や金融市場における株価や為替相場の不規則な動き等、先行きは未だ不透明な状況であります。
このような環境の中、当社グループでは、ライフスタイルの変化・多様化によるお客様のニーズに合わせた旅行商品の開発に取り組むとともに、当事業年度においては、拡大する業容に対応すべく内部体制の強化に努めてまいります。
また、平成30年1月31日に、ホテル等宿泊施設の予約販売システム「Japan Tomaru」、チケット等の販売チャネル拡充のためのシステム「Japan Topken」をリリースし、他のオンラインプラットフォームの開発やグループ内のITインフラの整備等も順調に進んでおります。
さらに、平成30年3月5日より、連結子会社の株式会社友愛観光バスにおいて、個人旅行者、小グループ向けのサービスとして「都市型ハイヤー事業」を開始しております。
これらの活動の結果、売上高2,242,254千円、営業利益451,860千円、経常利益374,901千円、親会社株主に帰属する四半期純利益262,130千円となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。各セグメントの金額は、セグメント間取引を相殺消去する前の金額であります。
①旅行事業
当第1四半期連結累計期間のインバウンド旅行市場においては、外国人旅行客が前年比16.5%増の761万人(出典:日本政府観光局(JNTO))を超え好調に推移いたしました。当社が主力とする韓国からの訪日客は、平昌オリンピックの影響で一時伸び悩んだものの、前年比24.4%増の213万人(出典:日本政府観光局(JNTO))増となりました。訪日旅行客を取り込むため、引き続き各地の観光局・自治体との連携を強化し、アジア諸国からの訪日客の増加に対し、継続して新規エリアの開発に取り組み、「Japan Topken」による各種チケットの販売チャネルの拡充をはじめ、個人旅行者向け商品の開発拡大などの施策を実施してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の旅行事業の売上高は886,644千円、セグメント利益は371,829千円となりました。
②バス事業
九州、大阪、北海道の周遊観光バス「くるくるバス」の運行は九州、大阪を中心に好調に推移いたしました。貸切観光バスについても、大阪、沖縄を中心に順調に推移し、新規参入事業者の増加により競争激化している環境の中、訪日団体客を中心に需要の取り込みを図りつつ、バス稼働率が好調な営業所ではバス車両を新規に6台購入いたしました。一方で、他社との競争が最も激しい九州においては、事業効率向上のため、営業所組織の見直しを実施し、その一環として人員の一部入替えを行いました。この見直しの効果は第2四半期連結会計期間以降の利益率向上を目指すものであります。
この結果、当第1四半期連結累計期間のバス事業の売上高は620,843千円、セグメント利益は42,588千円となりました。
③免税販売店事業
主力の福岡店と共に大阪店、前年にオープンした札幌店が順調に推移いたしました。継続して原価率低減のためPB商品の強化を図り、店舗内でのサービス向上に努めてまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の免税販売店事業の売上高は958,510千円、セグメント利益は143,027千円となりました。
④ホテル等施設運営事業
Tmark City ホテル札幌においては、引き続きお客様満足や収益性向上に努め、オンライントラベルエージェントからの予約が好調に推移し、客室稼働率、平均客室単価ともに高水準を維持しております。
また、平成30年7月に開業予定の東京大田区のホテルの開業準備費用が12,224千円発生しており、その建設は計画どおりに進捗しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間のホテル等施設運営事業の売上高は169,769千円、セグメント利益は8,498千円となりました。
⑤その他
当第1四半期連結累計期間のレンタカー事業は概ね堅調に推移し、車両増台の為、平成30年4月に従前と同じ那覇市内の新規事業所に移転しております。当第1四半期連結累計期間においてはこの移転に向け44台増車しており、また、新規事業である都市型ハイヤー事業において、車両を10台購入しております。
システム開発事業のHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDのセグメント間内部売上が伸びましたが、平成30年3月に営業開始した都市型ハイヤー事業の開業準備費用等の発生により、当第1四半期連結累計期間の売上高は24,056千円、セグメント損失19,940千円となりました。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末における総資産は11,112,497千円となり、前連結会計年度末に比べ490,114千円増加いたしました。これは主に、親会社であるHANATOURSERVICE INC.に対する当第1四半期連結会計期間末の売掛金の決済日が一部翌月になった影響から、売掛金が422,597千円増加したこと、チケット類の発注増加に伴い前渡金が239,054千円増加したこと、バス事業においてバスを6台購入、都市型ハイヤー事業にてハイヤー車両を10台購入したことにより機械装置及び運搬具が98,059千円増加したこと、現金及び預金が266,693千円減少したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債は5,397,171千円となり、前連結会計年度末に比べ447,565千円増加いたしました。これは主に、短期借入金が791,999千円、固定負債のリース債務が44,985千円それぞれ増加したこと、未払法人税等が338,014千円、長期借入金が41,710千円それぞれ減少したこと等によるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は5,715,326千円となり、前連結会計年度末に比べ42,548千円増加いたしました。これは、配当金220,000千円の支払、親会社株主に帰属する四半期純利益が262,130千円となったことによるものであります。
なお、旅行事業に係る売上高は、取扱高と仕入高を相殺した純額で表記しており、その結果売掛金残高が売上高に対して高い水準となっております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。