第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、有価証券届出書(2017年11月22日提出)に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

なお、当社は、前第3四半期連結累計期間については四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期連結累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、北朝鮮や中東地域における地政学リスクの高まりなどの懸念は残るものの、貿易、生産が世界的に拡大し内需も底堅く、先進国、新興国・途上国ともに同時進行で景気が緩やかに成長しております。経済規模が世界最大のアメリカ経済は、底堅い個人消費と企業の設備投資がけん引し、堅調な成長が持続しております。中国経済は、不動産投資の急減速及び不良債権増加に伴う金融不安が懸念されるものの、債務依存の引き下げ、国有企業改革などの構造改革の動きもあり、底堅い個人消費や輸出の持ち直しにより安定的な成長基調で推移しており、経済依存度の高いニュージーランド、新興国及び資源国の経済にも好影響を与えております。

さらに、ニュージーランド経済は、新政権に対する政策不透明感の再燃に伴う景況感の悪化懸念は残るものの、政策金利は1.75%と最低水準にあり、継続的な移民の流入などが内需を下支えし、底堅く推移しております。

そのような状況のもと、当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用関連会社)における中核事業子会社である㈱日貿において、低価格帯の商品取扱比率が低下及びEV(電気自動車)などの高単価商品の販売強化により、1台当たりの販売単価は上昇いたしました。しかしながら、低価格帯の商品の販売台数が減少したことに伴い当第3四半期連結累計期間の中古自動車販売台数は28,055台と前年同期比8.9%減少いたしました。その影響により、物流セグメントの中核事業子会社Dolphin Shipping Australia Pty Ltdの輸送台数が、ニュージーランド向け輸送台数が減少したことを主因として、26,891台となり、前年同期比4.0%減少しております。

当第3四半期連結累計期間においては、期中平均為替相場が円安(ニュージーランドドル高)に変動しました。また、国内の子会社が保有する外貨建資産から為替差益が発生したこと等により為替差益1億15百万円を計上いたしました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高197億27百万円、営業利益11億92百万円、経常利益13億16百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益8億44百万円となりました。

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

①貿易

前述のとおり、中古自動車の1台当たりの販売単価は上昇したものの販売台数は減少いたしました。また、仕入れ単価も上昇いたしました。

この結果、売上高は107億25百万円、セグメント利益は76百万円となりました。

②物流

販売台数の減少により、売上高の大部分を占めるニュージーランド向けの輸送台数が減少し、売上高が減少いたしました。その一方、船腹の仕入先との交渉及び新規仕入先の開拓により、輸送原価の削減を行っております。

この結果、売上高は29億48百万円、セグメント利益は5億53百万円となりました。

③サービス

ニュージーランドにおける旺盛な中古自動車への需要を背景に、「SmartBuy」(注)の販売が好調でありました。また、投資段階であった新規事業のレンタカー事業が本格化しております。

この結果、売上高は35億3百万円、セグメント利益は87百万円となりました。

④検査

ニュージーランドにおける中古自動車販売市場の好調を背景に同国向けバイオ検査(検疫)件数は82,702件と前年同期比3.8%増加しました。また、㈱日本輸出自動車検査センターにおける検査台数も堅調に推移し、売上高が増加しました。

この結果、売上高は25億49百万円、セグメント利益は5億34百万円となりました。

 

(注)「SmartBuy」:現地法人が㈱日貿から中古自動車を仕入れ、船舶輸送、輸入手続、コンプライアンスセンター(認証検査事業者)への配送、ニュージーランドにおける輸入車検等を組み合わせてパッケージとして販売する形態

 

(2)財政状態に関する説明

①資産

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ0.4%増加し、153億55百万円となりました。これは主に、自動車ローン事業における販売金融債権が6億3百万円増加したこと及びたな卸資産が3億21百万円減少したことによるものであります。

当第3四半期連結会計期間末における固定資産は、前連結会計年度末に比べ21.9%増加し、43億83百万円となりました。これは主にレンタカー事業において車両を取得したこと等により有形固定資産が7億65百万円増加したことによるものであります。

この結果、当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ4.5%増加し、197億39百万円となりました。

②負債

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ2.0%減少し、80億72百万円となりました。これは主に未払法人税等が1億54百万円減少したことによります。

当第3四半期連結会計期間末における固定負債は、前連結会計年度末に比べ17.6%減少し、19億84百万円となりました。これは主に長期借入金が4億5百万円減少したことによるものであります。

この結果、当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ5.5%減少し、100億56百万円となりました。

③純資産

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ17.4%増加し、96億83百万円となりました。これは主に新規株式上場にあたり実施した公募増資により資本金及び資本剰余金がそれぞれ2億25百万円増加したこと及び親会社株主に帰属する四半期純利益を8億44百万円計上したことによるものであります。