第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

1)経営成績の状況

 当第2四半期累計期間におきましては、政府等による新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という)の拡大防止を目的とした休業要請や外出自粛要請等により、国民生活の様式が変化し消費活動が低迷するなど、わが国経済のみならずグローバルな実体経済に負の影響をもたらしました。8月以降経済政策等により景気回復の兆しは見られるものの、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 こうした経済環境のもとで、当社は、感染症拡大防止対策として、チェックイン時のソーシャルディスタンスの確保、客室に消毒液の設置、スタッフのマスク着用、手洗いの励行、定期的な館内の消毒、フロントでの飛沫感染予防のアクリルパーテーションの設置、朝食会場での使い捨てゴム手袋の着用などお客様に安心・安全にご利用頂けるホテル運営を行いました。またインターネット等を利用した広告宣伝の強化、テレワーク等でのご利用を見込んでのデイユースの販売、政府が実施しているGo To トラベル事業にも参加し宿泊稼働率の維持及び向上、利益面を鑑み経費削減に努めましたが、感染症による影響を受け、前々期までに開業した既存23店舗の第2四半期累計期間平均宿泊稼働率は67.2%(前年同期比18.8ポイント減)となりました。

 当第2四半期累計期間におきましては、感染症拡大の前から予定しておりました「ABホテル堺東」を2020年8月に出店し、営業店舗数は28店舗となりました。

 この結果、当第2四半期累計期間における売上高は2,060百万円(前年同四半期比36.8%減)、営業損失144百万円(前年同期は営業利益813百万円)、経常損失147百万円(前年同期は経常利益783百万円)、四半期純損失101百万円(前年同期は四半期純利益486百万円)となりました。

 なお、当社はホテル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

①資産・負債及び純資産の状況

(資産)

 当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ566百万円増加の19,672百万円となりました。主な要因といたしましては、建設中である「ABホテル」の中間支払い等により現金及び預金が512百万円減少した一方、売掛金が43百万円、「ABホテル」の新規出店により有形固定資産が950百万円、繰延税金資産が39百万円それぞれ増加したことによるものであります。

 

(負債)

 負債総額は、前事業年度末に比べ752百万円増加の13,796百万円となりました。主な要因といたしましては、長期借入金が1,488百万円、リース債務が72百万円、新規開業に伴う資産除去債務が43百万円それぞれ増加した一方、ABホテルの建設による設備投資資金として短期借入金が250百万円、法人税等の納税により未払法人税等が315百万円、未払金が82百万円それぞれ減少したことによるものであります。

 

(純資産)

 純資産は、前事業年度末に比べ186百万円減少し5,875百万円となりました。主な要因といたしましては、利益剰余金が減少したことによるものであります。

 この結果、自己資本比率は29.9%(前事業年度末は31.7%)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間におけるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動による資金減少が512百万円、財務活動による収入が1,037百万円あった一方、ビジネスホテル建設等の投資活動による支出が1,037百万円あった結果、現金及び現金同等物は3,390百万円となり前事業年度末と比べ512百万円の減少となりました。

 当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果減少した資金は512百万円(前年同四半期は900百万円の収入)となりました。これは主に減価償却費が317百万円あった一方、税引前四半期純損失が130百万円、利息の支払額が36百万円、法人税等の支払額が312百万円あったこと等を反映したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は1,037百万円(前年同四半期は1,319百万円の支出)であります。これは主にビジネスホテル1店舗の建設等に伴う有形固定資産の取得による支出が1,055百万円あったこと等を反映したものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は1,037百万円(前年同四半期は226百万円の収入)であります。これはビジネスホテルの建設等に伴う長期借入れによる収入が2,200百万円あった一方、短期借入金の返済による支出が250百万円、長期借入金の返済による支出が711百万円、リース債務の返済による支出が115百万円、配当金の支払額が85百万円あったこと等を反映したものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性の分析

 当社の資金需要のうち主なものは、設備投資資金のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであり、営業費用の主なものは、人件費及び販売手数料であります。

 今後も「ABホテル」の開発により、設備投資資金の需要は大きくなるものと予想されますが、リースバック方式の導入等資金需要の伴わない開発等を検討し、投資による資金需要を最小限に抑える創意工夫を行ってまいります。

 

(7)経営者の問題認識と今後の方針について

 感染症の影響は、引き続き当社の事業に影響を及ぼすものと推測しております。安心・安全にご利用頂けるホテルを目指すためにも感染拡大防止策に努め、まずもって既存店の収益力回復に注力してまいります。新たな販売プランのご提供など、市場のニーズを適切に捉えた商品をご提供し稼働率の維持及び向上を図るとともに、経費削減を継続的に取り組んでまいります。また、成長戦略として新規出店を行う方針に変わりはないものの、感染症の影響により不動産市況においても相当程度の影響が発生するものと推測しておりますので、市場環境等を見極めたうえで、年間3店舗以上を目標に新規開発を行ってまいります。

 また、新規開発に伴う設備投資額については、建設プランの見直し等により開発コストの低減に努めるとともに、投資コストに見合う収益構造の構築に取組んでまいります。

 今後の成長戦略においては、新規開発物件の徹底した市場調査、資金調達の多様化を図り、継続した成長戦略を推進できる体制を構築するとともに、新商品の開発に取組んでまいります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。