第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、第1四半期会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。

 そのため、当四半期累計期間における経営成績に関する説明は、売上高については前第2四半期累計期間と比較しての増減額及び前年同期比(%)を記載せずに説明しております。

詳細は、「第4経理の状況1四半期財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期累計期間におきましては、政府等による新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という。)の拡大防止を目的とした休業要請等により、一部の業種においては厳しい環境が続いている状況であります。高齢者を中心にワクチン接種が行われ、若年層へのワクチン接種も推進されていることから、第3四半期会計期間に入り感染症の新規感染者数は収束しつつあり、徐々に回復の兆しは見えているものの、依然として感染症の影響は予断を許さない状況が続いております。

 国土交通省が発表する宿泊旅行統計調査(令和3年7月・第2次速報、令和3年8月・第1次速報)にて、宿泊

事業全体の延べ宿泊数は7月2,991万人泊(前年同月比27.9%増、2019年同月比42.2%減)、8月3,047万人泊(同

6.5%増、同51.8%減)と前年と比較すると回復傾向にはあるものの、引き続き厳しい状況が続いております。ま

た当社の属するビジネスホテルの稼働率に関しては、7月48.3%(前年同月比10.5%増、2019年同月比27.8%

減)、8月43.5%(同7.0%増、同36.1%減)と、2019年と同等な稼働状況に回復するのには、まだ時間が掛かる

状況であります。

 こうした経済環境のもとで当社は、感染症拡大防止対策としてフロントに飛散防止パーテーションの設置、チェックイン時に検温の実施及び手指消毒、マスク着用のお願いやソーシャルディスタンスの確保、スタッフのマスク着用、手洗いの励行、定期的な館内の消毒や客室清掃時に消毒液の使用、朝食会場での使い捨てゴム手袋の着用など、お客様に安心安全にご利用頂けるホテル運営を行いました。またインターネット等を利用した広告宣伝の強化、長期宿泊者用プランの販売やテレワーク等でのご利用を見込んでのデイユースの販売に取り組み、宿泊稼働率の維持及び向上、また利益面を鑑み経費削減に努めました。依然として感染症による影響があるものの、宿泊ニーズの高い立地での運営に加え客室単価の調整を細やかに行い、前々期までに開業した既存27店舗の第2四半期累計期間平均宿泊稼働率は86.9%(前年同期比21.4ポイント増)となりました。

 当第2四半期累計期間におきましては、2021年4月に千葉県初出店となる「ABホテル木更津」を出店し、新規

開業店舗を含め運営店舗は32店舗となり、客室数は4,229室となりました。

 この結果、当第2四半期累計期間における売上高は2,901百万円、営業利益200百万円(前年同期は営業損失144百

万円)、経常利益175百万円(前年同期は経常損失147百万円)、四半期純利益88百万円(前年同期は四半期純損失101

百万円)となりました。

 なお、当社はホテル事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

①資産・負債及び純資産の状況

(資産)

 当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末に比べ549百万円減少の19,890百万円となりました。

主な要因といたしましては、有形固定資産が減価償却によって379百万円減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

 負債総額は前事業年度末に比べ624百万円減少の13,828百万円となりました主な要因といたしましてはホテル運営のための短期借入金が100百万円増加した一方、ホテルの建設等による設備投資資金の長期借入金が731百万円、未払金が155百万円、それぞれ減少したこと等によるものであります

 

(純資産)

 純資産は、前事業年度末に比べ74百万円増加し6,062百万円となりました。主な要因といたしましては、利益剰

余金が増加したことによるものであります。

 この結果、自己資本比率は30.5%(前事業年度末は29.3%)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期累計期間におけるキャッシュ・フローにつきましては、営業活動による資金増加が788百万円あった一方、ビジネスホテル建設等の投資活動による支出が35百万円、財務活動による支出が777百万円あった結果、現金及び現金同等物は2,957百万円となり前事業年度末と比べ24百万円の減少となりました。

 当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は788百万円(前年同四半期は512百万円の支出)となりました。これは主に税引前四半期純利益が160百万円、減価償却費が380百万円あった一方、利息の支払額が39百万円あったこと等を反映したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は35百万円(前年同四半期は1,037百万円の支出)であります。これは主にビジネスホテル1店舗の建設等に伴う中間支払による支出が27百万円あったこと等を反映したものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は777百万円(前年同四半期は1,037百万円の収入)であります。これはビジネスホテルの建設等に伴う長期借入れ返済による支出が731百万円、リース債務の返済による支出が131百万円あった一方、短期借入金の借入による収入が100百万円あったこと等を反映したものであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)資本の財源及び資金の流動性の分析

 当社の資金需要のうち主なものは、設備投資資金のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであり、営業費用の主なものは、人件費及び販売手数料であります。

 今後も「ABホテル」の開発により、設備投資資金の需要は大きくなるものと予想されますが、リースバック方式の導入等資金需要の伴わない開発等を検討し、投資による資金需要を最小限に抑える創意工夫を行ってまいります。

 

(7)経営者の問題認識と今後の方針について

 感染症の影響は、引き続き当社の事業に影響を及ぼすものと推測しております。安心、安全にご利用頂けるホテルを目指すためにも感染拡大防止策に努め、まずもって既存店の収益力回復に注力してまいります。新たな販売プランのご提供など、市場のニーズを適切に捉えた商品をご提供し稼働率の維持及び向上を図るとともに、経費削減を継続的に取り組んでまいります。また、成長戦略として新規出店を行う方針に変わりはないものの、感染症の影響により不動産市況においても相当程度の影響が発生するものと推測しておりますので、市場環境等を見極めたうえで、年間3店舗以上を目標に新規開発を行ってまいります。

 また、新規開発に伴う設備投資額については、建設プランの見直し等により開発コストの低減に努めるとともに、投資コストに見合う収益構造の構築に取組んでまいります。

 今後の成長戦略においては、新規開発物件の徹底した市場調査、資金調達の多様化を図り、継続した成長戦略を推進できる体制づくりや新商品の開発に取組んでまいります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。