第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第1四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、前第1四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。

 

(1) 経営成績の状況

 

 当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、度重なる緊急事態宣言の期間延長、まん延防止等重点措置が適用されるなかで、東京オリンピックが開催されたものの新型コロナウイルス感染者が急拡大し、依然として経済活動を抑制される厳しい状況が続きました。

一方、当社を取り巻くEC市場環境につきましては、外出行動制限を強いられたコロナ禍で自宅にいながら買い物を楽しむ「巣ごもり消費」という新たな消費行動が増加したことから、日本国内における消費者向け電子商取引(BtoC-EC)の市場は今後も堅調に推移していくと予想されます。2021年7月30日付経済産業省「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によれば、物販系分野において2019年のEC化率が6.7%であったのに対し、2020年のEC化率は8.1%に上昇しております。しかし国際的な点から見れば、米国のEC化率は約14%、中国のEC化率は30%を超えているという実態と比較すれば、我が国のBtoC-EC市場は今後も十分に伸びる可能性があると考えられます。

このような背景のもと、『2020年度 健康食品市場の市場実態と展望~市場分析編』(株式会社矢野経済研究所)によれば、健康食品市場の市場規模は、2019年で8,675億円、2020年で8,810億円(前年対比1.6%増)、うち通販チャネルによる販売の構成割合は、2019年で48.6%、2020年で49.0%と市場の拡大とともに通販チャネル自体も堅調に増加しております。また、『2021年版 一般医薬品データブックNo.2』(株式会社富士経済)によれば、一般用医薬品における通販市場の市場規模は2020年で417億円、2021年で456億円(前年対比9.4%増)と推計されており、こちらも増加傾向にあります。

しかしながら、初めて無観客で開催された東京オリンピック期間においては、自宅にいながらテレビやスマートフォン等を通じて競技観戦することが余儀なくされ、一般消費者がテレビ広告やウェブ広告に触れる機会が大幅に増加したことから、大手広告主による地上波チャネルを含むテレビ広告枠やウェブ広告枠の獲得競争が過熱しました。特に、オフライン広告における広告枠の価格は大幅に上昇するに至りましたが、当社は新規顧客獲得コストに関する経営指標を重視し、政策的に価格高騰した広告枠の獲得は控える等の対応を行いました。

以上のように厳しい広告市況・経営環境ではありましたが、自社ブランドの「酵水素328選もぎたて生スムージーグリーン」及び「CaFelice(カフェリーチェ)」の販売を新たに開始するなど、今後の安定的な収益基盤構築と売上拡大に向けた取り組みを行っております。

また当社は、医療業界の課題をITで解決し、誰もが自分自身にあった適切な医療サービスをタイムリーに受けられる社会の実現を目指し、オンライン診療・オンライン服薬指導・処方箋医薬品の宅配までをワンストップで提供可能な医療プラットフォームサービス「SOKUYAKU」を2021年2月に開始しました。新型コロナウイルス感染者の急激な増加に伴い多くの人々に認知していただき、会員登録者数は堅調に増加しております。今後も「SOKUYAKU」の認知拡大に向け積極的な広告投資を継続的に推進してまいります。

 

以上の結果、当第1四半期累計期間の売上高は1,886,163千円、営業利益は129,365千円、経常利益は103,347千円、四半期純利益は66,293千円となりました。

 

(ヘルスケアセールス事業)

ヘルスケアセールス事業におきましては、新商品「酵水素328選もぎたて生スムージーグリーン」及び「CaFelice(カフェリーチェ)」の販売を開始しました。従来通り幅広い年齢層に向けたダイエット支援商品のラインアップ充実化を図り、安定的な収益基盤の構築と、継続的な売上拡大に向け新たなスタートとなりました。一方で、オリンピックの影響によるオフライン広告市況の高騰や出稿枠の減少、一部のウェブ広告において一般消費者のレスポンスが振るわなかったことなどから、新規顧客獲得数は緩やかに推移しました。

その結果、セグメント売上高は1,037,990千円、セグメント利益は163,157千円となりました。

 

(メディカルケアセールス事業)

メディカルケアセールス事業におきましては、前期から引き続き漢方オンラインショップ事業(JFD)の取扱商品「生漢煎®防風通聖散」の売上が好調に推移し、当該事業部内売上高の84.0%を占めるまでに成長しました。一方、医療プラットフォームサービス「SOKUYAKU」については、コロナ禍での感染者数増加に伴い会員登録者数も増加し、今後の収益獲得に繋がる顧客基盤の構築は堅調に推移しております。

その結果、セグメント売上高は660,383千円、セグメント利益は45,235千円となりました。

 

(ヘルスケアマーケティング事業)

ヘルスケアマーケティング事業におきましては、前期から引き続きヘルスケアメーカーのEC化ニーズの高まりを背景に、著名人のキャスティング事業やSNS等を活用した広告施策支援が好調であったことや、テレビ通販販売チャネルにおける取り扱い商品の増加により売上高は順調に推移しました。

その結果、セグメント売上高は187,789千円、セグメント利益は5,989千円となりました。

 

 

 

(2) 財政状態の状況

(資産の部)

当第1四半期会計期間末における流動資産は4,866,613千円となり、前事業年度末に比べ2,458,849千円増加となりました。これは主に、東京証券取引所マザーズへの上場に伴う公募増資の実施等により現金及び預金が前事業年度末に比べ2,371,442千円増加したものによるものであります。

当第1四半期会計期間末における固定資産は156,922千円となり、前事業年度末に比べ29,818千円減少しました。これは主に、減価償却費及びのれん償却の計上による有形固定資産及び無形固定資産の減少1,946千円、繰延税金資産の減少による投資その他の資産の減少27,871千円によるものであります。

 

(負債の部)

 当第1四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末に比べ528,363千円減少し、798,447千円となりました。これは主に、前受金が94,119千円増加した一方、未払金が324,103千円、未払法人税等が229,240千円減少したことによるものであります。

 

(純資産の部)

 当第1四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ2,957,393千円増加し、4,225,089千円となりました。これは主に、東京証券取引所マザーズへの上場に伴う公募増資の実施により資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,445,550千円増加したことによるものであります。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。