第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間及び本四半期報告書提出日(2020年4月14日)現在において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について、以下の追加すべき事項が生じております。

なお、文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

2019年12月に中国湖北省武漢市において発生した新型コロナウィルスの世界的な感染拡大により、当社グループにおいては香港オークションの開催延期や、「THE EIGHT AUCTION(エイトオークション)」の3月・4月開催中止、外出自粛に伴う国内買取仕入れの減少等の影響が出ており、今後の経過によっては、当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くものの、消費税率の引き上げに伴う消費者マインドの低下や相次ぐ自然災害等による影響を受けました。通商問題をめぐる動向や中国経済の減速リスク、金融資本市場の変動の影響など懸念材料が多いなか、さらに、直近では新型コロナウィルスの感染拡大による国内外経済に与える影響の長期化・深刻化への懸念が高まっており、先行きにはより一層の不透明感が広がっております。

このような環境の下、当社グループは、さらなる事業拡大に向け、国内において、百貨店や駅近の商業施設を中心に商品を買い入れる店舗(以下「買取店舗」という。)の出店を進めてまいりました。主にブランド品や貴金属等を買い入れる「なんぼや」は新規出店7店舗、移転1店舗、「BRAND CONCIER(ブランド コンシェル)」は新規出店1店舗を実施し、骨董品・美術品の買取店舗「古美術八光堂」は新規出店1店舗を実施いたしました。買取セクション全体の集客・運営効率化を図るため退店も実施し、当第2四半期連結会計期間末における買取店舗数はグループ全体で79店舗となりました。このように出店戦略を推し進めた一方で、消費税率の引き上げに伴う買替需要の低下や台風直撃、直近では新型コロナウィルスの感染拡大による外出自粛の影響があり、仕入れの伸び悩みがありました。

販売においては、業者向けオークション「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション、以下SBAという。)」の香港大会について、ダイヤモンドオークションとジュエリーオークションを各2回(いずれも2019年9月、11月)実施し、海外売上の拡大に努めました。一方、2020年2月に予定していた大会が香港デモの影響により3月に延期、新型コロナウィルスの影響で第3四半期以降に再延期と、現時点で前年同期と実施スケジュール(回数)に差が生じております。国内大会については、グローバルプラットフォーム化への新たなステップとして、11月から海外業者専用の入札サイトをオープンし、オンライン上で海外業者からの指値の受付を可能としました。今後更にオンライン化を進め規模を拡大するため、業者開拓にも注力しております。小売については、自社ECサイトの越境販売の開始や越境ECモールへの出店など、世界へ向けた販売強化を進めてまいりました。全体としては、金相場高騰に伴う金の買取・販売増加による業績寄与があった一方で、仕入れの伸び悩みや台風直撃に伴う参加業者減少による国内SBAの落札率低下が尾を引きました。第1四半期においては在庫の販売促進により直接卸販売を増やすことで補いましたが、第2四半期においては新型コロナウィルスの影響で相場が下落傾向だったこともあり同様の販売促進は行わず、最適な販路、最適なタイミングで販売することで将来享受すべき売上総利益率を確保することを優先しました。

また、所持品の実物資産としての管理・運用を提案する資産管理アプリ「Miney(マイニー)」については、顧客一人ひとりにおけるライフタイムバリュー向上の取組みの一環として、絵画、骨董・美術品、不動産のジャンル拡充を行い、時計、バッグ、ブランドジュエリー、アクセサリー・小物と共に資産としての管理を可能にしたほか、一部商材にAI自動査定を導入するなど利便性向上にも努めてまいりました。

費用面においては、新規出店による地代家賃の増加や、新規出店含めた事業拡大のための人件費の増加、集客増大を企図した広告費用の増加に加え、企業価値向上へのモチベーションアップのため2019年8月期に実施したグループ従業員への譲渡制限付株式報酬の割当に係る当第2四半期連結累計期間分の費用計上などがありました。また、2020年3月1日付での持株会社体制移行及び社名変更に向け、理念体系の再構築等ブランディングに力を入れるとともに、組織体制の整備やシステム強化にも注力してまいりました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

a.財政状態

(資産)

当第2四半期連結会計期間末における流動資産は、売掛金の減少57,142千円があった一方、店舗展開拡大に伴う仕入量増加に備えた現金及び預金の増加862,627千円や、香港オークションの開催が第3四半期以降にずれ込み在庫が積み上がったことなどによる商品の増加294,278千円があったこと等により、前連結会計年度末に比べて1,070,463千円増加し、10,944,718千円となりました。固定資産は、買取店舗の新規出店に伴う建物及び構築物(純額)の増加50,225千円があった一方、のれんの減少73,803千円や、差入保証金の減少12,295千円等により、前連結会計年度末に比べ120,769千円減少し、4,116,770千円となりました。これらの結果、総資産は前連結会計年度末に比べ949,693千円増加し、15,061,489千円となりました。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における流動負債は、1年内償還予定の社債の減少160,000千円や未払法人税等の減少272,958千円があった一方、仕入増加等の事業拡大のための短期借入金の増加1,441,368千円があったこと等により、前連結会計年度末に比べ965,963千円増加し、7,205,374千円となりました。固定負債は、長期借入金の減少119,544千円等により、前連結会計年度末に比べ96,693千円減少し、1,080,239千円となりました。これらの結果、負債額は、前連結会計年度末に比べ869,269千円増加し、8,285,613千円となりました。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産額は、新株予約権の行使により資本金及び資本剰余金がそれぞれ75,964千円増加した一方で、利益剰余金の減少78,950千円があったこと等により前連結会計年度末に比べて80,424千円増加し、6,775,875千円となりました。

 

b.経営成績

当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は20,308,740千円前年同期比7.1%増)、営業利益は685,059千円前年同期比40.5%減)、経常利益は638,760千円前年同期比44.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は366,468千円前年同期比52.4%減)となりました。

なお、当社グループは「ブランド品、骨董・美術品等リユース事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ844,614千円増加し、4,559,044千円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各区分ごとのキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、349,427千円の収入前年同期は994,063千円の収入)となりました。これは法人税等の支払額493,835千円等による資金の減少があった一方で、税金等調整前四半期純利益620,794千円や減価償却費170,530千円等による資金の増加があったためであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、283,634千円の支出前年同期は395,721千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出147,372千円や無形固定資産の取得による支出106,155千円等による資金の減少があったためであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、773,098千円の収入前年同期は1,429,414千円の収入)となりました。これは長期借入金の返済による支出134,544千円や社債の償還による支出160,000千円、配当金の支払額443,988千円等による資金の減少があった一方で、短期借入金の増加額1,441,368千円等による資金の増加があったためであります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当社グループは、国立大学法人 北海道大学 大学院情報科学研究科と、人工知能を活用した、外部環境等を反映したオークション価格の動的設定や買取査定価格の自動算出についての共同研究を行っており、当第2四半期連結累計期間における研究開発費の総額は5,000千円であります。

 

(6) 主要な設備

当第2四半期連結累計期間の主な設備投資については、商品仕入れを担う買取店舗「なんぼや」の新設7店舗、移転1店舗、「BRAND CONCIER」の新設1店舗、「古美術八光堂」の新設1店舗を実施いたしました。また、オークションのオンライン化に向けたシステム開発等も実施いたしました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間に実施した設備投資の総額は254,925千円となりました。

なお、当第2四半期連結累計期間における重要な設備の新設等は以下のとおりであり、重要な設備の除却はありません。

セグメントの名称

区分

店舗・設備の名称

開設日等

 

ブランド品、骨董・美術品等リユース事業

出店

なんぼや 東急プラザ蒲田店(東京都大田区)

2019年9月

なんぼや ミーツ国分寺店(東京都国分寺市)

2019年9月

なんぼや 近鉄百貨店草津店(滋賀県草津市)

2019年9月

BRAND CONCIER 松坂屋名古屋店(愛知県名古屋市中区)

2019年11月

なんぼや 名古屋エスカ店(愛知県名古屋市中区)

2019年11月

なんぼや 新宿アルタ店(東京都新宿区) (注)1

2019年11月

なんぼや+Miney 東急プラザ渋谷店(東京都渋谷区)

2019年12月

なんぼや 神田駅東口店(東京都千代田区)

2019年12月

古美術八光堂 仙台店(宮城県仙台市青葉区)

2020年2月

移転

なんぼや 町田東急ツインズ店(東京都町田市) (注)2

2019年9月

退店

なんぼや 町田店(東京都町田市) (注)2

2019年9月

なんぼや 銀座数寄屋橋店(東京都中央区) (注)3

2019年11月

BRAND CONCIER 新宿店(東京都新宿区) (注)1

2019年11月

なんぼや 三宮さんプラザ店(兵庫県神戸市中央区)

2019年12月

なんぼや 藤沢OPA店(神奈川県藤沢市) (注)4

2020年2月

 

 

(注) 1.なんぼや新宿アルタ店はBRAND CONCIER新宿店をブランド変更の上移転し、「なんぼや」として新規出店しております。

2.なんぼや町田店はなんぼや町田東急ツインズ店に移転いたしました。

3.小売店舗ALLU銀座店の入居ビルの4階に出店しておりましたが、退店後はALLU銀座店の販売フロアを増床し使用しております。

4.なんぼや藤沢ODAKYU湘南GATE店への移転完了により退店いたしました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。